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和書 508062 (371)



超能力のトリック (講談社現代新書 (799))
販売元: 講談社

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 古典的な心霊トリックからユリ・ゲラーまで主に西洋の社会でおきた心霊・超能力事件のトリックをわかりやすい図版と平易な文章で解明する。世の中には超能力や心霊現象を頑なに信じる人もいれば信じない人もいる。すくなくともここでは過去に起きたそれらの事件を解明してある。勿論一部の否定は全部の否定とは成らないがオカルトの世界に突入する前にこういった本を読んで冷静に考えてもらいたい。そうすれば、超能力や心霊現象が本物であるか偽物であるかを見ぬく目を養えるだろうから。




手塚治虫―時代と切り結ぶ表現者 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 少年期から手塚漫画に親しみ、その枠組を自己の無意識としてきた(200頁)、1949年生まれの社会学研究者が、1990年に刊行した、「生涯現役の知的な漫画職人」手塚治虫(1928〜1989年)の評伝。手塚は新興郊外住宅地宝塚のかなり富裕な家庭で育ち(祖先については22頁)、父には嫌悪感を、母には親近感を持っており、戦前からモダンな感覚を身につけていたが、空襲体験から、ヒューマニズムへの不信感や破滅願望をもいだいた。彼は戦後の解放感の中で、医学部に通いながら(医師免許取得)、赤本漫画を描き始め、スピード感溢れる絵で一躍有名漫画家となった。彼は西欧近代的な限界を示しつつも、差別問題を中心的に扱い、長編ストーリー漫画を創出し、さまざまな漫画界の約束事(116頁)を考案した。1961年には虫プロを設立し、日本初のテレビアニメ製作・放映を行うが、キャラクターの商品化で何とかもたせたものの、リミテッド・アニメ手法の採用と価格ダンピングによる過重労働、多忙な手塚(当時漫画雑誌の週刊化も進展)によるワンマン体制のため、1973年には経営に失敗し、倒産に至る。この時期、彼は劇画やスポ根ものの人気に追い上げられ、焦っており、それが暗い漫画表現やライバルへの辛辣な批評にも現れている。この時期の失敗の経験は、手塚の人間観察を深化させ、人間の暗部を鋭く描く作品を生み出すと共に、日本の近現代史の再検討や自然破壊の告発・エコロジー思想の啓蒙にもつながってゆき、手塚は数々の賞を受賞した。彼は多作でありながら、生涯自分で原作・脚色・作画をこなし、常に作家精神と商業主義とのはざまで苦闘していた。この苦闘を支えたのは、彼の強烈な承認願望とライバルへの対抗意識であった。本書は「漫画の神様」の明暗を鋭く描き出した分析であるが、手塚作品の分析に主眼があり、社会変化との関わりの分析は少ない。





トリックの心理学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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普通のマジック専門書は読むのがしんどいですが、この本は読みやすかったです。主にクラッシックマジックが載っています、特に最後のアウトオブジスワールドは良かったと思います。




日本の遊園地 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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先日Newsweek誌に第二東京タワーは東京の下町に浅草・凌雲閣以来の高い建物(シンボルマーク)ができると記事が載っていた。
博覧会や万博が国民のものではなく実は政治や外交の武器(現在は企業のもの)になっていたことは周知の事実である。
では大型はこものである遊園地は誰のものであろうか???
残念ながらこの本一冊だけでは回答は出ない。が、自分たちが住んでいる身近な街に遊園地があっこと、その遊戯(回転木馬など)の意味や歴史が意外と奥深い。
物知り博士気分になるが、マニアックな分野である事は間違いない。




日本海海戦の真実 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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著者は海軍出身、戦後は防衛庁で戦史とくに海戦史の研究に尽力された文学博士である。中堅士官として帝国海軍の崩壊を目の当たりにした世代として戦史を真摯に追求された姿勢に、戦後世代の私は深い尊敬の念を抱いている。

本書は日露戦争の中でも海軍、とくに日本海海戦に的を絞って専門的立場から解説された書だ。戦史専門家として発掘した事実を、大人気の小説「坂の上の雲」とも対比させながら解りやすく解説しており、キチンと読めば日露戦争に関する知識が無くても理解できる(もちろん「坂の上の雲」を読んでいればもっと楽しめるだろうが)。

本書を読んで痛感するのは、戦史研究という比較的小さな分野でも、史料を丹念に読み解く地道な作業が不可欠ということだ。歴史は小説ではない。どれだけ人間を惹き付ける魅力の持ち主でも、過ちを犯して大きな災いを呼べば(断罪されないまでも)その真実が白日の下に晒されてしまう。
一部の史料を、その歴史的な意味づけも吟味しないまま大げさに取り上げて面白おかしく「真実」を作り上げる風潮が強い昨今、こうした学者・研究者としての修練を長年積んだ真の専門家の地味な著作も、もっと読まれるべきではないだろうか。




パズルで遊ぼう (講談社現代新書 (690))
販売元: 講談社

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ヒッチコック (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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ぼくはこの本からヒッチコッキアンになりました。いまではヒッチコック関係の和書、洋書、ビデオ、DVDが部屋の中にごろごろするような状態になっています。この本はそんな私にしてくれた記念すべき本ですね。ヒッチコック作品の魅力をコンパクトにまとめた名著だと思います。




ビートルズ (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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ブラック・ムービー―アメリカ映画と黒人社会 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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アメリカ映画に黒人(たち)が登場したのは巨匠グリフィスの『国民の創生』をもって嚆矢となす。ただしそれは黒人に対する救いがたい偏見にみちたものであって、黒人による黒人のための映画ではもちろんない。黒人を黒人の視点から映画に撮ることを目指して、黒人の映画監督・俳優・製作者たちはどのような闘いを演じてきたか。これが本書のテーマである。そしてそれらの闘争的な段階を経た後に「ブラック・ムービー」は、いまや中流階級としてアメリカ社会に受け容れられた黒人たちの普通の映画と、相変わらず下層社会に取り残されて貧困を再生産するしかない黒人たちの先鋭的な映画に二極分化する。
本書ではこうした黒人映画の歴史がつぶさに語られている。シドニー・ポワチエ以降はわれわれにも馴染みがあるが、とりわけ戦前の黒人映画については裨益するところ大である。重要作品を蝶番にして話を次に結びつけていくので読みのリズムが中断されないのは著者のお手柄。文句なしの良書である。星ひとつマイナスなのは、本書の性質上もう少し写真が掲載されていてもよかったし、また人名・作品名が多数出てくるので索引が欲しいところだから。ただしそれらは欠点というほどではないし、また製作費の問題もあるから著者の責任でもない。




マイルス・デイヴィス―ジャズを超えて (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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マイルス・デイヴィスの人生と各音楽期の名盤紹介が簡潔に説明されている。
それが1950年代以降のジャズの歴史を語るのと同義語になっているのが
面白い。マイルスの各時期を代表したアルバムが、著者によって十数枚紹介されているが、意見が分かれるのは主観の問題である以上、仕方がないかも。
マイルスを手っ取り早く理解できる本としては良い。


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