和書 507508 (341)
砒素をめぐる環境問題―自然地質・人工地質の有害性と無害性 (地質環境と地球環境シリーズ)
販売元： 東海大学出版会
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窒素酸化物総量規制マニュアル
販売元： 公害研究対策センター
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チッソは私であった
販売元： 葦書房
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通常、「評価」とは、その本を理解し得たのを前提として、するものだろう。この意味では、私は本書を理解し得ていない。著者の言葉の中には、私が理解し得ていない何かがある。しかし、それでも私は、本書を強く推薦したいので、本書を取り上げた。
本書は、緒方正人が1992年から2000年にかけて活字化した講演や談話を「家出から“運動”へ」「チッソは私である」「魚とともに生きる」「日月丸東京へ行く」「魂とは何ぞや」のテーマ別に再構成しなおしたもの。末尾に社会学者、栗原彬との対談「祈りの語り」がつき、全体が緒方自身の「はじめに」「あとがき」で挟まれている。
前著『常世の舟を漕ぎて』の出版から５年の歳月が経つ訳だが、オウムと神戸の震災があったあの年を経て、近代システムの臨界が顔を覗かせたかのようなその個所へ、緒方に開いた生命の世界がそれらをどう捉えるのかが提示されている。本書のような本は単に情報を「知る」ことに意味がある本ではない。それぞれの主題に沿って、命に関わる重要な洞察が語られているので、各自が手にとって読み、対話を始めることに意味がある本だ。命に関わる話に関係のない人間はいないのだから（栗原による対談は、そのレッスンのような意味を持つ）。
私にとって、一番大事な語りの一つは、水俣患者運動から離れてゆく部分であった。緒方にとって、おそらく問題は、「チッソ」の向こうにいる相手が「人間」に戻ってきたか、であって、闘争して、勝訴したところで、その挙句に金額と言う形での「和解」しかもたらされず、「チッソ」に人間をひらくことがないのなら、見当はずれで、意味がなかったのであろう。私もそう思う。
アフリカにはドゴン族にオゴテメリがいたが、水俣は事件を通じて緒方を生み出し、そして終わりなき命の世界を提示させた、本書を読んでそう感じた。
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使い捨ての熱帯林―熱帯材不使用条例の制定を (地方自治ジャーナルブックレット)
販売元： 公人の友社
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地方自治体のごみ処理対策の実態―生ごみ及び医療廃棄物を中心として
販売元： シーエムシー出版
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注解!容器包装リサイクル法―容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律のすべて
販売元： 中央法規出版
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注解!容器包装リサイクル法―容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律のすべて
販売元： 中央法規出版
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中国の環境問題 (中研叢書)
販売元： 新評論
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トゲウオのいる川―淡水の生態系を守る (中公新書)
販売元： 中央公論社
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久しぶりに熱い人が書いた熱い文章に触れました。1956年生まれの筆者はトゲウオ類の魚に興味を持ち研究そして保護に全力を尽くしています。
釣り魚でもなく、普通に日本に居る淡水魚が知らぬ間に絶滅危惧種になっていく現状を見てみぬ振りをする事なく地道な調査と行政や地元を巻き込んで保護に取り組みます。幾ら研究者が声を上げても地元の協力が無ければ保護活動は順調には進みません、また行政とも協調しながら護岸工事や砂防ダムに意見を反映させていかねばなりません。最後の方に木村英造先生（元淡水魚保護協会理事長）の事も書かれていて、胸が熱くなる思いもしました。森さんこそ、淡水魚保護協会を復活させるべき人の一人だと思います。
現在は岐阜の大学で教授をされながら、本願清水イトヨの里の館長もされ、淡水魚保護の活動を進めています。
南極発・地球環境レポート―異変観測の最前線から (中公新書)
販売元： 中央公論新社
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著者が南極を雪上車で基地まで向かう模様を淡々と書き綴った本です。よって南極の環境破壊がどう進行していて、どのような被害が出てきて云々といった内容を期待して買うと、がっかりしてしまうかもしれません。しかし、過酷な南極の自然環境の中、基地を目指す隊員の様子等は十分窺い知ることはできます。南極中心部も宇宙同様に「特別な」人しか行けないところであり、実情を知るにはこの本は価格も手ごろでよいかもしれません。