戻る

前ページ   次ページ

和書 508062 (349)



サイボーグを倒せ~ファイティング・ファンタジー (17)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いかにもアメリカ映画的な作品の『サイボーグを倒せ』です。イラストもなんかそんな感じです。本書の特徴は、ヒーローである主人公が4つの超能力のうちどれかを選ぶマルチストーリーであることです。
『サソリ沼の迷路』も3つのマルチストーリーでしたが、実質的な冒険としてはどれを選んでも大差ありませんでした。行く場所はどうせサソリ沼でした。しかし本作は選んだ超能力の違いで、ストーリーも展開も全く異なってきます。
一度クリアしても、また違う選択肢を辿ることにより幾度も楽しめる、というのがそもそものゲームブックの売り文句でしたが、本当の意味でその楽しさを追求できるのは本作が初めてかもしれません。

内容としては、主人公はヒーローなので、市民の間で日常的に起こる事件やトラブルを解決して行きながら、恐怖結社の秘密会議がいつどこで行われるかの情報収集をするというものです。
4つの超能力のうち、持っている1つが最初から決まっていたら、選択肢を選ぶ余地が少なくなってしまうのではないか、と考える向きもあるかもしれませんが、そんなことはなかったです。ゲームとしてもそれなりに楽しめましたし、持っている超能力の違いで、事件の解決の仕方も違ってくるので、物語としても読みごたえがありました。

そういえば、ファイティング・ファンタジーシリーズで、主人公に名前がある作品って珍しいですね。しかも邦題がサイボーグを「倒せ」という命令形なのも珍しいかも。




サムライの剣~ファイティング・ファンタジー (20)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

欧米人の視点から東洋、日本を見たらどう感じるのか。それを如実に示してくれている『サムライの剣』です。
逆にいえば日本人だって、外国に対して誤解や偏見を抱いているかもしれないという警鐘とも受け取れます。
難しいことは抜きにして、ゲームとして、充分に和風(?)世界を楽しむことができます。

物語の構造は、敵のアジトに入り込み、ボスを倒して奪われた品物を奪還する、というもの。そう言ってしまえばホント普通ですよね。
しかし舞台、登場人物、アイテム等を和風に変えれば、ファンタジー世界の雰囲気も大きく変わります。舞台となっている八幡国は、クール大陸にあるので、一応タイタン世界の作品ではあります。

ただせめて邦訳タイトルが『剣』ではなく『太刀』か『カタナ』あたりにはならなかったのですかね?探索するアイテムが「鍔鳴りの太刀」なんだし。




死のワナの地下迷宮~ファイティング・ファンタジー (6)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 かつて某雑誌で人気投票をした結果、最優秀賞に輝いたのがこの作品だったらしいです。ゲームブックは『君は~だ』と強制されるスタイルがほとんどですが、このゲームはいわば自由参加で、一緒に参加する競争相手も存在します。競争相手も個性的で魅力に溢れているのですが、ときたま死体で対面したりもして、自分は何と危険な冒険に出ているんだと実感できます。
 ゲームバランスもなかなかいいのですが、少々敵が強めですね。戦闘を全て『勝った』ことにしてしまう無敵モードを導入しても、なかなかクリアできませんので、歯ごたえがあります。




死神の首飾り~ファイティング・ファンタジー (11)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ファンタジーではありますが、アランシアやクールなどを舞台としたいわゆるタイタン世界ものではありません。かなり独自のファンタジー世界であるようです。「ようです」と微妙な表現を用いて断言を避けているのには理由があります。

ゲームブックには大きく分けて一方通行と双方向の二種があり、本書『死神の首飾り』は前者です。一方通行というのは、初心者でも混乱なくプレイしやすい。選択肢を誤ると途中で手がかりやアイテムを入手できず、後半で行き詰まることがあり、それが面白さであると同時に不満要素ともなる諸刃の剣です。そして双方向タイプよりはかなりスピード感があります。一回のプレイで辿る選択肢は、本一冊のうち半分強から多くて8割くらいなのではないでしょうか。
そう。この作品は独自の世界を形成していると思われながら、一回のプレイで本一冊分を全て読むわけではないので、世界が描き切れていない、読者に伝え切れていないのです。非常に惜しい。
小説的な面白さを追求するのではなく、単純にゲームとして楽しめればいいという人にとっては別に悪くはない作品だと思います。




