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和書 508054 (192)



知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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この本の刊行は99年。既に「知識創造企業」などで評価を得ていた野中氏の経営理論の、いわばガイド本的な内容となっております。それだけに、具体的事例の紹介や手法の掘り下げまでは紙幅が足りなかったのでしょう(新書だけに、もともとそういう割り切りで書いたようにも感じます)。野中氏の著作を読んだことがない人にとって、ガイドブック(イントロダクション)として有益と思います。
ただ、個人的には、野中本のいわば王道である「知識創造企業」のほうが、ボリュームはあるものの、非常に詳しい解説と豊富な事例が掲載されているだけに、かえって理解しやすかったです。
野中氏が提唱する「ナレッジマネジメント」「知識経営」「場」などは、今ではすっかりおなじみになりました。類書もたくさんでていますので、今(2007年)から野中本を初めて読む人なら、他の野中本から読むことをオススメします。





電子マネー (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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本書が描いている20世紀の電子マネーの未来図というのは、
どうしても、現在(2007年)から見たとき、時代的制約があります。

特にそれは、非営利団体と非営利組織と電子マネーを記述するところに、
よく現われているのではないか、と思われます。微妙です。

電子マネーの現在は、
学術的・官僚主導的というよりは、
市場における信販的・流通的側面からのアプローチが多いわけで、
本書のタイトルを頼りに、購入はしないほうが賢明です。

電子マネーを実際に知りたいというのなら、
流通系メーカー発行のカードで実際に試すもよし、
勉強をしたいというのなら、パンフレットを収集したほうがいいです。

よって、本書は、出版された時代にとっては先駆的であり、
しかしながら、現在手にとるには、非実用的となっているのです。




日本人の消費行動―官僚主導から消費者主権へ (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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この本は文字通り、日本人の消費行動について高度経済成長期を中心に考察したものである。中には経済学用語などの細かく難しい用語があるため少々難易度が高く、興味がないと読破することは難しいだろう。逆に言えば、専門的知識を持つ人が読めば納得できる内容であるとも言える。しかし、消費行動論としては当然のことが書かれているので、経済学をかじった人向けの本だと言えるだろう。




ホンネで動かす組織論 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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年功制が「ぶら下がり」のために存在し、成果主義は能力のない人を温存させるために存在する。

労働者を十把一絡げに論ずるのではなく、一人ひとりを見ながら「認めていく」ことで成果を引き出そうとしている。

著者の本はどれを読んでも納得できる、そして実行し易いという点が他の組織論者との大きな違いだ。

読めば読むほど、納得できる。




ボスと上司 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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「クビ!」論では感じる所が多く20カ所近く折り曲げましたが、本書では2ページしか折り曲げませんでした。
著者の主張は「クビ!」論に集約されているのではないでしょうか?
これから社会人になられる方が読む分には損はありませんが、「クビ!」論を読まれれば本書を読む必要は無いと思います。




マクロ経済学を学ぶ (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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1996年初版だが、今も通じる入門書である。ただし入門書としてなめて
かかると損。普通のテキストならすぐに数式化してしまい、それで読者
を納得させるところを、できる限り文章で説明を行う。経済を語ろうと
する者にはこのような本をじっくり読み込むことも大いに研鑚になるだ
ろう。そんな意味で数式表現の経済学に慣れた中級の読者にも勧めたい。




マルクス入門 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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就職してから読んだ「ドイツ・イデオロギー」(花崎訳がお薦め)や「共産党宣言」には強い印象を受け、「何や、俺のこと書いとるやんけ」と思った記憶がある。学生時代には多分わからなかったであろう分業や生産手段、階級などの実質的な意味がスッと理解出来たし、国境を越えた商品流通の進展がローカルな共同体や文化を破壊する様子を描いてるところなどは、まさに今日のグローバリズムの課題を160年も前に予告している訳で、その先見性には驚かされるばかりである。

さて、今村氏晩年の本書である。マルクスの持つ多面性を周到に描き出しており、まず渾身の力作といっていい。

商品の「物象化」(=ブランド商品の氾濫)や、「自由な個人」と「商品経済体制」の成立は同時的であること(=消費社会における孤独感)、市民社会における「公民的共同体」と「経済的私人社会」の二つの分裂が最終的には後者に収束されていくこと(=経済至上主義とモラルの低下)など、いかにマルクスが現代の社会現象を先取りして分析していたかがよくわかるし、ハイデッガーのゼミでマルクスが読まれていたことなど、びっくりするようなことも教えてもらった。

個人的に面白かったのは、変革の実践主体としての「プロレタリアート」は、「概念」としての階級であり(つまり、フィクショナルな存在)、それが即、労働貧民を指すのではなかったという話。文化大革命やポルポト政権による「ブルジョワ」の弾圧・虐殺を経た今日では、ただの言い訳にしか聞こえなくもないが、マルクス自身の中でも「実在の下層労働者階級」と「理想化(抽象化)された変革主体としてのプロレタリアート」が混在していたのだとは思う。

これを読んで思い出したのが、浄土仏教の「悪人正機」の考え方。インテリやブルジョワジーよりも、「悪人」が優先的に救済される(べき)という考えは、「悪人」という存在を、単に「倫理的に罪を犯している人」という意味だけでなく、「職業的に禁忌に触れざるを得ない(下層)労働者」(農民・漁師・猟師・産婆・処刑人、さらには武士など)と捉えれば、マルクスの階級観念との共通性を感じる。同じく浄土仏教の「往相」「還相」も、吉本隆明などがよくキーワードとして使っているが、極めて弁証法的な考え方である。マルクスを深く読み込んだ吉本や今村が、同じように親鸞に魅かれるのも、こうした側面があるからだろうか、と思ったりした。

私自身、本書には非常に啓蒙されたが、既に何人かの方が指摘されている通り、入門書としては確かにハードルが高く、むしろ本格的なマルクス論としての密度の高さは、単行本で出してもいいくらいのものだ。ある程度、この分野の本を読んできている人には、非常に示唆に富む、知的刺激に満ちた一冊となろう。




マルチメディア・ビジネス (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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森と文明の物語―環境考古学は語る (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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 NHKの『森と文明』のテキストとして書かれた作品で、非常に啓発される内容である。地中海が痩せた海だ、といわれ、地図を見て、なるほど、確かにそうだよなぁ、と思ってしまう。あとは森について語る興味深さにどんどん引きずり込まれて、環境考古学の大切さや凄さを本当に思い知った。良書である。




優しい経済学―ゼロ成長を豊かに生きる (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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 大学時代は、たまたま経済を学んでいました。確か、
「経済学概論」の一番最初の授業は、「経済学とは何か?」
というテーマだったと思います。その答えは、「限られた資
源(天然資源、労働力、時間)を最も効率的に配分する学問
である。」だったと記憶しております。

 さしたる志もなく、経済学科で勉強を始めましたが、この
テーマを学べただけでも、4年間大学に通った甲斐があったと
思っています。

 経済学とは、経世家(社会をよりよいものにしようとする
情熱を持ち、これを実践に移そうとする人)の学問であると、
アダム・スミスは述べています。

 経済とは財テクや金儲けではなく、この世の中をよりよく
していくものだと、学びました。


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