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和書 508062 (355)



仮面(ペルソナ) (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)
販売元: 幻冬舎

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風水火那子シリーズ二作目。前作「阿弥陀(パズル)」は純粋パズラーとも言える作品だったが、今作も仕掛けが面白い。
事件前が描かれた後すぐ、事件後に時間が移り、事件そのものは回想と手記の形で展開されていく。それは単に倒置しているだけでなく、この作品の大きな仕掛けが潜んでいる。

また事件を追うストーリーの中に入れ子のように挿入されるスリリングな追跡劇もなかなかのものである。
惜しいのは、記述上おそらくやむを得ず施されたであろう措置が、一部の謎をわかりやすくしてしまっていることである。
だが、作品自体も挑戦的であるし、ミステリの定型に対しても挑戦的であるように感じられる、その点でとても楽しめた。




恋 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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ゴーマニズム宣言〈1〉 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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ゴーマニズム・シリーズの第一作。"思想マンガ"と言う漫画史上画期的なジャンルの出発点となった記念碑的作品。この頃は2頁/1話の配分で描いていた。作者が本シリーズを書き始める気になったのは、読者が自分の思想に付いて来られるようになったと言うから、その傲慢ぶりが窺える。

恐らく上記の理由以外に、漫画・言論界のタブーを打ち破って、自分の主張を世間に訴えると言う試みがあったと思われる。それまで、漫画家として閉塞感を感じていたに違いない。しかし、描くマンガはあくまで"笑い"を取ると言う原則を忘れていない。大したものである。最初は主に私憤を描いていたのだが、差別問題、薬害エイズ問題、権威主義への批判、国際貢献を初めとする外交問題等を描いているうちに公憤が対象となった。これが、その後の果てしなき論戦に繋がるのである。本シリーズの前に、「おこっちゃまくん」と言う子供向けのプロトタイプがある事も本書で初めて知った。こちらも中々面白いが、これで「大人向けにも行ける」と言う感触をつかんだのではないか。

本書が無ければ、「戦争論」も「差別論」も「台湾論」も無かった。読者に「自分の頭で物事を考えよ」と常に訴える姿勢も心地良い。"思想マンガ"と言う画期的なジャンルを切り開いた勇気と熱情の書。




三三七拍子 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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その言葉にに尽きます。何か太田さんの文章って読んでいて不思議な気持ちになるんですよね。普段テレビではふざけてばかりだけど、本当はこんな事考えてるんだと感心しちゃいました。私が好きな話は「鳥」と「夏の思い出」です。




シナリオ ラブ&ポップ (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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シャングリラ―夜会1994 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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処女 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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 「処女」で検索した方ごめんなさい。これは
H系ではありません。正確には「原田宗典処女作作品集」です。
 原田さんの戯曲、小説、コントの処女作を集めた本。
軽いエッセイばっかり書き飛ばしてるあの男?と思う無かれ。
意外と想像できないほど幅の広い芸をお持ちの方なのです、原田さんは。
 小説は、学生時代に書いた「失透」を収録。

感想は・・・、あまりおもしろくなかったかな。
原田ファンは必見です。




生死半半 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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淀川さんは、生涯を独身で通し、人生の伴侶には映画を選んだ。この本は彼が86歳の時に執筆したもので彼の「死」や「生」に対する考えが綴られている。いくら映画が好きでも日常生活のパートナーがいなければ寂しいのではないか。私はそう思ったが、本を読み進むうちに、こんな考え方もあるのかと納得した。高齢化社会の中で、長年連れ添った夫婦のどちらか一方が先に旅立ってしまう。そういう場面があちらこちらで見られるようになった。一人で死ぬというのはごく当たり前のことなのに、実際、我が身にそれがふりかかってくると、かつてない大事件が起こったように感じ、絶望の淵に立たされる。それを淀川さんは自分一人が孤独なのではないし、みんなも孤独なのだと考える。肝心なのは、亡くなった人のためにも、自分がしっかりと生きていく姿を見せることなのだという。
 淀川さんは都心のホテルで一人住まいをしていた。高齢になってから一人でいるというのは想像するだけで、静寂が漂ってきそうだが、彼にはそんなことを考えてくよくよしている暇はない。良い仕事をするのに懸命だからだ。

 結婚をしてしまったら、自分ばかり好き勝手なことをするわけにはいかない。奥さんをいたわることを考えたり、子供と一緒に遊んで上げる時間をとったりと体力も気力もいる。そうしているうちに、好きなことが離れていってしまう。器用に仕事と趣味を両立できないからと、はやいうちから一人で生きていくとを決めてしまったという。自分のことをよく知っていて、さらに他人への思いやりがなければこのような決断をするのは難しい。
 人間の孤独を正面から受け止めることや、死を見つめながら、今日という日を人生最後の日だと思って精一杯生きる。そういった、ブラウン管からのあの笑顔からは想像できない淀川さんの一面を垣間見ることができる。

 美しく年齢を重ねるということに非常な憧れを抱かせる本だと思う。




ターニングポイント (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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月が言い訳をしてる (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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単行本の文庫化です。
CHAGEの「回顧録」と「旅行記」を収録した作品です。
よくある「バラシ系」などではなく、CHAGEの人柄か、温かみのある作風となっています。
「回顧録」では、CHAGEが昔を振り返るのですが、変に力が入らず、素直に回顧しており、好感が持てます。一方で、「自分は月だ、ASKAという太陽の光を浴びて輝く月だ」のフレーズには、深みを覚えました。
「旅行記」はごくシンプルなアメリカ旅行の記録です。やや下ネタ風の気配があるのはご愛嬌ですが、意外や意外、有名人らしくない、シンプルで平凡な旅の記録です。
しかし、有名なCHAGEの写真は見事の一言。
こちらが本職?と思ってしまいます。
全般的に「出版する程では...」と、思ってしまう内容ですが、逆に肩に力を入れず、CHAGEと会話している気持ちになれました。




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