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和書 508066 (251)



古代国家と軍隊―皇軍と私兵の系譜 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 日本の古代律令国家は、防人に見られるような国家の軍隊を持っていた。それが平安から鎌倉にいたる間に、天皇の軍隊はほとんど消えて、群雄割拠の世界になる。
 軍制は国家の要で、そんなに簡単に変わるものではないと思え、この間の変化には疑問を持ち続けていた。軍制の変化とそれぞれの事情を追いながら紹介してくれる本書は、まさにそうした疑問に答えてくれるものだった。
 朝廷内での官職の対応についても、詳細な紹介があり、興味深かった。




古代中国―原始・殷周・春秋戦国 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 本書は、北京原人の昔から戦国末期に至るまでを対象に、中国の政治・経済・社会・文化等の歩みを概括的に説明するものです。中華文明と称される文化パターンの原型が形成されていく過程を覗き見するようで、知的興味をソソラレル本です。
 さて、殷周革命や春秋戦国期の政治史には「史記」等でお馴染みのメジャーな歴史イベントが目白押しですが、本書はその手のエピソードを必要最小限に抑えています。太公望や重耳、合従連衡や戦国四君などなど、そうした派手なお話は「お義理」程度に登場するだけです。その分著者たちが力を入れているのは、それぞれの時代の政治的意義や社会・経済の発展状況、更には社会思想といった側面への分析です。一般向けの概説書ですが、けっこうハード志向の内容です。
 そうした意味で、「地味で堅苦しい」というイメージを持つ向きもあるでしょうが、歴史を通じて中国の何たるかを知りたいと願う人たちには、本書から学ぶべきことが多いように思います(ただし、学ぶべきことが多いだけに読むのは骨が折れます)。
 注文を付けるとすれば、やはり対象となる時代が長すぎる点でしょうか。東周列国伝のような世界を期待して本書を手にする読者もいることでしょうに、先ずは化石発掘や考古学の話を延々読まなければならないというのは、本の作り方としてどうなのでしょうね。




古代朝鮮 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 井上先生の名著が文庫としておさめられた。
 戦後研究の衰えた朝鮮半島研究を憂い、真摯にその研究の意義、重要性を説く姿勢が印象的である。しかし、広開土王碑文や大和朝廷の朝鮮半島進出を巡る学説などは、その後の展開からすると検討の必要があると思われる。これらの点は今の目から見るとやや奇異、あるいは時代遅れに映るかかもしれない。
 しかしその基本的な研究への姿勢や功績は今日でも十分に意義がある。




古代朝鮮と日本文化―神々のふるさと (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代日本と古墳文化 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代日本と朝鮮・中国 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代日本の女帝 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代史を解く鍵―暦と高松塚古墳 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 近年のキトラ古墳の保存でも伝えられるように壁画保存は方法としても未成熟であり難儀を極めているようだ。未知の保存技術に挑む文化財関係者を無碍に悪く言うことはしたくないが、何とかならないものかとやきもきさせられる。
 本書で扱われる高松塚古墳壁画は30年も前に発見され、キトラに比べると調査は格段に進んでいる。本書は1982年に毎日新聞社より刊行されたほぼ同名の書の文庫化であるが、『書紀』に関する暦の記述が第一章として増補されており充実している。高松塚古墳を知る学術的一般書としては最良のものだろう。と言っても古代史の謎がこれだけで解明される訳ではない。古代史の謎は深まるが故に楽しい。
 現状では周知のように宮内庁の指定する陵墓を学術的に解明することはできない。近い将来にこの状態が改善されることを望むが、その際、被葬者のDNA鑑定は考古学上の知識を飛躍的に正確なものにするのではないか。また、高松塚、キトラのように陵墓として指定されていない被葬者のDNA鑑定がまだ実施されていないのは何か他に理由があるのだろうか?
 一般の人はよく、朱雀、玄武、白虎、青龍の四神に目を奪われ本書でもその詳細な史学上の解説が加えられているが、実は天文図の方が殊更に重要ではないかという気にさせられた。天の下治す「天皇」が太陽ではなく、夜の世界にこの宇宙からの最も微弱な光線として人間のみが認識できる星宿を表現していたこと、しかし、人は宇宙の果ての恒星ほどの不動性はないことの葛藤が「天皇」を作ったのではないか。「天皇」の権力が強大であり絶対であるが故に北極星、星宿を描いたのではない、遥か叶わぬ無数の(実際には有限だが)星々の世界への強い憧憬と信仰こそが逆に一点に北極星に集中し「天皇」を生み出したのではないか。




古道―古代日本人がたどったかもしかみちをさぐる (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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縄文期から古墳時代
考古学的成果から神話、記紀・風土記まで
あらゆる角度から、古道周辺の文化を描き出す
学術論文ではなく、わくわくしながら読み進む浪漫紀行と呼びたくなる名著である




コンスタンチノープル征服記―第四回十字軍 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 いわゆる「第4回十字軍」と称する「フランク人」の東ローマ帝国の首都コーンスタンティーノポリス掠奪の顛末を描いた名作です。
 本来「聖地」イェルーサーレーム占領を目指した十字軍が、何故に針路を転換して、ビューザンティオン帝国を侵略するに至ったかという経緯が活写されています。

 歴史や文学史に関心のある方々は是非とも一読をして頂きたい作品です。


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