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和書 508052 (118)



カラー版 似顔絵 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

言わずと知れた似顔絵の大家、山藤章二画伯の似顔絵論。「
週刊朝日」で連載の似顔絵塾に集まった作品を元に、画伯ならではの斬新な観点から
持論を展開しているが、それ以上に興味があるのは、
鋭い視点から発せられる権力者に対してのパロディ、ギャグ、批評、風刺、ナンセンス、
赤い笑い、黒い笑いのルーツが何なのかということ。
3章で、笑いのルーツとして江戸川柳を挙げていて、その軽やかなる批判精神が、
権威を痛烈に皮肉る方法であり、自身の似顔絵も川柳が絵に変わっただけで、
その根っこは同じ言っています。
そして画伯は自らを「戯れ絵師」と命名して、
表現としての笑い、手段としての言葉を大事にしていきたいと結んでいる。
風刺と笑いを考える上でも、江戸文化の庶民の粋な笑いが有効というのも、
独自の観点でたいへん興味深いです。テレビの毒気の無い笑いに飽きた方も、ぜひ一読を




カラー版 妖精画談 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ネタあり、精密なタッチの作品ありと水木しげるワールドが楽しめる一冊になっています。

もちろん、絵はすべてカラーですし、解説も面白い。この値段で、カラーなので、結構お得なのかもしれません。
水木しげるさんの作品、ゲゲゲの鬼太郎が好きな方にお薦めします。




芸術のパトロンたち (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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パトロンたちと芸術家たちの様々なエピソードを羅列しただけの本ではない。
社会史(文学家の話題もあります)学的に、
美術の歴史に則って語られる芸術論である。
世界一有名な芸術ネタの本は、
ヴァザーリの「芸術家列伝」だと思うが、
我らの高階秀爾大先生は、
致命的な誤訳を指摘する!
ヴァザーリが「芸術家列伝」を書いた16世紀中葉の時代には、
芸術家(ARTISTA)という単語は存在しなかったのである。
職業ギルドとしては、
彫刻家は石大工職人、
画家は薬屋(絵の具の顔料は薬と同じ成分)に分類される。
音楽には深い知性と精神性があるが、
美術なんて、頭を使わない肉体労働と思われていたのである。
ルネッサンス時代の素晴しい芸術家なんていう表現は間違いなのである。
ルネッサンスなんて、宗教に囚われた暗黒の中世時代だという
私の持論が補填されてマンセーである。
私はレオナルド・ダ・ヴィンチの絵に全然感動出来ないが、
それも当たり前、そもそも芸術ではないのである。
美術史学的にはルネッサンス時代はどんどん短くなってきたそうである。
単なる中世の続きか、ゴシックの前哨として、
ルネッサンス時代を無くそうという動きもあるそうである。
ミケランジェロという天才がいたので、
ルネッサンス時代が凄そうに見えるが、
ルネッサンスなんてわざわざ時代表記する価値ないよなw
一番優れている媒体は文字だと私は思っているが、
ゲーテ等の名立たる文豪が、
最初は美術批評家としてデビューしたというエピソードが多くて、
文学至上主義(正確には大衆文学であるがw)の私は喝采を送りましたぞ。
知的レベルが低くてもネタに出来るのが芸術。
レベルアップした知的な男は文学のみに邁進しようぜ!w





芸人 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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これも「職人」が気に入ったので、大往生などと一緒に買ってみた。

ある種の職人である芸人の世界も、芸人という一言ではくくれないものがあることが分かった。
舞台芸人とテレビ芸人の違いなども面白い。

本書にも名言が多いが、今これを書きながら、ぱらっとめくって目に付いたものに
「客が時のたつのを忘れる。それが、客に勝った時だ。」

と言うのがあった。

お客さんの前でプレゼンしていて、あくび一つされず、ずっと聞き入ってくれたり
メモを一生懸命取られた時って、うれしいものですよね。




現代音楽の冒険 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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子どもの歌を語る―唱歌と童謡 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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コーラスは楽しい (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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中学くらいから合唱をやっているので,もうかれこれ30年ほど。途中,仕事が忙しくなってサボったりした時期もあるけど,結局は今でも合唱を続けています。

そんな風に歌いつづけてきたのは,いろいろな作品や指導者との出会いが楽しかったからだし,何より歌が好きだから。たまにどうしても上手く歌えないとか,発声や音楽の理論など,能力の限界を感じて切なくなることもあるけど。それでも,そんな辛さも,歌う喜びの前では全て小さなことです。

そんな僕は,この本の帯にある言葉に惹かれました。

 『どの人の声も その人にしかない 響きがある』

合唱をしている人や,合唱団で指揮をしている人にとって,なんて素敵な,なんて励まされる言葉でしょう。発声の技術とか,詩の理解とか,訓練や!考えることが大切なのは当然。でも,もっと原則的なこととして,一人ひとりがいきいきと歌い,表現することがなければ,合唱という手法は意味がないように思います。

言い過ぎでしょうか。

合唱をやっている人はもちろん,今はうたっていない人も,僕のこの書評をここまで読んでみたなら,次はこの本を読んでみてください。決して専門家として合唱に関わったわけではない著者が,どんな風に音楽を創り,どんな評価を得てきたのか。合唱の魅力って,どんなものなのか。きっと,それが自分ならという当事者のように感じることができると思います。

それが,もし「心地よい」と感じたら,...きっと歌う仲間が待っているでしょう。




ゴッホ 星への旅〈上〉 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ゴッホ星への旅〈下〉 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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シナリオ人生 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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なんとテンポの速いスピード感のある文章なのでしょう。はじめはブッキラボーに感じられもしたのですが、読み進めるうちにそうではないことに気付きました。しかも、ところどころ出てくる具体的なモノ、それは「朝顔」であったり、「鯛」であったり、「血」であったりするのですが、くどくど描写されるわけでもないのにリアルにイメージとして立ち現れ、残像として印象に刻まれて参ります。映像の世界に携わっている方ならではの文章なのでしょうか。あっという間に読み通してしまい、そして感動しています。

アンデルセンの「赤い靴」を思い出しました。履いている本人の意思に関わらず(反しても)、夜となく昼となく野を越え山越え踊り続ける「赤い靴」のお話しです。シナリオ創作は、新藤さんにとっての「赤い靴」ではなかったかと思いつつ読みました。そんな靴を履くのはたいへんなことかもしれませんが、そういう靴(自分に合うもの)を見出し、良い妻、良い師友に恵まれ、一生踊り続けることができたなら、それはそれは仕合わせなことではないかと思います。

その仕合わせにあやかることのできる本です。お奨めいたします。


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