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和書 508066 (259)



対馬藩江戸家老―近世日朝外交をささえた人びと (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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蔦屋重三郎―江戸芸術の演出者 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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帝都ウィーンと列国会議―会議は踊る、されど進まず (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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「会議は踊る。されど進まず」という言葉で知られるウィーン会議。
ナポレオン戦争後のヨーロッパ再編成について話し合われたこの会議では、ヨーロッパの覇者として存在感を示したいオーストリア、これを機会に発言権を強めたい新興国ロシア、プロイセン、生き残りをかけて必死に立ち回る小国、紛糾する各国の間を立ち回り、敗戦国としての立場を脱却したいフランスと、さまざまな思惑が展開し熾烈な駆け引きが展開された。
その一方で連日開かれる華やかな晩餐会に、ウィーンに集った王侯貴族に取り入ろうとする人々、会議の恩恵にあずかろうとする人々でウィーンはお祭り騒ぎとなった。
この本はそんなウィーン会議の狂騒振りをいきいきと描写し、華やかな外見とは裏腹に各国の背後に展開した権謀術数の数々も浮かび上がらせている。
紛糾し、誰もが終わりが見えなくなりつつあった会議を終結に導いたのが他ならぬナポレオンの再起であったというのはなんとも皮肉。
またオーストリア帝国に君臨した名門ハプスブルク家と帝都ウィーンの歴史にも触れられていて、この時斜陽に向かいつつあるハプスブルク家の命運に思いを馳せることもできる。
文章も軽快で時にユーモラス。読みやすい好著といえる。




鉄から読む日本の歴史 (講談社学術文庫 (1588))
販売元: 講談社

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武力を制する者が権力を握ってきた歴史を考えると、まず、鉄の生産体制を手中にしておくことは不可欠だった筈だ。だが、古代、中世、近世と、その生産体制については殆ど一般の人は知らない。鉄が無ければ家康も秀吉も謙信も戦が上手いといっても絵空事だった筈だ。なぜこんな基本的なことを何も語らずに、日本では「歴史」が語られ、「歴史好き」と称する(私もそれ)人が居るのか不思議だ。本書はそのテーマに当たった数少ない一般向けの本。1966年に出版、文庫化は2003年だが、2007年までに10刷りであることから、いかに関心の的になっていたかがわかる。内容は、労作であることは明らかで、入手しにくい事実を丹念に積み上げていったことは良く分かるのだが、やはり、著者は現場の人のせいか、知識を一般向けに開陳する手立てが不慣れだったのだと思う。普通この手の話を一般向けに語るなら、1)鉄とはどのように鉄鉱石などの原料から作られるのか? 2)各時代毎の生産技術 3)各時代の生産体制と生産力4)為政者たちと鉄の関係。著名な武士はどのように生産体制を維持したか?などが語られるべきだと思うが、本書では残念ながら部分的に垣間見られるのがやっとという程度の記述に終始している。戦国時代の生産体制と生産力がわかれば、それだけで、各武将の武器の所有量が想定され、そういう面からも案外に政治的な疑問が氷解することも多々あろうと思うのだが。それと太古における鉄との出会いを、非常に偶然的なもの、鉱脈で焚き火をした云々の俗説を受け入れているが、これは支持し難い。鉄は銅とは異なり融点が高く、含有酸素を追い出すための炭素との結着、またその炭素が良くも悪くも鉄と結着し易い点(鋼の生産)など、デリケートなところが多いと思われ、到底、焚き火を偶然したら・・・などという話ではないと思う。青銅器時代の薀蓄のみの延長線上にあると考え辛いところもあり、なかなか興味深い論点だと思うのだが、本書では触れられなかった。前半は時系列的に鉄に関する事実をやや断片的に羅列していくが、後半、ふいごの構造の歴史的な変遷を若干示す論述に入るが、如上の論点に就いて十分ではなかった。




天下統一と朝鮮侵略―織田・豊臣政権の実像 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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読了に時間がかかったが、それは豊富な資料を駆使し情報量が多く、ギッシリまとめられていて飛ばし読みできなかったためだ。出会えたことを心から感謝したい本。

