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和書 507378 (220)



岩手県ポラン町字七つ森へ―宮沢賢治への旅
販売元: 偕成社

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ライン河物語―私のヨーロッパ案内 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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カラー版 インカを歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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インカ帝国は16世紀後半にスペイン人によって最後の皇帝トパク・アマルが処刑された時に歴史上からは消えたが、残された石造りの遺跡が20世紀になって次々と発見されてから現在まで保存の努力が積み重なれている。著者は30年に渡ってペルー、ボリビアを訪問し、数多くのインカの遺跡を写真に残しており、本書ではその豊富な経験と写真をベースとして纏められたインカ文明に関する優れた案内書となっている。特に鉄器や車両を持たなかったインカ人が、巨大な石を精巧に細工して、今日まで残る堅固な城や城砦を築き上げた文明の高さを、写真という情報の多いメディアを通じて読者に強く訴えることに成功している。3000メートルを越える高地にあるこれらの城砦が、聳える山脈に囲まれ霧のなかに浮かぶ映像は特に印象深い。インカの末裔と言われる現地人の現在の風習にも触れ、古いインカの信仰とキリスト教とが混ぜんとして残されている記述も興味深い。インカ古代文明に関心ある読者にはお薦めの優作である。




柳宗悦民芸紀行 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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柳宗悦著の子供向け日本民藝品紹介本に続き、大人向けのこの本も読んでみた。

柳宗悦の文章は、描写的でない。「形に力がある」「素材がほんものだ」「生きている」など "なんでも鑑定団" ばりの言葉が飛び交う。
本人が興奮して本気で言っているのはわかるが、文章からその形や様子を思い浮かべることができない。
この本は柳宗悦や彼の好む品について知識である方でないと楽しみづらい。

興味深かったのは、戦前の沖縄の古着市の話。
写真が一葉掲載されている。きちんとたたまれた古着の間に、売り子の女性が座っているが、皆髪をぴっちりなでつけた日本髪。着物の着方にも崩れがなく非常に清潔感がある。

柳宗悦はここで多数の織物を買い占め、後日「沖縄の上等の品を内地に持ち出した」と責めを受けたと書いている。
「内地」という言葉は独特で、沖縄・台湾・朝鮮に対して、本州・四国・九州を指しているようだ。著者は民芸品の職人を「文盲で学問もないし、美についても知らぬ人」という意味のことを特段の悪意もなく記しているが、同じ意識が沖縄・台湾・朝鮮に対して働いているように感じる。




西洋紀聞 (岩波文庫 黄 212-3)
販売元: 岩波書店

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 「国から国に対する使節だというのなら,なぜ君主の親書を持っていないのだ」。
 新井白石の理路整然としたツッコミに,シドッチはたじたじ。
 キリスト教の教義の胡散臭いところをたちどころに見ぬく白石の眼力も,カッコイイ。でも,イエズス会の神学だけでキリストの胸のうちを語るわけにはいかないと思うんだけどな。

 島原の乱から数十年を経て,「邪宗門」の影を意識しなくなっていた為政者達には,かなりショックな事件だったようです。江戸時代って,長いんですよね。

 白石の,「どうだ」といわんばかりの自負の強さは,却って人間くさくて好感。
 当時の情景が目に浮かぶような本です。短いし是非どうぞ。




五感で楽しむ東京散歩 (岩波アクティブ新書)
販売元: 岩波書店

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東京を紹介する本はたくさん出版されている。どの本を読んでも、著者の主張が伝わってくる場合もある。そして、実際にその場を訪問したり、散歩したい気分になる。

この本も東京を散歩するための本である。しかし、単なるハウツーものの本ではない。すなわち、五感を使って東京を散歩しようと試みるものである。触覚、聴覚、味覚、臭覚、視覚の人間が持つ感覚に訴えながら東京をとらえようとしているのである。「なるほど」、「なるほど」、この5つの感覚から東京をとらえれば、また東京は魅力的な町になるだろう。

そう言えば、5つの感覚を使って、自分が住んでいる町や地域をとらえれば、新しい発見があるかもしれない。そのような意味で、見方を示してくれたありがたい本である。
例えば、デパー!トに行ったら、大理石の中にアンモナイトを発見し、触ってみたくなるだろう。
取り上げた場所やお店などの写真も添付されている。そして、地図のイラストも大変見やすい。

手元に置いてもよい本でしょう。
きっと町を散歩する楽しみが増えることでしょう。




シルク・ロード紀行 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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日本列島を往く〈3〉海に生きるひとびと (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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ファインマンさん最後の冒険 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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ファインマンよりかは、著者であるレイトンのトゥーバ(Tuva)に対する情熱が凄かった。すさまじい粘りと執着心、好奇心に引っ張られて一気に読了。米国とソ連の冷戦時代、今はロシアの一部であるTuva共和国に興味を抱き、何としても中央アジアのそこに訪れたい一心でファインマンと様々な挑戦をする話。たったこれだけのことを300ページ以上の本に綴っている。当時の米ソ関係を軸とした世界情勢が背景に描かれていて懐かしくも興味深かった。文庫本なのに写真が掲載されていたのもイメージが湧いてよかった。読んでいる最中にTuvaの衛星写真をGoogle Earthで見たけど、その様子はエピローグで描かれていた印象と重なった。
著者とファインマンはかなり親しい友人で、ファインマンの普段の人となりがよく描かれている。一方で「ファインマンさん 最後の授業」でムロディナウが描いているキャルテクでの悩ましくて弱々しい大先輩の物理学者としてのファインマンと時期がほぼ同じであるのに、こうも違う印象を与えるのか、と意外にも思う。




ギリシア紀行―歴史・宗教・文学 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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