戻る

前ページ   次ページ

和書 508062 (164)



一手の手筋大集合
販売元: 成美堂出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






一刀斎忠臣蔵異聞 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






一発逆転のクイズ―ストレスが吹っとぶ (ナイスデイブックス)
販売元: ナイスデイ・ブックス

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






何日君再来(ホーリイチュンツァイライ)物語 (河出文庫)
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本書を一言でいえば、かつて黄金の声と称えられた中国の往年の大歌手、周[王旋](チョウ・シュアン)や同時代の上海芸能界に関わる多くの人物の評伝だ。ただその構成がなかなか凝っていて面白い。「何日君再来」という戦時中の日本・中国双方でヒットした流行歌をキーワードに、当時中国に滞在していた著者が、横浜の中華街でテレサテンが唄う「何日君再来」を偶然聴いたことをきっかけに、現代中国でのこの歌の再流行やこれに対する当局の圧力なども交えながら、詳細のわからない「何日君再来」流行当時の背景をさぐり、そしてこの歌の作者を探していく。

 著者は8年もの歳月をかけて、様々な文献を調べ、李香蘭(山口淑子)を始めとする多くの関係者とのインタビューや手紙のやり取りを通してこのミステリーを解いていき、最後に作曲者本人にたどり着くまで謎解きの楽しさも味わえる娯楽読み物だ。ただ当の作曲者が文化大革命当時「何日君再来」が原因で迫害を受け、著者が出した手紙も検閲されているのには暗然とさせられた。それにしても「何日君再来」のようなすぐれた流行歌は、これを創った人間の企図や流行に圧力をかけようとする当局の意思とかかわりなく、大衆自身が好んで歌うことによって人々の間に膾炙し、後世にまで伝わっていくんだなあということを強く感じた。またテレサテンが、歌詞の最後を「再来来」と唄っていたとは気づかなかった。




歌詞集 いつだって「夢の途中」 (学陽文庫)
販売元: 学陽書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この人の詩が好きだ。優しさがあって、時にはいじらしさがあって、ロマンティシズムがある。
弟の来生たかお氏との共同製作で、たくさんのヒット曲を世に送り出してきた人である。本書に掲載されているものの中にも、誰もが知っているものも多い。
いくつか例を挙げると、
「シルエット・ロマンス」などは、恋におち、その恋に酔ってしまっている女のエロティックなナルシシズムが感じられる。〈鏡に向かって アイペンシルの色を並べて 迷うだけ〉といった部分などは、その描写力に一瞬にして引き込まれる。また、
〈恋はゲームじゃなく 生きることね 答えて 愛しいひと〉(「マイ・ラグジュアリー・ナイト」より)
といった部分や、
〈愛なら静かに祈るもの 二人寄り添い 急いで傷つくことはない 君に教えたね〉(「ORACION‐祈り‐」より)
といった部分には、その、愛というものに対する真摯さや、良い意味で老成している考えに、十代の頃、非常に感動した憶えがある。魚座特有の、慈愛に満ちた感性が成せる技ではなかろうか。
特筆すべきは「Goodbye day」である。もうこれはこの人の最高傑作と言えるだろう。
〈てのひらに口づけすると そっと力をこめてくる 無意識に甘えてるだろ 僕が隣りにいることに〉
こんな詩に、酔わない女などいるだろうか。アダルトで、ことごとくムーディーで、どこか拗ねたような、恋愛の中の倦怠や諦観のようなものがある。しかしそれは決して悪質なものではない。堕落の美、とでもいうべきロマンティシズムに満ちているのである。
良い詩集を手に入れた。こんな詩の載った文庫本を、鞄に忍ばせておくというのも詩的じゃないか。




逸脱の日本中世 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 日本史の中で最も狂気を感じるのは、戦乱の中世あろう。本書は独自のキーワードを「逸脱」として、能(謡曲)という芸能中心に逸脱、物狂いの種々相を論じて興味が尽きない。現代人から見た「精神障害者の中世」という優しくも鋭い視点に共感できる。謡曲に『平家物語』の「小督」があるが、この音楽説話の取り次ぎ役仲国に託宣する狂い者のいたことを指摘している。また、哀音の専修念仏・白拍子が亡国の音として疎んじられたことも触れている(雅)




井出洋介の一牌入魂―人生は勝負だ!!東大プロの強さの秘訣 (ラクダブックス)
販売元: 日本文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






伊東四朗・小松政夫の笑って笑って60分 (ワニの豆本)
販売元: ベストセラーズ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






従妹ベット〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






愛しの失踪人―女性探偵ローレン・ローラノシリーズ (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

サンドラ・スコペトーネは描写力、構成力、読ませる文章力、全てが第一級の、今一番旬の女性推理作家だと思う。
その主力シリーズが、このNYを生きる女性私立探偵ローレン・ローラノシリーズだ。その第三弾。

ローラノは、作者スコペトーネ同様にレズビアンであり、イタリア系であり、行った先々で「本当に私立探偵?しかもレズビアン?」とバカにされてしまうほど、外国人にしては小柄な女性探偵である。

スコペトーネ作品、特にこのローラノシリーズの力は、何と言っても主人公の一人称で語られる女性の心理描写が非常に繊細でうまく、説得力があること。夢中で読めてしまう。

NYの物騒な裏町で、レズビアンの女性探偵であるローラノが受ける理不尽な侮辱や危険もリアルに描かれているが、それもむしろローラノの、ただ男勝りなのではなく、潔く、筋の通った生き方の源泉として、物語に不可欠な要素になっている。ローラノの、様々な仕打ちを勇気や優しさに変えていく力から生まれる彼女の自信が、リアリティと共にさわやかさを生み出している。

あらすじは商品レビューに載っている通り。ローラノは前作で指摘された、無意識に人を批判してしまう癖を直して出直し?、同じビルに住むゲイカップル、リックとウィリアムも前作で手を染めてしまったことが判明した麻薬を絶ち、関係を修復して再出発。リックはこの作品の中で撮影されている、ローラノを主人公にした映画の脚本を担当している。ローラノの恋人・セラピストのキップ、同じイタリア系アメリカ人で、同性愛に偏見を持たない刑事のチェッキーはもちろん、こうした互いを理解しあった仲間であるシリーズキャラクターたちの存在も心地よい。
最後に。シリーズを通じて翻訳を担当されている安藤由紀子氏の訳文が自然で非常に生き生きとしていることも、このシリーズの邦訳版の魅力を大いに増している。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