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和書 507378 (222)



ハワイ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 ハワイ(ハヴァイイ)を第二の故郷と考える1953年生まれの社会学博士(エスニシティ論)が1993年に刊行した本。日本人は一般にハワイについて、太平洋の楽園、最も身近な米国、擬似日本領という、主として観光によって歪められた、三つの固定観念を持っている。著者はこうした見方を是正すべく、本書ではカマアイナ(土地っ子)の視点・複眼的視点からのハワイ像を提示する。ポリネシア出身と考えられるハワイ先住民は、高度な農耕(タロイモ栽培等)・航海技術と三身分制社会(後にカメハメハ王朝へ)を持っていたが、18世紀のクック来航以来の伝染病の流行と、白人(宣教師→五大財閥等)がアジア系移民労働者を雇って経営した砂糖きびプランテーションの開発によって、ハワイは急激にどの民族集団も単独では過半数にならない複合文化社会(階層序列あり)となり、しかも白人主導のクーデタを経て、1898年米国に併合された。間もなく白人たちは、それまで養魚池・水田の地であったワイキキに海浜型リゾートを形成し、ハッパ・ハオレ音楽を売り込んで観光業を開発するが、真珠湾攻撃で始まったアジア・太平洋戦争を契機として、軍事依存体質をも帯びた。こうした観光開発は今日世界中で発生しているリゾート問題を先取りする諸問題をもひき起こした。戦後には日系人(二重の帰属意識あり)の地位が向上し、また1970年代には米国エスニシティ革命の影響を受けながら、ハワイアン・ルネッサンス(先住民意識の復興)と汎太平洋志向の動きも見られる。著者は日米の戦争と経済摩擦がハワイの諸民族を翻弄した歴史を見ながら、太平洋が日米だけのものではないことを改めて強調し、むしろハワイ史から我々が学ぶべきことを提言する。冒頭に地図が、巻末に対抗的情報の提供を意図した独自のハワイ・ガイドが付いている。民族、観光、ハワイ現地社会に関心のある人にはお薦め。




秘境・崑崙を行く―極限の植物を求めて (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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プラハを歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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この本を読んでプラハを歩くと、感動が違います。歴史を知りながらの旅は良いものですね。
チェコビールの肴に最高です。




メキシコの輝き―コヨアカンに暮らして (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ライン河紀行 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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シルクロードの大旅行家たち (岩波ジュニア新書 (317))
販売元: 岩波書店

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新・歩いて見よう東京 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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地震と火山の島国―極北アイスランドで考えたこと (岩波ジュニア新書 (369))
販売元: 岩波書店

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国際標準化の会議で、アイスランドの大学へ行きました。
アイスランドでは、ブルーラグーンという温泉に入りました。
ちょっと大きめの池全体が、温泉で、水着を着て入浴しました。
アイスランドの大学には、国立図書館が併設されていて、いろいろな文献をアイスランド語に翻訳していました。
地震と火山と温泉という日本と同じような自然環境を抱えながら、寒い地方で文化を守ろうとしている姿は、少し感動しました。
アイスランドに行った後で、この本のことを知ったのが、少し残念でした。





ソウルで学ぼう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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大づかみな韓国の歴史、政治、地理などの説明と
ソウルの観光名所、道、博物館、体験スポットなどが
紹介されています。

いちおう対象が、ソウルへ修学旅行に行く高校生メイン。
ということで、「文化的」なソウル旅行がしたいと思っている
その他の方にもお勧めできる良書です。

第一章の「まず大づかみに知っておこう」は
コンパクトながら様々な話題を詳しく説明されています。
またある種のガイドブックではほとんど触れられていない、
博物館の展示内容も詳しいです。
簡単な体験できるソウルとして、
コンビニ、ファーストフードについても触れられているほか、
お寺での参拝の仕方、ホームステイできる場所も紹介されています。





ヒマラヤで考えたこと (岩波ジュニア新書 (313))
販売元: 岩波書店

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 著者は地球環境科学の専門家。
 本書は1982年のヒマラヤ調査を題材に、環境と人間との関わりについて問題提起したもの。
 ジュニア新書ということもあって、自身の体験を「語る」ことに重きが置かれている。ヒマラヤの村での生活、食糧・燃料確保の難しさ、村の人々との関係。そのなかで、「大勢の金を持った外国人」である調査隊が、村に入り込むことの意味合いが見えてくる。たとえば、燃料を売りつければ現金収入になるため、村人が森の木を切ってしまうこと。植生も限られた高山だから、そんなことをすれば、たちまち環境破壊になってしまう。
 的確な問題提起であり、説得力もある。考えさせられる一冊と言えるだろう。しかし、面白い本ではない。


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