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和書 508052 (86)



私のヨーロッパ美術紀行 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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 1985年に出た単行本の文庫化。
 2005年になって読んだ中で最悪の本であった。
 著者は太宰治の娘で、NHKの『日曜美術館』のアシスタントを勤めていたことでも知られる人物。本書は1983年に一ヶ月あまりをかけてヨーロッパ各地の美術館を巡り歩いた記録。
 しかし、内容は全編、母親の思い出話になっている。実はこの旅は、半年前に母親を亡くしたショックを振り払うために企画されたものだったのである。著者の母は太宰の正妻ではなかった。別に妻子がおり、著者は不倫から生まれた子どもということになる。そんなこともあって、母娘はかなり辛い人生を歩んだようである。その苦しい体験が前面に出ているのが本書であった。
 フランス、ノルウェー、イギリス、オランダと訪ね歩き、レンブラント、ムンク、セザンヌなどを鑑賞する。しかし、絵を前にしたときに著者が思い出すのは常に母のことなのである。母はこの絵が好きだったとか、この絵の女性は母に似ているとか、そういうことばかりである。しかも、べたべたとした愛情と依存関係が見えてしまい、耐え難いほどであった。
 著者の人柄も決して良いとは思えない。
 絵についての情報や感想はほとんど語られていない。
 私小説的。




朝比奈隆 わが回想 (中公新書 (783))
販売元: 中央公論社

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朝比奈隆 わが回想 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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朝比奈隆さんが20年ほど前に京大の後輩である矢野暢さんと行った対談です。心安い相手であったのでしょうか、率直なお話が愉快です。朝比奈隆さんは、京大で法学を学び阪急に入社したという経歴の持ち主です。そこから音楽を本格的にやって世界的な指揮者になっていかれたわけです。法学の勉強や阪急で実業に携わったことの大切さを語られているのもユニークです。山田耕筰、近衛秀麿といった日本音楽会の草分け的存在のお二人を”英雄”と呼ばれていますが、同時代にいて、直接接したエピソードも面白いです。そして戦争体験。大フィルが徐々に力をつけ、遂にヨーロッパ公演を行うに至るお話。音楽が変わってゆく様子を分かりやすい言葉で表現されていかれます。直接の経験と体験からのお話ばかりですので、実感がこもっており、フルトヴェングラーのベルリン・フィルとカラヤンのベルリン・フィルの違いなど評論としても唸ってしないます。自分を「言わば音楽の素人」であると呼びながらも外国に行って引け目を感じたことはない、という自身を掌握しきった話しぶりが素敵だと思います。そして、美しい日本人がおられたこと嬉しさを憶えました。朝比奈さんの音楽を聞いたことがなくても、名前をご存知の方にはお勧めです。きっと音楽が聞きたくなるでしょう。




九段坂から―棒ふりはかなりキケンな商売 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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「頸椎後縦靱帯骨化症」
この病気だと初めに医師から説明を受けたときに
「あっ岩城さんの本!」とすぐに納得することが出来ました。
先生、これ指揮者の岩城さんと同じ病気ですよね、というと
先生も我が意を得たりと「わかってくれてるんですね!」
それまでも面白くて繰り返し読んでいたのに、
手術前にはページが真っ黒になるくらい線を引いていました。
不安を消したかったのかもしれません。
手術の内容も治療方法も、本来なら恐ろしいだけのイメージしか
もてないものが全てすぐに理解できたのは、
岩城さんのファンである家族が偶然この本を読んでいたからです。
そして必ず治ること、希望を持って生きていくこと。
それを学びました。




明日があるさ―SWEET TIME EXPRESS ちょっトク文庫版 (角川スニーカー文庫)
販売元: 角川書店

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 この本を読んでいて、何だか悩んでることがちっぽけに見えてきた。看護学校時代の養成所との両立の話や、オーディションの話などアニメ業界の裏側が垣間見れる一冊です。あさぎ桜さんのイラストも面白いので、小説などの文字が多い本を敬遠してる方にも是非、オススメできます。

 あと、多数のめぐさん関係者(神坂一さんほか)からのコメントやイラストもあるので、めぐさんファンでは無い方にも読んで欲しいです。




味と映画の歳時記 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 1982年に出た単行本の文庫化。
 「味の歳時記」と「映画歳時記」の二部に別れ、それぞれ1月から12月まで、食べ物や映画の記憶が述べられている。いずれも幼少期に食べた味、初めて観た映画の話から始まり、現在へと続く半生記ともなっている。
 食べ物の話はまあまあ。少年時代、戦争時の食の記憶は、個性豊かな友人たちとも重なり、面白いエピソードになっている。
 池波氏の映画の話は面白くない。主観的すぎるというか、思い込みが強すぎるような。




ブルース・スプリングスティーン・ストーリー 明日なき暴走 (ソニー・マガジンズ文庫)
販売元: CBSソニー出版

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飛鳥大和 美の巡礼 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 本書は「美の巡礼」と題されているが、「無名の昔の人々の心情を支えていた」ものを探りたいという著者のモチーフにより、日本の神仏習合の具体的な生成の場面を描いた作品である。特に、宗派的な支えもなしに日本人の信仰の篤い対象となった弥勒仏や十一面観音を追いかけることによって、仏教が浸透する過程における「宗教的な情緒」や「呪術的な世界のイメージ」を析出しえたことは、高く評価されてしかるべきであろう。つまり、弥勒信仰と観音信仰のなかに、民俗信仰と国家仏教の接合点を見出すことになったのである。
 同時に、飛鳥大和の巡礼により、著者は、観音や、猿田彦・天鈿女や、のなかに、インドの天地創造のエネルギーを踊る女神・ナタラージャのイメージを浮かべ、広い世界との接点を掘りあてたのである。
 おそらく、著者は、「美の巡礼」という視点とは別の視角からこの大和に再び戻ってこざるをえず、それは、1986年刊行の『神やどる大和』として著されることとなる。





マドンナメイト写真集 麻生かおり (マドンナメイト)
販売元: マドンナ社

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日活ロマンポルノの末期を代表する麻生かおりさんの写真集。ヘアヌード
が一般的になる前の写真集なのでヘアヌードなショットはないし、またスタ
イルがムチムチとした感じで、決してロリがはいった容姿ではないので、ロリ
系の顔が好きな人や、最近のモデル体系が好きな人には向かない。
柔らかい容貌と少しぽちゃっとした白い肌の色が映えた肢体がなんとも言
えずよい。今なにしてるんだろうなぁ〜。市場で入手可能な唯一の写真
集のようなので、リアルタイムで彼女のことを見ていた人にとっては必読では
ないかと。




アダルトビデオカタログ〈芳友舎編〉甘い夢 (近映文庫)
販売元: 近代映画社

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