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和書 508066 (250)



新書西洋史 6 (6) (講談社現代新書 316)
販売元: 講談社

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新書西洋史 7 (7) 帝国主義の展開
販売元: 講談社

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本書は19世紀後半の世界史について述べた本です。ヨーロッパでの緊張と植民地競争、そして第一次世界大戦がどのようにダイナミックに流れていくのかがよくわかります。そして植民地情勢がヨーロッパ外交にフィードバックされているわけです。例えば本書にはわずかにしか登場しない日本。日露戦争とは通常日本とロシアだけで語られるわけですが、この本を読めばそれがイギリス、フランス、アメリカの思惑や政治力に密接に結びついていることがわかるでしょう。
また当時の背景である産業革命の技術面、文学・絵画・音楽まで射程に捉えた当時の社会思想にも触れられています。




新書西洋史 8 (8) 二十世紀の世界
販売元: 講談社

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高校時代に古本屋で本書を入手したのは1977年頃だったと思うが、本書の初版は1974年となっている。まだソ連が健在で、ベトナム戦争が続いており、チャウセスクが新しい動きとして書かれている。
今回改めて読み返してみると、まずソ連に対する記述が東欧侵攻については否定的ではあるものの、総じて中立ないしは好意的であること、東南アジア諸国ついては未だ独立後まもなく、現在の発展を予見する記述が全くないこと、中国に関しても文化大革命などの負の側面について一切述べられていないことに気付く。

我々は、その後の30年間に起こったことを知っている。ソ連圏は崩壊し、アメリカは東南アジアへの干渉から後退したものの、むしろ中東への干渉を強めた結果世界の不安定化に貢献し、中国は一党独裁の闇を抱えたまま巨大な経済となった。
欧州が通貨統合を成し遂げた一方で、経済のグローバル化はマネーというリバイアサンを生み出した。

こうした読み返しをしてみると、現代史を書くということがいかに難しいことか良く分かる。そして、歴史とは認識であり、決して中立的・客観的な意味での歴史というものは存在し得ないということが理解される。




歴史入門 (講談社現代新書 38)
販売元: 講談社

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零戦の運命〈上〉―語られざる海軍事情 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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零戦の運命〈下〉―なぜ、日本は敗れたのか (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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古代イスラエルの思想―旧約の預言者たち (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代出雲 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代殷王朝の謎 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 殷王朝と言えば、中国史上実在が確認されている中では最古の王朝であり、史記における湯や伊尹などの活躍のほか、祭政一致の政体や陪葬・犠牲の風習など、些か伝説的・神秘的なイメージに包まれていますが、果たしてその実態はどうだったのでしょうか。
 本書は、この王朝の政治や社会について、甲骨文・金文・遺跡などを手がかりにして、努めて実証的に説き明かしていこうとするものです。
 時代柄当たり前かも知れませんが、本書では、卜占パターンの解明や古い遺跡の調査概要など、考古学的なアプローチを中心に据えているので、読んでいて些か鬱陶しいものを感じます。「史記」的な内容を期待して読むと些か戸惑う向きがあるかも知れません。
 他方、こうした地道な考察により、謎と伝説の彼方に霞んでいた殷朝が少しずつ本当の姿を見せてくれます。読者によっては、「分かること」と「分からないこと」を実証的に選別していくという知的作業の醍醐味を味わうことができるかも知れません。
 さて、著者によれば、殷朝は単一家系によって主催されていたわけではなく、どうやら複数家系の間で王位の移転が行われていたようです。また、この王朝は「史記」の記述に見るような中原中央政権では必ずしもなく、中央集権の度合いは弱く、王の権力は相当に限定的だったようです。新石器時代から歴史時代にかけての階級分化の実態や社会組織の発展、そして部族制から国家体制への移行などを考える上で、たいへん興味深いものを感じます。
 地味で小難しい内容ですが、確かな事実に基づいた実態像の提示という点で、勉強になる一冊だと思います。




古代インド (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 本書は「現代を通じて発見されたインド古代史」であると著者は言う。そのとおり、古代インドのそれぞれの相がどう現代のインドにつながっているかを、本書は述べている。
 ここで描かれているのは、インド先住民のインダス文明から紀元5世紀頃のグプタ王朝滅亡まで。それにスリランカとネパールの事情が加わる。紀元5世紀はインドでの仏教の消滅と重なる。
 本書はまた、インド文明と重なる仏教の興隆に多くの筆が使われている。バラモン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教は仏教とのかかわりにおいて取り上げられている。すなわち、仏教に視点をおいたインド文化史になっている。仏教の教義の変化が、インド社会の変化とどう関連するのかが本書の主題であり、教義やストゥーパや仏像の変化などその意味で興味深く読める。
 仏教にヒンドゥー的要素がどう反映されているのかについて、私には特に興味深かった。


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