深海の悪魔~ファイティング・ファンタジー (19)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

冒険の舞台は海の中です。
とはいえ、ファイティング・ファンタジーの世界とルールの中ですから、他の作品と冒険の内容が大した変わるわけではありません。
モンスターが海棲のもので、情景描写が陸上ではなく海であるということ。
逆にいえば、そういう要素さえきちんと表現できていれば、海の冒険として充分成り立つのです。
冒険自体も、オーソドックスっぽくはありますが、充分に楽しめます。

本書『深海の悪魔』の冒険の舞台についてのバックグラウンドは『タイタン』に詳しく述べられてはいるのですが、この作品の中でもアランシアとの繋がりをもっと描いても良かったかな、とも思います。ただ海の中の冒険というのではなく、あくまでもタイタン世界の海なので。




地獄の館~ファイティング・ファンタジー (10)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ファンタジー、のような気がするのですが、『地獄の館』の舞台は現代です。妖しい館の中の世界はホラーです。
主人公は冒険者でもヒーローでもなく、普通の人です。恐怖体験をすると恐怖点が蓄積し、最終的には発狂してゲームオーバーとなってしまうシステムを採用したのは本作が初めてではなかったでしょうか。

恐怖点があることを除いても、ゲームとしては難易度が高いです。ホラーの作品は難しい傾向がありますが、それにしてもやはり難しいです。プレイする場合は、ファンタジーではなくホラーであり、戦士ではなく一般人なのだということに留意し、あまり無駄な戦闘は挑まない方が良いでしょう。戦闘ではなく機転と情報収集で生き抜く、という意味では玄人好みのゲームです。
その割にはゾンビーや地獄魔人などといったファンタジー的なモンスターが結構出て来ますけどね。




スターストライダー~ファイティング・ファンタジー (27)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






天空要塞アーロック~ファイティング・ファンタジー (33)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






盗賊都市~ファイティング・ファンタジー (5)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者が主に描いたアランシア世界の中心的都市であるポート・ブラックサンドをメイン舞台とした冒険です。だから著者の代表作と言っても過言ではないでしょう。難易度としても、易しすぎもせず、理不尽に難しくもなく、これぐらいが安心して楽しめるレベルかもしれません。

『盗賊都市』ポート・ブラックサンド。猥雑な街並みをちょっと歩けば何かしらの出来事があり、雑多な人やモンスターとの出会いがあって、飽きさせません。
冒険の内容はアイテム探しです。そのアイテムさえあれば、最後のボスのザンバー・ボーンは案外呆気なく倒せてしまいます。そこが盛り上がりが欠けて物足りないといえば物足りないですかね。

統治者はアズール卿。こんな街を治めているんだから、ある意味スゴイ人です。
タイタンシリーズ全体の傾向として、敵の悪役に魅力があるということが言えると思いますが、アズール卿も存在感抜群の悪役です。




トカゲ王の島~ファイティング・ファンタジー (7)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

難易度的には中くらいと思われる『トカゲ王の島』です。
砂浜、沼地、ジャングル、山岳地帯、鉱山などなど、野外冒険のオンパレードといった感じです。逆に、焦点がぼけてしまった憾もありますが。

モンスターも多数登場します。どちらかといえば、野生動物系が多いような気もしますが、甘く見てかかると消耗させられます。その分、理不尽なデッドエンドはあまり無いので、安心してプレイはできます。

この著者の他の作品と比較すると、ストーリー性は若干稀薄です。敵のトカゲ王にしても戦闘力でいえば確かに強いのですが、単純に戦って倒すだけの相手という感じです。
欲をいえば、トカゲ王を頂点としたトカゲ兵の社会をもうちょっと書き込んでほしかった気もします。

なんか、難点ばかりになってしまいましたが、スタンダードな作品として楽しめるのだけは確かだと思います。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