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和書 508062 (381)



平尾昌晃の歌上手になる本 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ビートルズ海賊盤事典 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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音楽への愛は、何もアルバムを聞き込むことだけではない。
人の数だけ、その対象への愛し方が存在していて、何が悪い・・・。
自由と愛を謳歌し、60年代をさすらったビートルズへの愛し方として、これほど深く、真摯に、多面的に彼らについて書かれた書物を、私は他に知らない。
初盤とコピー盤の見分け方、レーベル原産国、アウトテイクの徹底的な聞き込みなど、現在にいたるまでのマニアックな楽しみ方の基礎を作った。

なぜかその後再販されないが、著者にはぜひ25年以上経った現在にこそ、続編の刊行を強く望みたい。




ビートルズってなんだ?―53人の"マイ・ビートルズ" (講談社文庫)
販売元: 講談社

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さすがに今読むのは・・・・。
昔の本なので、(ジョージはまだ亡くなっていない頃)あんまり・・・。
でも当時のビートルズへの皆(この53人)の思い としては中々いいかもしれません。こうやってちょっと古い本を読むのもビートルズを知るのに必要かもしれません。




終幕(フィナーレ)のない殺人 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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フォークランド館の殺人 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 文句なしに面白い推理小説で、作者は間違いなく天才だと思います。
ストーリーの面白さ、流麗な文章はもちろんのこと、登場人物の、なんと生き生きしていることか。その秘訣はやはり、会話文にあります。会話の口調だけで登場人物の個性を書き分ける作者の筆力には脱帽です。
 最後まで読み進めるとよく分かるのですが、物語の随所に推理のヒントが散りばめられ、読み手も主人公と一緒に推理の醍醐味にどっぷりつかれます。推理のヒントは、やはり主人公との会話(尋問)にあります。様々な容疑者候補に尋問するうちに、必ず矛盾が出てきます。誰かが嘘をついているのです。
 作者が早世し、作品がたった4冊(日本語訳になっているのは3冊)しかないと知って本当に本当に残念です。生きていればさぞ有名な人気作家になったことでしょう。もっと多くの人に読んでもらいたいような、もらいたくないような…




フフフの歩 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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痛快なエッセイです。もっと言えば、筆者の生き方が破天荒で、またそれを取り巻く人々が魅力的で爽快なエピソードが満載されている本ですね。
筆者の先崎学さんは、将棋棋士8段で、20歳の頃にNHK杯で優勝するほど、才能に恵まれた方です。当方のような将棋ファンにとっては、「有名人」でもあります。

「将棋世界」という雑誌の連載ですが、将棋を知らない方が読まれてもその面白さは満喫できると思います。とにかく、酒と麻雀と競輪と競馬というギャンブルに首までとっぷり浸かっている筆者の日常のすべてが、昔の「勝負師」を彷彿とさせてくれます。その交遊録といいますか、周りの人物像の描き方もとても味があり、観察力と表現力には卓越したものを感じます。

プロのエッセイストよりも、面白く巧みな文章を書く人はあまりいませんが、本業の活躍を考えますと驚異的ですね。その読者を飽きさせないサービス精神が文章から漂ってきますし、それでいて、きちっと締めるあたりは、「詰めの鋭さ」を感じさせます。

文庫で大幅に追加された「切れ負け勝負激闘編」も将棋ファンにとって興味深いですが、棋譜が分からなくても、その巧みな文章から勝負の厳しさが伝わってきます。




ブルース心の旅 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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ブルースの歴史を、人物像も交えながら分かりやすく書いています。後半に書かれている現状(ダニーハザウエイなど)とその憂いは、今はもっとひどくなっている気がします。アメリカ全体がものを生み出す力を失っているので、当然ではありますが、すでにアメリカという国のくくりで黒人が見られている現状は、後戻りのできない場所なんだなぁということが分かります。ただ、演奏しているとただただ楽しい音楽ですけど。ブルースが最終的には土着しなかった理由が、この本から逆説的に見えてくるかもしれません。この本に刺激を受けて、ミシシッピー川を北上した20年近く前の自分の原点となる書であります。




平成NG日記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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米朝ばなし―上方落語地図 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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大阪・京都の町筋を知らなくて、この本のページをめくるたびに、あそこの筋に熊五郎はんが居てる、この町の角で若だんなは、恋わずらいになったんや、とまるで自分がその路地をいっしょに歩いているような、そんな気がしました。今から何年も前に最初に書かれたこともあり、ともに載っている写真が少し古めかしく感じるのも、新しくなる大阪をどこかやっかんでいるからかも知れません。大阪や京都が、まだ「大坂」や「京」だった、あの時代にタイムスリップできる一冊です。




放熱の行方―尾崎豊の3600日 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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著者の吉岡忍氏は、1948年生まれの団塊の世代であり、1965年生まれの尾崎とは、年齢の差があり、尾崎のファンではなかったそうです。とはいえ、尾崎の生前から、リリースしたアルバムはすべき聴き、コンサートにも足を運んでいたというだけあって、本書では、歳の離れた友人としての気持ちを込めて、尾崎を「尾崎は」という三人称単数扱いではなく「きみは」という二人称単数で呼びながら、共感と違和感を、やさしさときびしさをもって記述・批評しています。これがまず特色です。

次に、尾崎の父、妻、音楽プロデューサー(須藤晃氏)、雑誌編集者(見城徹氏)、アート・ディレクター(田島照久氏)、元マネージャーはもちろん、元所属事務所社長、旧友、通っていた高校の校長にまで取材を行い、尾崎の著作、インタビュー、ファンクラブ機関紙にまで眼を通しているので、尾崎の伝記として非常に読み応えがあります。

第三に、著者自身がノンフィクションは文学とジャーナリズムとのあいだにあると書いているように、本書は、尾崎の歌詞に対する文学的理解・批評と、尾崎とその同時代的背景・歴史的背景に対するジャーナリスティックな分析・批評とを兼備しています。岡林信康、都はるみ、消費社会、学校教育、高度成長などの話題が出てくることや尾崎のジャーナリスティックな視点・分析の欠如を厳しく指摘することが読者の鼻につくこともあるでしょう。でも、批判が当たっていないことはないですし、いやなら読み飛ばせばいいことです。

一般的な尾崎観は20代の尾崎の作品すべてに厳しいものです。著者の尾崎観は、尾崎はよるべきなき時代の申し子としての成功のゆえに失敗したと主張し、『街路樹』や『誕生』に批判的でありながらも、『放熱の証』に一種のわびさびの境地を積極的に見出すものです。そこに、本書の独自性があるように思います。


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