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和書 508052 (206)



ピカソに見せたい! (ちくまプリマー新書(017))
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いきなり版画をするのではなく、徐々に子供に興味を引かせて、、
自由な発想でのモノづくりに、のめり込ませて行く。
自分の画を、人に見せるのが恥ずかしいと思う年代の子が
積極的にアイデアをだせるような版画テーマを企画。

また子供の作品1つ1つに、たぶん制作した本人も気付いていない魅力を
コメントしている。
山本容子さんの世界観、観察眼まで伺える良書だと思う。

何かを教えるのではなく、そっと寄り添って気付かせる。
読んだ後、何か包まれるような暖かさがあります。




勧進帳―日本人論の原像 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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観世寿夫 世阿弥を読む (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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観世寿夫さんは自然体における能を極めた達人

としての印象から、勉強の為に拝読しましたが、

こんなに世阿弥から影響を受け、こんなに深く

読み込みそして愛したという事実に深い感銘

を受けました。

読む前は天賦の才能だけで、突き進んだ偉人

というイメージでしたが、確かに感覚としては

天才のそれを感じましたが、影響の受け方の

天才であり、学び、前進するための努力に奮闘

した人間というイメージに変わりました。

文章は多少芸のお人ということで、おおめにみても

、歴史的価値ははかりしれません。

正直涙が出ました。





完全版「男はつらいよ」の世界 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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完全版と謳っていますが、あとがきによれば

「本著は私の寅さん論としては五冊目で、それも含めての山田洋次関連では七冊目となる。だがシリーズ全作を各論形式で書くのははじめてで、これだけ大部の各論はもう以後も書くことはないだろう。以前の『「男はつらいよ」の世界』『新・男はつらいよの世界』をベースにしての「新編」であり、「完全版」である。(408頁、あとがきより)

著者にとっての完全版であり、全てが網羅されている完全ガイドではないということが「あとがき」まで読んで納得しました。
私も完全版に惹かれて購入しましたがロケ地情報なども載っているのかと思ったらその手のことはほとんど書いていないし、読み始めて「あれ?」という肩透かしを食らった気分でした。著者の主観で失敗作だ云々も(世間でもそういわれている作品であっても)ちょっと・・という気分でしたが、読み進んでいくうちに著者が「男はつらいよ」のみならず山田映画が大好きなんだというのがよくわかりました。本著は「男はつらいよ」以外の山田作品にも触れられていて、まだ観ていない作品がある私にとっては興味深かったです。
どうして寅さんがこんなにも多くの人に愛されるのかという理由もわかった気がします。ただ面白いからという理由だけではこれだけ長くは続かなかったでしょう。
個人的に興味深かったのは、映画を観ていて私が全く気付かなかった時代を風刺している作家の視点。確かに映画が作られた時代背景を考えつつ観るとなるほどねと思ったり。
山田作品と同じく家族を描いている小津安二郎や木下恵介にも触れられていて今度観てみようかなという気持ちになりました。(小津作品は2〜3本見た記憶がありますが。)

最後の章「幻の第49作、寅次郎花へんろ」の山田監督のインタビューは興味深かったです。49作目にどんな映画を考えていたのか、具合の悪そうな渥美清を気遣いながらの撮影などについて語られています。
完全ガイドだと思って読むと??となるので、著者は映画評論家ではあるけれど山田映画の一ファンが書いた本だと思って読むと楽しめると思います。




手作りケータイデコレーション―カンタン・めちゃカワ
販売元: 双葉社

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巻頭随筆 (2) (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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巻頭随筆 (4) (文春文庫 (217‐10))
販売元: 文芸春秋

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監督 小津安二郎 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 僕は小津の映画は 相当好きだ。

 1960年代に生まれ 1980年代が主たる青春時代の舞台だった僕が 小津のどこに惹かれているのかは 正直今でも分からない。
 これが例えば 黒澤明であれば 考えることはない。どう見ても 黒澤映画は世界的に考えても面白いからだ。
 それに比べて小津の映画は 好きな理由が難しい。

 蓮寶重彦の本書は 小津好きの映画ファンには いっときバイブルのような様相を示していたと思う。本書を抱えて 今は無き銀座の並木座に行っていた頃の僕は 今考えても スノッブな小津ファンだったのだと思う。それからもう20年経った。

 LDでたまに見る小津映画は やはり面白い。中年になった今の自分の方が 鑑賞力が上がっていることにも気がつく。
 そんな中年になって本書をぱらぱらと見る。見ていると1980年代がデジャビュのように立ち上がってくる。





カンヌ映画祭 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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完本 美空ひばり (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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  母が高齢になり、めっきり衰えてきた。喜ばせようと思って、美空ひばりのDVDを買ってきて、私が虜になった。ひばりの歌には、魂を揺さぶる何かがある。
 母の世代にはひばりのファンが多いが、私たちの世代の多くは、ひばりを古いものだと考えてきた。じっくり聴くことはなかった。
 竹中氏は、ひばり母子、父、彼らを取り巻くいろんな人々と親しく付き合い、時には大喧嘩をして絶縁しながらも、ひばりの芸に心酔して、書き続けた人である。   
 これらが、すべて客観的な事実であるかはわからないが、ひばりについての、極めて優れた本であると思う。
 竹中氏が心を込めて書いている文章を引用する。世界的な名声をもっていた歌手ベラフォンテが来日し、竹中氏が仲介してひばりと会ったときのことである。

 「とっておきの隠し芸、このうたはね父から習ったの」、酔ってみだれず口演したのは三門博『歌入り観音経』、伴奏なしで朗々と切々と、...遠くチラチラ灯りがみえる、あれは言問こちらといえば...
 ゴウッと音を立てて、胸の中を川風が吹きぬけた。私は震えた、それはもう凄いというより他に表現のしようもない、天来の調べであった。ベラフォンテほどのうたい手が圧倒されて声もなく、涙ぐんで聞き呆けていた。「あなたも何か?」とうながされると、首をふってこう言った。「今夜はうたえません、この唄を聴いたあとでは」。それは世辞ではなかった。レパートリーに組んでいた日本の歌を、『さくらさくら』のオープニング以外すべてやめたいと、ベラフォンテは同席したプロモーターに申し出たのだ。
「彼女の民謡を聴いたので、私はニッポンの聴衆の前でこの国の歌をうたうことがとても恥ずかしくなった」と。


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