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和書 508066 (200)



京都 格別な寺 (光文社新書)
販売元: 光文社

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書名を見たあと、目次を見ると広隆寺から清水寺まで有名寺院がずらっと並んでいるので、ガイドブックよりは詳しい寺院案内に見える本です。

しかし、読み始めるとガイドブックとは世界が違うことが判ります。ネタばれになるので多くは書きませんが、例えば延暦寺を読むと、延暦寺はおろか最澄、天台宗、信長の焼き討ちなどは書かれていません。ほとんどが延暦寺をきっかけに鬼門、裏鬼門について詳しく書かれています。

ガイドブックでは知る事の出来ない京都を知りたい人には最適の一冊です。




京都学派と日本海軍―新史料「大島メモ」をめぐって (PHP新書)
販売元: PHP研究所

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 陸軍の台頭を海軍への荷担により抑止しようとしたがミッドウェー海戦を分水嶺に陸軍にまで関与せざるを得なかった哲学者・西田幾多郎と京都学派の思想上の経緯が迫真の筆致で跡付けられている。
 しかし、官憲にしょっ引かれて獄死までする東大や早大その他の知識人、文化人とは違い、京都の学人は別の苦悩があったにしてたところで不条理なものではあれ論戦、思想戦にどう対処すべきかどうかというだけの問題であったのだ、と言えばそうも言える。超然と世界主義の哲学を語り一貫して帝国主義戦争に反発しながらも、完全に隠遁死滅していない以上現実に発生し終結する戦争に付かず離れずの関係があった、開戦も単なる憤怒では阻止できず大戦の方向性を軌道修正することも只の座談では能わず最終兵士として駆り出されたりもしないままに自国軍部との思想戦に敗れつつそれでも矜持を持たんとする日本人として終戦を迎えた、というそういう事実からはいずれにせよ免れられない。その結果が哲学者の戦争責任である、と言えばそれもそう言う他ない。
 ただ、西田と京都学派、特に西田自身の思想的内実に軍事主義の要素は聊かも含まれていない、寧ろそういった要素に、避け得なかったその最も深刻な問題に強力な免疫力を示していたことは本書の主旨としても今日再評価されていることのなかにも含まれていることは知っておいていいだろう。




京都守護職始末―旧会津藩老臣の手記 (1) (東洋文庫 (49))
販売元: 平凡社

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文久年間から慶応末期に於ける京都守護職時代の会津藩を知るうえでの重要史料であり、また幕末政治史における「一会桑勢力」の政治行動を理解する為の基礎文献でもある。
作者は京都守護職で公用方も勤め、露西亜に於ける外交交渉を勤めた、会津藩家老山川浩であるが、実際の作者は弟で、フロックコートの乃木将軍とも言われた山川健次郎とも言われている。

当時の会津藩が、京都守護職に就任するまでの経緯や、守護職時代の政治的動向、特に初期は過激浪士達の言動にも耳を傾けていたが、彼らが先鋭化するに従って弾圧を始めた事。又、孝明天皇の信任が厚かった事など書かれている。本来は巻頭に孝明天皇の宸翰(会津はなぜか御をつけて御宸翰としている)を出しているのだが、東洋文庫版は残念ながらはしょられている。これは発刊当時は皇国史観の真っ只中であり、あくまでも会津藩の政治的雪辱を晴らすという目的の為に、宸翰を最初に掲載することにより、会津の正当性を表示する為だという。

内容的には京都時代の会津は正義であった事を正当化させる文節ばかりであるが、当時の皇国史観が薩長贔屓を考えると止むを得ないであろう。京都の会津藩を知る上では、是非にでも読む事をお勧めする。
なお、口語体であるので読みやすい反面、史料的に難ありかという話もあるが、歴史家も東洋文庫版を基礎史料として使用しているので、問題はないと考える。




