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和書 508062 (350)



ナイトメアキャッスル~ファイティング・ファンタジー (25)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

舞台はクール大陸南西部。だからタイタンシリーズの内の一作と言うことになりますが、『地獄の館』の恐怖点のような意志力点というシステムがあります。つまり、本作『ナイトメア・キャッスル』はホラーでもあるのです。
他のタイタン作品に登場するモンスターは、汚らしさやおぞましさと同時にどこか愛らしさのようなものも兼ね備えていますが、本作ではそういう愛着を持てる要素は全くといっていい程ありません。
イラストも不気味だし、文章の描写もホラー的悦に入っています。迂闊な行動をすればキャラクターは恐怖におののき意志力点試しをさせられますが、プレイヤーもまた恐怖を感じることとなるでしょう。そういう意味では、タイタンものでホラーに挑戦という企画は大成功といえます。

最初からクール大陸内のニューバーグ市が舞台と決められていたからでしょう。冒険の舞台ニューバーグは細部に至ってまで歴史や地理などの設定がされているようです。でもあまり印象に残りませんでした。だって、ホラーとしての色彩が強くて、怖がってばかりで街での情報や必要なアイテム集めの中で観光を楽しむ余裕なんて無かったですもん(言い訳)。
ヒーローものならば主人公は多少の無茶をしても何とか乗り切れるものですが、本作は『地獄の館』ほどではないにせよデッドエンドがかなり多いです。やはりホラーものであるということの現れでしょう。
あ、ストーリーもあまり印象に残っていません。だって、……(以下同じ言い訳)。とりあえず城の中は街よりもずっと怖いです。さすが敵の本丸。




奈落の帝王~ファイティング・ファンタジー (32)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バルサスの要塞~ファイティング・ファンタジー (2)
販売元: 社会思想社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ゲームブックといえば、第一号である『火吹山の魔法使い』が代名詞として知られていますが、内容的にはそれに勝るとも劣らぬ名作として評価も高い第二号『バルサスの要塞』です。
火吹山では敵が魔法使いで主人公は戦士でしたが、本作では敵は魔術師にして戦士ですが、主人公もまた魔法を駆使できます。魔法を色々使える分、普通の戦士よりは選択の幅が広く、またその魔法も個性的でいてゲームバランスの中にしっかりと合っていて、よくできています。

登場するモンスターも、ガーゴイルやゴーレムといったファンタジーではお馴染みのものから、円盤人、カラコルム、ガンジーのような独特で印象的なものまで多彩です。それらを描いたイラストもまた読者の想像力を喚起する一助として素晴らしいです。ただし表紙イラストだけはイマイチですかね。

後付けで、本書の中ではほとんど語られていないとはいえ、敵のバルサス・ダイアについてはタイタン世界における詳細な設定がされています。『火吹山の魔法使い』に登場するザゴールや『モンスター誕生』に登場するザラダン・マーとは兄弟弟子だったのですね。そういう設定をあらかじめ頭に入れた上で再度読んでみても、また新たな楽しみがあるかもしれません。




火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー
販売元: 社会思想社

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最近、復刊されたとうかがい、20年近く前に持っていた本書の方でレビューを書かせていただきます。

日本のRPGゲームのさきがけ、というとドラゴンクエストシリーズを思い浮かべる人が多いですが、私にとってはこれがRPGの原点です。

RPGがいつの間にか「経験値を貯めるゲーム」と勘違いされる中、本書は本当にロールプレイング=役割を演ずる、という本来の意味が味わえる作品でした。

本書をきっかけに、日本でもRPG&ゲームブックが大流行。一時期は専門雑誌まで登場する勢い。
その後もいろんなゲームブックが登場しましたが、原点はやはりこれ。そして、今読んでも(プレイしても)面白いのもやっぱりコレ。
イラストもコミックっぽいものではなく、子供だった自分には「これがファンタジーの世界なんだ」とカルチャーショックに近いものをうけました。

その後のシリーズもお奨めです。
復刊も、一時期の流行で終わらないでほしいですね。




フォボス内乱 (現代教養文庫―アドベンチャーゲームブック (1235))
販売元: 社会思想社

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フリーウェイの戦士~ファイティング・ファンタジー (13)
販売元: 社会思想社

