戻る

前ページ   次ページ

和書 508066 (118)



江戸の歴史家 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸の賄賂 (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸藩邸物語―戦場から街角へ (中公新書)
販売元: 中央公論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は「戦場から街角へ」という副題にみるように、江戸初期から中期の転換期にかけて武士の文化がどう変化していったかを見ていく興味ぶかい概説。

本書にえがかれている変化は一言でいえば、武士が荒々しい戦闘者から組織の一員たる給与生活者へと到る道筋です。まだまだ戦国の遺風が残る江戸初期の武士は、やれ昨日は勤務外の仕事をしたから疲れただの、どうも朝起きるのが苦手だのと言ってはあたりまえに遅刻欠勤をし、仕事中でさえ勝手に昼寝を重ねるぐうたらかと思えば(このテキトウさは我々がふつうイメージする「武士」とはかなり違っています)、刀の鞘がちょっとかち合っただけで、いきなり路上で殺し合いを始めてしまったりもする大変扱いにくい生き物でした。

しかし、戦場で命を張るのがまず仕事だった戦国時代が終わり、徳川安定政権のもとで幕府と各藩が組織を整え、ルーチンワークで毎日を組み立てていくようになった新しい時代では武士もそんないい加減では困ります。そこで、組織の側は皆勤賞や遅刻欠勤の罰則などによって武士の時間を細かく管理するようになり、また、以前は鼻先を横切られれば即修羅場を現出した大名行列も、できるかぎり通行人の無礼をガマンするようになります。一方では、大使館として一種の不可侵性をもっていた「藩邸」も、火事への対策などを理由にしてわずかずつですが幕府権力に踏み込まれるようになっていくのです。また武士の私生活においても、主君と家臣というタテの論理を破壊しかねない過激さをもった恋愛=私的関係である「衆道」その過激さにおいて衰弱していくことになります。それらの「時間」や「場所」などの管理化を支えたのは、時計というテクノロジーの積極活用や、各藩の藩邸がひしめく人口過密都市江戸のスムーズな交通と安全を確保するという「都市の論理」、さらには「組織の論理」でもありました。

そして最後に武士の課題としてたちあらわれるのが、戦で早死にすることがなくなったからには必然的におとずれてくる「老い」の問題です。著者はここで、家人に早寝早起きを強制し(かなり迷惑な主人です)、自らもひたすら長生に精進するほとんど「健康オタク」のごとき旗本、天野長重をとりあげています。しかし偏執的な「健康オタク」に見えるこの天野長重も、その長生き指向は主君に仕える武士という職業倫理と一族を指尡する長としての明確な責任に支えられたものでした。彼の長生き指向は現代の「健康オタク」のような単なる自己目的ではなく、武士としての着実な人生設計だったのです。その点に、我々は転換期に人間いかに生きるべきかのひとつのスタイルを見ることもできるでしょう。




江戸幕末滞在記―若き海軍士官の見た日本 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

外国人が持つ日本の印象は今でもフジヤマ、ゲイシャ、ハラキリだったりする。慶応2年に
神奈川に訪れたスエンソンは、富士山の美しさに感嘆し、訪れた遊郭で芸者たちの不気味な雰囲気に驚き、また、日本の女性は美しいとほめまくり、サムライが行うハラキリの不思議を日本人が大好きな赤穂浪士の話から解説している。正しくない表記も多いが、スエンソンの持つおおらかで好奇心旺盛な性格と、日本対する友好的な態度、少々オーバーな文章表現がとてもかわいらしく許してしまう。
茶屋で出会った日本の商人たちと会食して「日本、フランス同じこと!」と語り合いすっかり意気投合してしまう。また、軍艦で行われたパーティではカンカン踊りが披露される。招待された日本人たちはあっけにとられ、女装した海兵たちと舞踊らされた侍たちをみて、普段はしかめつらしく威厳をたもっていた武士たちがこのときばかりは可笑しさに大爆笑する。
書かれている事柄はどれもユーモアにあふれ心温まるエピソードばかりである。
幕末といえば政治的に混沌とし、左幕だ倒幕だの男くさく物騒なイメージだったが、この本を読むと、当時の人々武士も庶民も明るくたくましく日々生きており、外国人ともうまく外交していたんだなと思う。今の時代を生きる私見習うべきところが多々ある。




江戸諷詠散歩―文人たちの小さな旅 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸風流女ばなし (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸風流「酔っぱらい」ばなし (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本来は、当時の川柳を元にした江戸雑学物の本なのです。しかし、今回(他にも同じシリーズで食や医学等もあります)は酒に関することが中心となっており、結果として酒好きの方に特にお勧めの本になっています。

江戸の地酒の話や、二日酔いのエピソード、大酒のみの話等、酒を飲みながらツマミにするのにぴったりの雑学が沢山詰まっていますよ。




江戸文化の明暗 (明治大学公開文化講座)
販売元: 明治大学人文科学研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸文化評判記―雅俗融和の世界 (中公新書)
販売元: 中央公論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






江戸町奉行―支配のシステム (三一新書)
販売元: 三一書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