京都守護職始末―旧会津藩老臣の手記 (2) (東洋文庫 (60))
販売元: 平凡社

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会津藩家老、山川浩の名前で著した京都守護食事代の会津藩の記録。京都の重要な政変から王政復古の大号令、そして鳥羽伏見の戦いに至るまでの会津藩の政治史を記録した本。この巻では、会津藩が政治的敗北となる王政復古のクーデターから鳥羽伏見までを克明に描く。

この本の問題点は、討幕の密勅について「偽勅」と間接的にアプローチされているが、それは現在は立証されている点では正しい見方である。それが言えたのも山川浩の弟でもあり、当時東大総長でもあった山川健次郎の政治的手腕とも言える。但し、討幕の密勅後に実はそれを取り消す命令書が発布されていた事実を隠蔽していたのは問題点ではあるが、それを差し引いても慶応三年12月からの緊迫した政治情勢が手に汗を取るように見れる。

類書というと本書に対して無礼かもしれないが、新撰組研究家が編纂した「京都守護職日誌」が果たして本書に肉薄できるか?先に批判はしたが、討幕の密勅取り消しを掲載するかしないか、見極めたい所である。




京都・一五四七年―上杉本洛中洛外図の謎を解く (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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現在、戦国期以前の洛中洛外図の完品で残っているのは三屏風のみです。 その
中で、すべての点において最高傑作と目されているのが、ここでと りあげられている
「紙本金地著色洛中洛外図 伝狩野永徳筆 六曲屏風 一双」(上杉本洛中洛外図)
です。この屏風には作者と成立年代につい て大きな謎があります。それはここに
描かれた京都の景観がいつごろの ものかということと、果たして作者は狩野永徳
なのかということです。

著者の今谷明は横浜市立大学教授で、日本中世政治史を専門としています。この
疑問に対して彼は文献資料を駆使し、屏風に描かれているのは 1547年6月前後の
京都であり、作者は狩野永徳ではないと結論づけました。 この本はその論理的根拠

を述べたものです。永徳の真筆かどうかに関する部分はともかく、景観年代特定の
ために彼が使った方法には舌を巻き ました。




京都の謎―日本史の旅 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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京都に生まれ育ち、幾度も訪れた場所も見慣れているだけだった。なぜ?と問われて答えられない。この本で、ほう!そんな背景があったのかと、(20年前に手にしていたらと思いつつ)その由緒来歴に思いを馳せた。東寺、三十三間堂、北野天満宮、大文字、大徳寺などについて、平易な語り口の謎解きスタイルから、気楽な気持ちでかつ手軽に歴史の舞台裏を垣間見られる。京都観光の前に読むと一味濃い旅を味わえるだろう。歴史の語りものだけに色あせてはいない。




京都の謎〈伝説編〉 (ノン・ポシェット―日本史の旅)
販売元: 祥伝社

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京都の謎・伝説編は、伝説が歴史についてどんなサインを送っているかという視点での日本史の旅・書下ろし。前作同様、読みやすい語り口で13章構成の歴史の謎解きとなっている。御霊信仰の系譜、加茂と鴨の違いと同一性、八坂の意味など、興味が尽きない。この本(1992年文庫初版)の秀吉醍醐の花見に隠された謎の解説(100〜106頁)は、加藤廣著「秀吉の枷」(2006年第1刷)の終章にある醍醐の花見についての描写(332〜334頁)と重ね合わせると、花見行列のビジュアルさに奥行きが出てきておもしろみが増す。




京都の謎〈幕末維新編〉 (ノン・ポシェット―日本史の旅)
販売元: 祥伝社

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京都の謎〈戦国編〉 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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純粋にアジア的であるはずの寺に
アラビア数字が刻まれている?
先斗町はポント町読むが、純日本の代表と想われる京都で
どうしてカタカナ?

普通のガイドブックに飽きたあなたに




京都 秘密の魔界図―奇々怪々の13人の英雄に誰もが凍りつく (プレイブックス)
販売元: 青春出版社

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