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パリ近郊の小さな旅―イル・ド・フランスの魅惑 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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イル・ド・フランスと言えば、シャルトルくらいしか行ったことがなく、どこから行けばいいか分からず、また来たときでいいかな、とつい先延ばしにしていました。

が、これを読んで、とにかく写真がきれい、それぞれの界隈にまつわるゴッホ、モネ、コクトー、デュマやドビュッシーのエピソード、隠れざる美しい教会、ウ゛ェルサイユの町でアンティーク商を営むひとびと、週末に家族で過ごす小さな村での自然と共存する暮らしぶりなどを読んでいると、今すぐにでも長い休暇を取って、イル・ド・フランスをゆっくりとまわってみたい気持ちに駆られます。20年近くパリに暮らした著者のバイタリティもものすごい。




フィンランド語は猫の言葉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 1981年に文化出版局から出た単行本の文庫化。
 著者のフィンランド留学体験をおもしろおかしく語った一冊。温かくユーモアたっぷりで頑張り屋な人柄が良く出ていて、非常に楽しく読むことが出来た。
 著者がヘルシンキ大に留学した1970年代には、フィンランドはほとんど日本に知られていなかった。当然、言葉(フィン語)を学ぶ機会などもない。そのため、著者はまったく言葉のわからない状態でフィンランドに旅立っていく。それでも何とかなってしまうところがすごい。もちろん、色々な壁や酷い目にぶつかるのだが、持ち前のやる気と明るさで何とかしてしまう。読んでいる私も明るい気持ちになれた。
 惜しむらくは、フィンランドの学校や授業の話がほとんどで、文化や風物にあまり触れられていない。




フランス歩けば… (講談社文庫)
販売元: 講談社

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一冊の本にしてしまうと印象が薄れてしまうが、この作者が辿った一部でも追ってみると、それがそこに残っているケースが多々ある(フランスならでは)。その現物の印象は、本から来るものよりずっと強い。フランスをじっくり観て回りたいなら、その供にいいと思う。




平安鎌倉史紀行 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 1994年に出た単行本の文庫化。
 『古代史紀行』につづくシリーズ第2作で、桓武天皇の時代から鎌倉幕府の滅亡までが扱われている。前作と同じく、鉄道、バス、タクシーなどを利用しながら、時代順に史蹟をめぐっていくというもの。旅行記と歴史書が一体になったような本である。特に、シリーズ順に読んでいく必要はないと思う。
 久々に宮脇氏の文章を読んだのだが、改めて、その良質さに気付かされた。淡々とした口調で、渋いユーモアがある。
 本書で訪れるのは、京都と鎌倉が中心。しかし、後三年の役や義経関係で東北を訪れたり、純友の乱に関係して瀬戸内の島をめぐったりもしている。交通の不便な土地に行くほど、筆が冴え渡るようだ。
 ファンの人にはおすすめ。ただ、歴史紀行を探していて本書にぶつかった人は、ちょっと考えた方がいいかも知れない。




北京散歩ノート (講談社文庫)
販売元: 講談社

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北京の旅 (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
販売元: 講談社

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ホテルアジアの眠れない夜 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 1989年に凱風社から出たものの文庫化。大槻ケンヂとの対談や写真が新たに加えられている。
 全体としては蔵前氏のいつもの本のようにアジア旅行の雑感・エピソードが語られているのだが、一応、タイトルのとおりに各地のホテルでの眠れない夜の様子も出てくる。岩山に穿たれた洞窟が部屋になっているホテル、ネズミが駆け回る山小屋など、「確かにこれは眠れないな」と思わされる。
 第一章にまとめられている日本人長期旅行者の話、蚊取り線香やコカコーラの看板のコレクションなども興味深かった。
 しかし全体としては印象の薄い一冊。ネタとしては面白いのだが、短すぎる文章が多いので、もうひとつ深みに欠ける。




マカオ発楽園行き―香港・マカオ・台北物語 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 林巧を何冊か読んできたが、初めて「良い文章を書ける人なんだ」と思った。『アジアもののけ島めぐり』や『アジア夜想曲』は、平板な文体・乏しい内面性のためにまったく面白くなかったが、本書はなかなかだった。
 台湾と香港をテーマにまとめた文集であり、台北のストリップ劇場で知り合った老人の話、香港の路上の新聞売りのお婆さんの話など、それぞれの土地に生きる人々とのセンチメンタルな交流が語られている。
 著者は中国系なのか中国の言葉を自由に操り、地元の人々の間に入り込んでいく。そこに生まれる微妙な距離感。親しいけれども、隠している部分も多い。そのあたりが巧みに描かれている。この距離感はアジア旅行記でもっとも大切な要素なのだと思う。他の著作では対象を突き放しているがために面白みが欠けていたのだろう。




街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブール (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 両親は沖縄出身だが、本人は東京で生まれ育ったという著者。故郷を離れて生きるとはどういうことなのか。そうした問題意識から在日外国人について、多くのルポルタージュを書いている。
 本書はトルコ、沖縄、ボリビア、中国などへの旅行記である。しかし、問題意識は色濃くあらわれており、ボリビアの沖縄移民、中国残留孤児の2世、トルコにおけるクルド人問題などが取り上げられている。安易な解決を許さない問題ばかりで、心に訴えかけてくるものがある。
 とはいえ、著者の文体は叙情的で詩的。文学作品である。糾弾するのでもなく、センチメンタルに悲しむのでもなく、瑞々しい感性で捉えた世界が描き出されている。




水木しげるの妖怪探険―マレーシア大冒険 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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この本は水木氏と大泉氏がマレーシアの少数民族セノイに会いに行った旅行記である。文章は大泉氏が書き妖怪の絵を水木氏が描くという役割分担である。旅の内容もさることながら、大泉氏の視線は奇人水木氏に注がれている。他者から見た水木氏の奇人ぶりを堪能できる一冊である。また、本中に水木氏のオールヌード写真もあるお得なものとなっている。

★一つ減点したのは水木氏についてはよく伝わるが、大泉氏はこの旅行をどのように感じたのかという点についてはあまり書かれていないからである。


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