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ゲームブックの基本コンセプトの一つとして「自分が映画の主人公になって活躍してみたい。自分が主人公ならこう行動するのに」という欲求の充足というのがあります。映画といえばスピード感のある派手なアクションシーン抜きには語れないということで、『フリーウェイの戦士』は、近未来を舞台としたカーアクションです。

難易度でいうとそれほどではありません。理不尽なデッドエンドをあまり作らない作者の作品なので、安心してプレイはできます。
ファンタジーのような自由自在な魔法や意表をついたモンスター、SFのような派手な科学ネタやメカネタ、というのが出てこない設定です。制約が多いし、ストーリー性もさほどある作品ではありません。一言でいえば、地味ですね。
それでもコテコテの和製ファンタジーに食傷気味の人には、良い口直しかも。




真夜中の盗賊~ファイティング・ファンタジー (29)
販売元: 社会思想社

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迷宮探険競技~ファイティング・ファンタジー (21)
販売元: 社会思想社

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『死のワナの地下迷宮』の続編的存在。
前年、ファングの地下迷宮をクリアする者が出たので、サカムビット公が懲りずに迷宮をパワーアップさせて、報酬も二倍にしたという設定の『迷宮探険競技』です。
主人公は奴隷状態からスタートし、前半はブラッド・アイランドでの残酷な生き残りゲーム。後半はファングの地下迷宮。という構造になっています。

メインの舞台は地下迷宮です。読者を飽きさせない巧みな罠、モンスター、シチュエーション。ダンジョンの冒険を存分に堪能できます。まぁ、堪能なんぞしていたら死んでしまいますが。

どんなモンスターよりも存在感があるのが、直接の敵ではないけどサカムビット公です。迷宮を作り、モンスターを集め、高額の報酬を用意し、などと莫大な財産を持っているはずなのに、それを侵略戦争に使ったりせず、残虐な街興しという道楽に費やすのですから、底の知れない人物ではあります。




モンスター誕生~ファイティング・ファンタジー (24)
販売元: 社会思想社

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逆転の発想ですね。『モンスター誕生』。
どんなゲームであれ、モンスターといえば人間の冒険者にやられまくるのが宿命なのですが、本作ではモンスターを主人公に据えています。

ただ発想を逆転するだけなら、あるいは誰にでもできるかもしれませんが、本書ではあくまでも主人公が人間ではなくモンスターなのだということを徹底しています。最初のうちは理性が働かず本能だけで動いてしまいます。プレイヤー(もちろん人間でしょう)が考えて選んだ選択肢も意味をなさないことすらあります。物語が進むに従って知性を得て、冒険の全貌が見えてくるようになります。なかなか難しいけど、その過程は面白く、クリアした時の達成感もひとしおだと思います。

この作品の優れているところは、逆転の発想だけではありません。敵であるザラダン・マーにかかわる設定が詳細に描かれています。この作者にとってまさに、アランシア世界を舞台とした作品の集大成なのです。翻訳ものゲームブックといえば、無味乾燥にパラグラフを辿って行くゲーム重視の作品が多かったのですが、本作は読み物としても非常に楽しいです。




モンスターの逆襲 (現代教養文庫―アドベンチャーゲームブック)
販売元: 社会思想社

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『モンスターの逆襲』です。あらすじにある通り、主人公はモンスターです。最初はゴブリンで、魔法の黒いヒスイの力で次々に強力なモンスターに変身して行きます。
RPGに登場するプレイヤーキャラクターの戦士とか僧侶とかが敵です。
まさに逆転の発想です。

ゲームとしては、魔法の黒いヒスイを見つけてパワーアップする、という目的がはっきりしていますし、難易度はともかくルール的にはシンプルではあると思います。どんなモンスターに変身するか選ぶのがキモになります。
過程、過程で変身するモンスターの描写が良かったです。特殊能力や特徴を良く出していました。
とにかく、モンスターが主人公で、変身して行くというアイディアが秀逸でした。


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