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和書 507508 (342)



日本の森林―国有林を荒廃させるもの (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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ネズミに襲われる都市―都会に居座る田舎のネズミ (中公新書)
販売元: 中央公論社

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人知れず進行する日本のネズミ問題への警鐘の書である。最新刊の「これだけは知っておきたい日本の家ねずみ問題」地人書館(2008/01)と重なる部分もある。著者が最も言いたいのは5章後半の「人間の金と知恵の出し惜しみと世間の無関心が最大の問題」ということであろう。だが、同著者による「昔のねずみと今のねずみ」どうぶつ社 (1988/09)では田舎のネズミとして獰猛なドブネズミに都市からは閉め出されたように思われていたクマネズミがその後復活したという意外な歴史、3種の家ネズミや他の野ネズミ達の生態の違い、日本では猛威をふるいつつあるクマネズミがヨーロッパや札幌では消滅した謎など、動物記としてもおもしろく読める。海外調査での体験談や国内でのネズミウォッチングの話も一読の価値がある。仮説がはずれた話や失敗談も率直に語っていて小気味よい。またところどころに、まじめな文体を変えないままのしれっとしたユーモアも散りばめられていておもしろい。(例えばp20,24,26,29,75,97,151,153,174)




水を訪れる―水利用と水資源開発の文化 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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日本よ、森の環境国家たれ (中公叢書)
販売元: 中央公論新社

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冒頭で森の民の「桃源郷」と家畜の民の「ユートピア」を対比して論じてあって大変面白く感じました。

■我々は森の民の数少ない生き残り
この本は着眼点としては大変面白い事を言っていると思います。「農耕+牧畜/放牧」=「定住/移住」という従来の分類ではなく、「農耕/牧畜」という分け方をする。すると、ヨーロッパ人とアジア人は同じ定住民族ではなく、農耕民と牧畜民という別のグループになる。モンゴルやアラブの勉強をしていると、実際に農耕地域を「放牧」民が支配する構図がよく出てくるので成る程と思う。また、中国4000年の歴史も南の農耕民と北の牧畜民とのせめぎあいと見れば「中華」なんてものは無い(あるいはせいぜい清朝以降)ということが分かる。

■今後に期待
しかしながら、着眼点が見つかった段階で勢い良く書いてしまった感は否めなく、後半になると熱い思いを語るばかりになってしまって、学問的な冷静さが薄れていく。読者の方はどうかそこは我慢して欲しいし、著者には今後改めて研究を積み重ねて欲しい。誤解の無いように書いておくと、今の段階でも本書の主張に耳を貸すことには十分意味があると思います。




文明の環境史観 (中公叢書)
販売元: 中央公論新社

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著者は世界の様々な文明を、畑作牧畜を基盤とする動物型文明であり、近代ヨーロッパ文明の礎にもなった「力と闘争の文明」と、日本を含む環太平洋地域の森と海の風土に育まれた植物型文明である「美と慈悲の文明」に大別し、後者にこそ21世紀の最重要課題である地球環境問題を解決する鍵があると主張する。また著者は、江戸時代の日本のような、自然環境や他民族へのインパクトの少ない自給自足的社会こそ無条件に善であるという信念を持っているようで、その点は少々単純すぎると思うが、戦後歴史学が西欧中心の考えに立つマルクスの発展段階史観を、まったく違う風土の日本にそのまま当てはめた誤りを正し、著者の確立した環境考古学によって、自然環境(風土)も歴史を決定するという当然の事実を実証したことは大きな成果だと思う。

ただ、理系出身の著者らしくデータを重視する客観的な姿勢が、社会・人文系の学者による文明論より濃密に感じられる点は頷けるが、世界の歴史を動かしている要因を、自然環境という外部要因の変動のみに求めているように感じられ、複雑な人間社会を単純化しすぎているとの印象も受ける。また、農耕を持たない新石器文化である縄文時代が1万年以上も続いた日本の特殊性を強調するのは頷けるし、日本文化の一側面として「美と慈悲の文明」と呼ぶことができると書くならまだしも、日本人読者に迎合するかのように、日本人や環太平洋地域の少数民族による、森にも人にも優しく足るを知る「美と慈悲の文明」と、インド・ヨーロッパ語族や漢民族による、むきだしのエゴの「力と闘争の文明」とを対置する書き方はどうだろうか。人間を民族によって単純に二分するような書き方は、読者に地球環境問題は彼らのせいであり、我々日本人には責任はないという主張だと思われかねないので、その点には不満を感じた。




人にはどれだけの物が必要か―ミニマム生活のすすめ (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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我々の経済活動は過分な資源浪費・環境破壊によって成立しており
、地球の未来を考えるなら国家レベルはもとより、個人の認識も改め
なければならないというのが著者の主な主張です。また著者自身の普段の行動も
そんな信念に基づいており、個々の事例は本当に面白く参考になります。
詳細は本書を読んでいただきたいのですが、個人的には物欲による無駄な
買物が多いので深く反省させられました。
それはともかくこの本を手に取られるような方なら、環境に対する注意なり
意識があるため、筆者の主張に頷く方が多いかもしれません。
しかし、意識のあまり無い人には消費?環境破壊?金払ってるから良いだろう?
で終わってしまうのかもしれません。
そういった意味で本書のような環境・物を大事にする等の
意識は、幼少から叩き込むべきではないかと感じました。愛国教育も良いけれど
地球の将来を考えると本書のような意識教育の方も相当大事だなと個人的には思いました。




中・高校生のためのやさしい地球温暖化入門
販売元: あすなろ書房

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内容は、わかりやすく、中・高校生の勉強材料によいと思える。本著は、著者が大学の教養課程での授業内容をわかりやすく本にしたもの。
すこしまとまりに欠けるのと、読み込む面白さに欠ける点が残念。




中国環境政策講義―現地の感覚で見た政策原理
販売元: 駿河台出版社

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中国環境報告―苦悩する大地は甦るか
販売元: 日中出版

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 本書は、98年に読売新聞が連載した中国環境問題に関する特集記事をまとめ直したものです。総勢12名の記者・研究者が中国各地に送り込まれ、3週間に亘る実地取材の結果、この特集が実現したそうです。
 こうした努力の裏づけもあり、本書は、中国をとりまく環境問題を一通り網羅する総合的な内容となっています。また、環境問題に対する企業の立場、各級政府の考え方、そして現地住民の声などを数多く取り上げることにより、中国における環境問題の複雑さを、具体的かつ多面的に紹介しています。
 この本を読み、中国における環境破壊の実態や問題の根の深さには改めて暗澹たるものを感じました。「一衣帯水」の関係にある我が国にとっても、酸性雨や黄砂の影響などを考えれば、この現実は決して他人事とは言えません。また、砂漠化の進展や河水の異変などは、耕地面積の減少などを通じて中国社会の安定性に深刻な影響を及ぼし得る問題であり、将来的には東アジア地域の戦略環境そのものに関わってくるかも知れません。
 問題山積の現状ですが、本書は、中国でも環境保護のための真剣な問題意識が生じつつあり、各地域において様々な努力が始まっている点についても紹介しています。まだまだ開発第一主義の中国ですが、国際社会からの援助をも交えた環境保護分野での取り組みは、未来に向けた一筋の希望となっています。
 我が国としても、純然たる環境保護の見地はもとより、東アジア地域全体の安定という戦略的な観点も踏まえ、この分野での対中援助に関して更に工夫していくべきではないかと思いました。
 「浅く広く」という感じは否めませんが、この問題に対する入門・啓発の書として、多くの方におススメしたい1冊です。




中国の環境保護システム
販売元: 東洋経済新報社

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