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和書 508066 (197)



キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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本書後ろの方に、朝日新聞山形支局編「ある憲兵の記録」に依拠した記述がある。昭和十九年冬、屋外は零下四十度になる環境で、子どもが裸で育てられているのを目撃したというのだ。そしてこれが「王道楽土」の現実だった、と著者は言う。だが、零下四十度の中に裸でいて生きているはずがない。現物に当たると、この憲兵が見たのは、「オンドルの上に」いる裸の子供である。「オンドルの上」という一語をなぜ著者は書かなかったのか。またこの憲兵は、敗戦後ソ連に抑留され、中共政府に引き渡されて十年にわたって反日教育を受けた者であり、その証言を史料として無批判に採用することには疑問が残る。

 満州国が、英国女王が皇帝となったムガール帝国と比べた時、果たして日本独自の悪であるかのように記述しうるのか。著者にはそういう視点が欠けているように思う。




キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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重厚な内容と練り上げられた考察から、もともと満洲本の決定版的新書だったと思うが、増補版となったことで内容がさらに充実した。法制史の視点から満洲の建国から崩壊までを追う著者の視点は終始ブレがなく、大量の資料を読み込みつつも、それらが消化不良になっていないのがすごい。そのおかげで、忽然と姿をあらわし、そして一瞬にして消え去った満洲国の全貌を過不足なく捉えることができる。同じ時代に華北以南に並存した中華民国との対比も、しっかりとした分析がなされていて読み応えがある。最後まで熟読することで、表題のキメラがまさに満洲を形容する上で最適の言葉であったことを実感する。渾身の力作だ。戦後60年以上たった今日、満洲を見つめ考え直す上で絶対に欠かすことのできない本だと思う。




旧葛西橋回想の記―東京大空襲鎮魂歌
販売元: 健友館

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九九双軽空戦記―ある軽爆戦隊長の手記 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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九軍神は語らず―真珠湾特攻の虚実 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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2人乗りの特殊潜航艇で真珠湾を攻撃し、戦死後、軍神となった九人を描いています。本書は、決して、戦争を賛美するものではなく、遺族らの証言をもとに、決して戦争を起こしてはならない、二度と軍神を生み出してはいけないことを訴えます。戦後60年が過ぎ、記憶が風化するなかで、記憶を語り継ぐ大切さを感じさせられます。




九軍神は語らず (講談社文庫)
販売元: 講談社

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旧制高校生の東京敗戦日記 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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旧石器遺跡捏造 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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 教科書の記載をも揺るがした旧石器捏造事件について、本人も関わったという方の自戒を込めた本。なぜ捏造が見抜けなかったのか、十分な解答が示されているわけではないが、真摯に受け止め、考えていこうという態度がうかがえる。
 例えば、必要以上に文系と理系を分離した日本の大学のあり方など、いろいろな日本の学術研究の世界の問題が指摘できる。特に考古学に限らず、多く分野にとっても示唆的な点が多い一冊である。




九点煙記―中国史十八景 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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今日われ生きてあり (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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とにかく涙が止まりませんでした。
この事実を知らないでいた自分を恥ずかしく又、申し訳なく思いました。
人としてこれほどまでに純粋な方たちが、実在していたことを伝えていかなければ
いけないと痛感させられました。
自分に子供ができたら是非読ませたい一冊です。感謝


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