とくに織豊政権の成立を、武家支配と民衆自治の抗争史という観点から、両者の実力を図も交えて丁寧に説明しつつ捉え直す視点に目を開かされた。では徳川幕藩体制はそれらをどう取りまとめて長期安定政権を確立したのか、また自らを「王孫」と規定した民衆の強さと、それゆえに王たちの取引によって体制に絡めとられ易いもろさなど、江戸〜近現代の日本を考える上でも大いに示唆的である。

さいごの朝鮮侵略の章は、秀吉の意図を日本国内の状況のみならず宣教師関連の資料、当時の国際関係などからも浮き彫りにしており圧巻。さらに現地の調査も踏まえ、今まであまり触れられなかった朝鮮王朝支配の脆弱さや問題点をはっきり指摘している点など、たいへん新鮮かつ公平で他のレビューに見られる「一方的」といった評価はまったく当たらない。




天正遣欧使節 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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NHKで放送された天正遣欧使節を観て興味を持ち、本書を手にした。
最近「武士道」に象徴されるように日本人の生き方に興味が集まっているが、世界の中で日本人はどのように対峙してきたのか、本書は世界と日本人の最初の出会いを記している。しかしながら、彼らを日本人として呼んでよいのか、という疑問が残った。

この時代のことはもう少し自分なりに研究が必要だと思った。
再度、少し時間が経ったらレビューすることにした。
しかしながら、知的好奇心を揺さぶる書であることは間違いありません。




天皇と古代国家 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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古代史ファンにも故早川庄八の名はマイナーかも知れない。
少なくとも、井上氏、直木氏、或いは考古学の森浩一氏ほどの知名度はなか
ろう。公文書、木簡等の史料に基づき、息の詰るような緻密な考証を重ね、
古代の官僚制度や財政を解明した業績は、寡黙な学者のイメージを喚起する。
本書はまとまったものとして読める数少ない文庫のひとつだろう。
中国の天命思想が日本の律令制構築のなかで如何に直系継続を維持するため
に変形・昇華された形で取り込まれていったかを丁寧に跡付ける。
宣命の分析から桓武天皇にそのエポックを観ている。天武の頃に天皇の権力
が増大したことは肯定しつつも、いまだ従来の首長制的な遺構が残存してお
り、それが律令制のもとで天皇や太政官等の機能が機関化・官僚化を完成す
るのが桓武の時、という見通しだ。天智の「近江令」も桓武の代に作り出さ
れたものだとみている。




天皇の祭り―大嘗祭=天皇即位式の構造 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 大嘗祭とは、古来より新天皇即位後に行われる、一天皇の一生に一度きりの重要な祭です。しかしこの祭にはいまだ未解明の部分が…。大嘗祭を類似する伊勢神宮祭祀と比較し、その古儀を解きながら、中国から伝来した易・天文学が導入されていることを究明します。古代人がどんなことを考えて天皇最大の祭を構築したかを探る野心的な著作。




デカルト=エリザベト往復書簡 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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「幸福論」を書いたアランはデカルトを、特に「情念論」を高く評価しています。
デカルトの「情念論」は、人間を身体と精神に分け、悲しみなどの情念は身体が外から受け取る反応に過ぎないので、精神はそれをあまり過度に評価すべきじゃない。情念に囚われているときはしばらく待て、というようなことが書かれています。
この書簡集は、デカルトが「情念論」を書くきっかけとなったもので、手紙なので具体的に判り易く書かれています。「情念論」よりもおもしろいと思います。
エリザベトの、デカルトの著作に対する読みの深さにも驚かされます。




トウ小平 講談社学術文庫
販売元: 講談社

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 毛沢東から、「綿中に針を蔵す」と言われたケ小平。フランス留学からモスクワへ。長征に参加し、毛沢東と共に現代中国を建国。そして、3回の失脚と名誉回復を経て、中国の改革開放路線を現代化した政治家の生き様を描いています。
 目を引いたのが、自分たちが作った共産党が、毛沢東の独裁体制の中で、ひとり歩きをし始めたこと。そして、2度の天安門事件の内実と、その後遺症を引きずる党内の派閥抗争など。
 この書は、ケ小平の物語にとどまらず、彼に影響を与えた毛沢東や現代の党幹部たちのこと、また現代中国の課題などが率直に解き明かされています。中国の現代と将来を語る時、この書は必要です。




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