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和書 508066 (15)



うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈神話の時代編〉古墳→弥生→縄文 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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本シリーズは歴史を通常のように起こった順に辿るのではなく、ある時代を起点として、その時代に起こった出来事を考察し、その出来事が起こった理由を、前世代の人々の思想・行動に求めるという発想の逆転を行なったユニークな歴史書。本書では古墳時代から出発し、弥生、縄文と古代史ファンには興味津々の時代を考察する。

まず古墳時代にあたっては、聖徳太子という古今随一の聖人の実像に迫り、また太子と仏教の関係を改めて考察する。太子を「歴史」と「神話」の接点と定義づけている辺り面白い。次いで、古墳時代全体に触れ、この時代が王朝内、熊襲、隼人、蝦夷等の異民族との争いの時代だった事を検証する。古代史ファンの興味の的である継体天皇の謎、磐井の乱についても言及する。弥生時代ではヤマトタケルと卑弥呼を象徴として取り上げる。前者は先の戦いの象徴とし、後者は祭祀的統治の象徴とする。そして共に農耕生活に寄与したとする。最後は、神話で語られる縄文時代の生活、性意識、そして神の概念を語り、八百万神の思想が現代にも繋がる事を述べて、見事に歴史のサイクルを完成させる。

内容を読むと、必ずしも歴史を逆順に辿る強い必然性は無いのだが、歴史の繋がりを読者に強調するために敢えてこうした方法を採っているのであろう。私が本書を読んだのは今から30年以上前の10代の頃だったが、確かに読み易かった記憶がある。現在では、本書執筆時点に比べ、古代の研究が主に発掘調査によって進んでおり、内容の一部が古くなってしまった感があるが、これは古代を対象にした書の宿命であろう。著者のユニークな発想の多くは今でも生きている。古代史ファンの方には無条件でお勧めできる発想豊かな一作。




うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈貴族の時代編〉平安→奈良→古代 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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 「逆日本史(平安−奈良−古代)」は「逆日本史」シリーズの第3巻にあたる。第3巻といっても続き物の色合いは薄く、どの巻からでも読むことができる。私も2→1→3の順で読み進めている。
 巻が進むにつれて、内容もよくなっているように思う。筆者の専門が考古学であるからだろうか。文章も易しく、一般的な歴史書に比べてずいぶん読みやすい。「贅を極め、優雅な生活を送っていたというイメージのある平安貴族は、実は衣食住に渡って、大変過酷な毎日を過ごしていた」という意外な(斬新な)事実があった」という説など、興味深い内容である。




うわさの遠近法 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 「うわさのもつ生々しさを失わずに再現し、そこからうわさを生みだした時代精神を掴みとろうとした」という作者の狙いはほぼ実現されている。しかしあくまで「ほぼ」なのであって十全に行われたとはいい難い。資料を駆使したさまざまなうわさの収集は見事の一言に尽きるが、その採集されたうわさから「時代精神」をつかみとろうとする作者の試みは半ばでしかない。作者の基本姿勢は、現実に対するひとびとの挫折感や、変動に対する焦慮、批判、諦念からうわさは出来するというものだ。その観点から明治、大正、昭和(特に戦争に対する)における変動と大衆の齟齬を見出そうとするが、逆にそれだけに終始し、他の仮説を提出することがない。

 うわさは公的な共同体に対して形成されることで大衆の安心を生産するのだが、たとえば危機におけるうわさのみならず、他の状況下でのうわさならばどうなのだろうか? また『断腸亭日乗』に依拠した後半は、荷風の観点をあまりに使用したため説得力に欠ける、というより面白みにかける。

 だがうわさから「時代精神」を読解しようという試み自体はまったく素晴らしく、近代を問う際の必読書といえる。




ええじゃないか (教育社歴史新書―日本史)
販売元: 教育社

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おいしいアジア怪しい食の旅 (ワニ文庫)
販売元: ベストセラーズ

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 著者は鳥羽水族館などで活躍した海洋生物学者。
 ジュゴンの人工飼育や、オウムガイの研究で知られ、その調査などもあって東南アジアの各地の海を訪れてまわっている。
 本書で取り上げられているのは、旅先で体験した珍しい食べ物の数々。何でも恐れずに食べてしまうタイプの人のようで、ちょっと他では読めないような怪食の話があり、なかなか面白かった。
 蝙蝠のスープ、オウムガイの煮付け、シャコガイの刺身等々。我々の目にはグロテスクに見えるが、基本的にはどれも現地の御馳走である。ちゃんと料理されたものなら美味しいらしい。うーん、私だったら、ちょっと手を出すのがためらわれるが。
 写真も豊富で、気軽に読める一冊だった。




おかしな大名たち (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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おさわがせ日本史 (広済堂文庫)
販売元: 廣済堂出版

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おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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月刊致知の読者にはおなじみの中条先生のご著書。
この本が出来上がるきっかけは、NYに転勤で引っ越した孫娘の学校の宿題だった。
孫娘の景子さんが先生から出された課題は、戦争体験者の話を聞いてレポートすること。
景子さんの願いを聞いて中条先生が、当時の体験を文章にしたものがこの本である。
中条先生は、いわゆる自虐史観の対極に立場を置かれる。
自虐史観。
戦後生まれの私たちは自虐史観に彩られた教育を受けてきたと言われる。
自分のことを思うに、そういった面も確かにあったのかもしれないとは思う。
しかし、それ以前に私たちは教育として近代日本の歩みをまったく教えてもらっていない。

戦争があった。
日本は中国を侵略して真珠湾を攻撃し、原爆を落とされた。
悪いことをした日本は反省しなければならない。
義務教育の頃は、単純にそう思ってきた。

自分で興味を持って戦争に至る経緯、戦況に関する書物等を読むと、まったく違った事実が浮かび上がってくる。
戦争とは国益と国益の衝突である。
絶対正義と絶対悪のせめぎ合いではない。
戦争など絶対に繰り返して欲しくないと固く思う。
でも、あの戦争をいろいろ調べるうちにやはり我が国だけが悪かったわけではない、と思う。
かといって、戦争に至る過程において選択に過ちがなかったとも思わない。
これからの若者が正しい事実を教わって、未来永劫この国が誤った選択をすることのないように願う。
そのきっかけとして読むには最高の本だと思う。




おどろき日本史249の雑学 (知的生きかた文庫)
販売元: 三笠書房

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歴史好きの方の小ネタが249も入っています。
内容は、ためになることが多く、うなづけるものも多くあります。
「移籍はっくつ、なぜなにもでてこない」が目次にありません。
内容も、「なぜ」の説明がありません。
最初の方のタイトルづけが、少しづれているのが気になりました。
次の「鉄のない時代、石器をどう作った」でも、鉄がないためにくろうしたことが書かれていません。
見出しを跡づけしたような感じで、少し後味がよくない。





おもしろスクープ日本史のウラ読本―通勤電車も乗り越しちゃう アッと驚く新事実が続々登場、これがマル秘ネタ (青春BEST文庫)
販売元: 青春出版社

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