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和書 508062 (245)



回想―20世紀最大のメモワール (上) (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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 よく、素晴らしい男性をほめるときに「男の中の男」という表現があります。
 もし、「女の中の女」という表現を使うとするなら、それはレニ・リーフェンシュタールしかありえません。
 本来なら、ダンサー部分で一冊、女優として一冊、もちろん「オリンピア」で一冊書かなければならない人物です。 その後もヌバのことやスキューバダイビングなどのことも考えに入れると、この分量でもまだ足りないと思います。 しかも、百歳すぎまで生きて、最期を看取った「アシスタント」ということになっている彼氏はなんと40歳も年下だったとか。 まさに「女の中の女」ですね。

 「回想」の文章は、いわゆる名文ではありません。 しかし、一文が非常に短く、それぞれのチャプターも短いので、中だるみするところがありません。 まあ、あれだけの人生を送った人に無駄な修飾語は必要ないということでしょう。

 翻訳者はレニの個人アシスタントで、非常に著者の意を汲んだ名訳であることも付け加えておきたいと思います。




回想―20世紀最大のメモワール (下) (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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上巻における山岳映画撮影の日々はまさに映画「クリフハンガー」を地で行くスリリングさがあったが、下巻の大半を占めるアフリカ探検の件もひとりの女性の回想録の範疇を超える壮絶な体験記となっている。彼女は何度死線をさまよったことか。彼女は生涯を冒険に捧げた感がある。また一方ではナチスの負の遺産のスケープゴートにされ、あらゆるスキャンダルに晒される後半生でもあった。カフカの「審判」の主人公よりも不条理な世界に巻き込まれてしまった。ささやかでも良い確かな幸せを彼女にお与えください、と何かに祈りながらページをめくり続けていたような気がする。海との出会いは彼女に何を与えたのだろうか。




回想 黒沢明 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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 98年にお亡くなりになった黒澤明監督の日常生活、撮影現場での「つぶやき」を中心に実の娘である黒澤和子さんが、「選択する」「反抗する」「感じる」「食べる」「着る」「倒れる」など24の動詞をマクラに振って回想したのがこの新書。和子さんによる黒澤本はこれで3冊目になるそうだが、やっぱり娘にとって父親というのは理想の男性なんだろう。例えば息子だったら、こんな礼賛はしない。ほとんど手放しの崇拝ぶりだ。

 収録されている黒澤語録も、「自分の好きなことが見つかれば、一気呵成に勉強するもんだ。それじゃなければ身につかない」(p.79)、「楽しいと感じ始めるところまで、一生懸命やれば、あとはいくらでも努力できるものさ」(p.80)、「勉強しろという言い方が横行したから嫌になったんで、好きなことを夢中でやりなさいと言えば、なんてことはないよ」(p.871、いずれも「勉強する」から)など人生肯定的なものばかり。そして、スタッフには現場では厳しくあたるが、必ずフォローして、仕事が終わればみんなでワイワイ騒ぎ、テレビのスポーツ番組に夢中になるという理想の姿(サッカーなんか見たこともない!と叫ぶ『私は映画だ―夢と回想 』のフェリーニとはなんたる違い!)がこれでもか!とばかりに描かれる。

 『蝦蟇の油―自伝のようなもの』は読んでないのが、もう少し、意外な面を読みたかった気もする。




回想 日本の放浪芸―小沢昭一さんと探索した日々 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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回想の文学座 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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海賊船バンシー号~ファイティング・ファンタジー (16)
販売元: 社会思想社

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世界征服を企む悪の魔法使いがいて、それを阻止するために正義の冒険者が立ち上がる。という話がどうしても多くなるのは当然です。
でも、たまにはモンスターや悪人の立場というのもプレイしてみたいものです。というわけで、『海賊船バンシー号』では海賊の船長となって、欲望のおもむくままに存分に暴れ回ることができます。

正義のキャラだとどうしても行動が制限されることがありますが、悪にはそんなものありません。とにかく財宝を荒稼ぎする。それだけです。
舞台は一応クール大陸なのですが、他のクール大陸を舞台とした作品との関連性はほとんど無いのがちょっと残念ではあります。




怪談学園―水絵のゴーストバスターズ (双葉文庫―ペパーミントゲームブック)
販売元: 双葉社

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これは確か小学校高学年の頃に読んだ本で、
今まで途中で飽きてしまってどんな本でも最後まで
まともに読むことができなかった私でしたが、
この本は初めて最後までスイスイ読めました。
自分で道を決める「ケームブック」形式というのも
あるのでしょう。

それでいて結構スリル満点でした。




改訂版相性まるわかりの動物占い (小学館文庫)
販売元: 小学館

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改訂版人間まるわかりの動物占い (小学館文庫)
販売元: 小学館

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怪盗ジゴマと活動写真の時代 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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 活動写真の時代、って言うから、ちゃんとあの時代の、ジゴマに代表される連続活劇の世界的ブームについて書いてあるのか、と思うと、大間違い。期待して損した。著者は図書館の人だけあって、たしかに事実関係は丁寧に調べてはいるけれども、日本のわずか数年のジゴマの流行と禁止のことを表面的になでただけ。活動写真のことだって、たいして書いてない。新書一冊分ほどの内容はない。雑誌の特集記事程度が水で薄められた感じ。
 図書館の人がジゴマについて書くなら、その背景にある大衆新聞の三面記事の犯罪ネタが新聞小説やパルプフィクション(通俗雑誌)に影響して、リュパンやニック・カーター、ドクトル・ファントムなどが大流行し、また、エジソン社のマフィア的活動のために、フランス製パイレーツフィルムのコピーが日本に大量に流れ込んだことなど、もっと書誌的な基本を踏まえて、日本のあの異常な事件を位置づけるべきだと思うのだけど。あの程度調べただけで、もう満足してしまったのかなぁ。


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