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和書 508052 (269)



坂口安吾全集 (1) (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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「坂口安吾全集」と謳われているので、この一冊に全てが網羅されていると思い込みながら読み進めていき、巻末の年表で本書は「坂口安吾のコレだけは押さえておけ」という「選集」であったことを知りました。小説、評論、エッセイの有名処が並んでいます。安吾ビギナーであるぼくも「堕落論」、「白痴」、「桜の森の満開の下」は題名だけ知っていました。安吾が活躍した頃の日本を取り巻く環境を念頭に置いて読むと、戦争や天皇制についてかなり突っ込んだ意見が赤裸々に披露されており、ただただ「凄い」と唖然としてしまいました。猫を被ることなく、人々の心の奥底にあった思いを忠実に代弁しているように思います。初期の小説を読むと今読んでも新鮮な文体で驚きました。坂口安吾に興味をもたれている方の入門書として最適ではないでしょうか。




坂口安吾全集〈11〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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『不連続殺人事件』『復員殺人事件』といった二つの長編をはじめ、捕物帖以外の安吾の全探小をまとめた贅沢な1冊。
さすがにお値段の方もそれなりではあるが、いまどき800ページ超でこの値段なら、お買い得感たっぷりである。

新発見の作品も収めた新版の全集が刊行されたため、このちくま文庫版全集の価値は減じたが(もとよりちくま文庫版の全集は、安吾に限らず書簡や日記を収録しない点で物足りなさはあったが)、それでも探小だけを一気に読める点で、本書の価値は大きい。




坂口安吾全集〈12〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾全集〈13〉明治開化安吾捕物帖 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾全集〈14〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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 昭和6年から22年までに発表した88編のエッセイが発表順に収められている。国粋主義全盛の潮流に抗して戦時中に発表した「日本文化私観」、昭和21年、生きるためには堕落が必要だと逆説的な倫理観を打ち出した「堕落論」など権威を信じぬ合理主義精神の鋭さは評価されている。
ここでは「愉しい夢の中にて」に注目したい。これは著者生前の刊本には収められていない。昭和9年発行の「桜」第2巻第3号(河田誠一追悼号)に発表された。この追悼欄には、安吾の他に井上友一郎、北原武夫、田村泰次郎、中河与一らが寄稿している。
 安吾の追悼文が「愉しい夢の中にて」である。親友河田の夢をちょうど昨夜見たということから書き出している。楽しい夢だったが、河田自身は貧乏な境遇であった。窮乏した生活をしていながら、人間の底に光があった。逞しい気骨があった。どん底にあっても湿気というものを持たなかった。あんなに貧乏であったのに、「光ある実在」を教えてくれた文学の友河田に感謝する。
安吾は河田の芸術を好んだ。たくさんの失敗作を書いたが、その失敗の底に光る高い精神を見抜いていた。河田は大成の日を見ずに24歳の若さで病没した。夭折詩人『河田誠一詩集』(昭和15年刊、昭森社)がある(雅)




坂口安吾全集〈15〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾全集〈16〉安吾人生案内・負ケラレマセン勝ツマデハ・安吾行状日記ほか (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾全集〈17〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾といえば、堕落論だろう。
こうしたエッセイをまとめた全集は、坂口安吾の当時の姿を垣間見れて楽しい。
小説を書く合間に、好きな囲碁にいそしみ、当時の将棋名人戦で活躍する升田を論じたこの全集は、予想外に楽しく読めた。




坂口安吾全集〈18〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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坂口安吾全集〈2〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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