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和書 508052 (104)



伊丹万作「演技指導論草案」精読 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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イタリア音楽史 (文庫クセジュ)
販売元: 白水社

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イタリア・ルネサンス (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 「ルネサンス」という伊語に対して、先人は
「文芸復興」という訳を当てております。
にも関わらず、ルネサンス=絵画・彫刻の一潮流と
いう認識がどこかに有りませんか?
(って、私だけ?)

 確かに芸術方面に於いて著しい革新が興った為
そのような認識が広まったのかもしれません。

 ですが、ルネサンスの及ぶ範囲というのは
それこそ宗教・社会・芸術……そう全ての事象に
及ぶのです。

 この本では特に−芸術面に関しては類書が
多々有るためか−宗教や社会的な面からルネサンス
というものに迫っております。

 あなたが以下の点に興味があるなら一度
手に取るべき本でしょう。

・ルネサンスはいつ興ったのか?
・ルネサンスは何処からやってきたのか?
・ルネサンス期に於いて人は何を目的としたのか?
・ルネサンス期に於ける宗教と世俗の関わり
・ルネサンスと宗教改革

 但し、入門書の体裁を取りながらも、かなりの
情報が詰まっておりますので、正直、ローマ史や
哲学史等を囓っている方の方が、よりスムーズに
読み進められると思います。
(そうでない方は辞書や類書を参照しながらに
なってしまう)

 ということで、多少敷居は高いですが、ルネサンス
そのものを概説している本はありそうでないので
(あっても高い)、興味のある方には一度手に
とっては如何でしょうか?




イタリア古寺巡礼 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 この本は1927年に著者がイタリアを旅行した時に、妻に宛てた手紙を元にした本らしい。だから実際には75年以上も前の記述なのだが、全く古びた感じがせず、間違いなく現代にも通用すると思う。巻末の解説でも触れられているように、下手に写真に頼ることができない時代の記述だからこそ、文章それ自体の表現が色あせないのかもしれない。

 さらに読んでいて気付かされるのは、著者の視点が全くと言って良いほどぶれない、ということ。豊かな知識(日本文化だけでなく西洋文化も)に裏打ちされた終始一貫した見方で、どれほど名の通ったルネサンスの巨匠の作品であってもその名前に気圧されることなく、素晴らしければ賞賛して、気に入らなければ批判する。…その目は間違いなく「日本人」の目であることを感じさせる。芸術や建築だけでなく風土習俗の描写でも、日本のものとの対比が随所になされていて、特に気候や自然に関しての比較が鮮やかで印象に残った。…あ、比較的簡素なものが好きな様子なんかは、今の日本人も変わっていない様子。

 実は、和辻哲郎については名前を知っている程度で、業績などは巻末の解説を読むまでなにも知らなかったが、著作に『古寺巡礼』や『風土』があることを知って、その視点のあり方が納得できた。残念なのは著者がベネチアで病気になってしまって、ベネチアの記述が薄いところかな。

 いつかイタリアへ行くときに、忘れずに持って行きたい一冊。




イタリア・ルネサンスの文化 上 中公文庫 D 12-1
販売元: 中央公論新社

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イタリア・ルネサンスの文化 下 中公文庫 D 12-2
販売元: 中央公論新社

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市川昭介の歌上手になる本 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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市川新之助論 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 市川新之助が、勘九郎以後の世代(橋之助、染五郎ら)を飛び越して歌舞伎界の盟主になるであろうという小生の予測に賛同いただける方は多いのではないかと思う。それぐらいの魅力と今後の可能性を秘めた役者なのだが、筆者は彼の良さをいろいろな角度から引き出そうとするがあまり、全体的にやや冗長で散漫になった感がある。
 新之助の魅力は一言でいえば「横に一緒にいた自分の女が彼を見た瞬間に寝返ってもしようがない」と納得させる悪の匂いを秘めた妖しさにある。市川宗家にこだわるあまり、勧進帳に言及しすぎたのは失敗で、ここはむしろ玉三郎の美しさを圧倒してしまった天守物語、そして舞踊だが吉原雀を入れて、荒事を離れて実事に絞った方が良かったと思う。「演劇界」という雑誌の表紙を!飾ったのを見た既に70はとうに越したと思われるご婦人方が生娘のように甲高い声で会話を交わしながら本を取り楽しげにレジにむかうのを見たことがありますが、男にとっては「犯罪的な」役者なのです。現時点では、そういう魅力を生々しく伝えて欲しかったように思います。
 こういう新書で挑戦した意気込みは買うが、読者としては新之助の舞台写真入りで評論を挿入する形の方がありがたかった。ただ今後、筆者が新之助とともに舞台批評家として成長されることを期待します。




保育者よわが園児にのめり込め (イチバン化教育新書)
販売元: 明治図書出版

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一枚のレコード (中公文庫 M 58-2)
販売元: 中央公論新社

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