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和書 508066 (261)



ナポレオン―英雄の野望と苦悩〈上〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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原著が、1924年に書かれたとは思えないほど古臭くなく読みやすく、ナポレオンの人間像をうまく捉えており、賛否両論を含めナポレオンに対する熱狂ぶりが現在まで衰えない一因を覗かせてくれるような気がしました。各章ごとに略年表と、関連する登場人物の肖像画があるので、読む上で助かりました。文章の特長として、また一番面白く感じた点に、ナポレオンの下す人物評の描写が秀逸で、敵対者、部下、親族、女性に対するナポレオンの考えを作者は、的確に、時にユーモアや皮肉を交えて推察しています。一例として、ジョセフィーヌとの離婚後、ハプスブルク家の皇女を妻として出迎えた馬車の中で、「皇帝は観察する。美しくはない。天然痘の痕があるし、唇は分厚い。瞳は空色。年のわりに胸が大きすぎる。が、とにかく若いし、ぴちぴちしている。」




ナポレオン〈下〉―英雄の野望と苦悩 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ナポレオンという人物ほど、後世の評価が分かれる人物はいないだろう。独裁者か?解放者か?英雄か?悪人か?革命の守護者か?破壊者か?その回答が得られるとは言わないが、セント・ヘレナにおける数々のエピソードから、彼自身の自己解釈が垣間見えるところが一番興味深かった。
「帝政こそが最良の共和国であった。」

矛盾した発言である。この矛盾を自ら背負い込むことにより、彼は破滅への道を歩む。
「余の没落の原因は余自身にあった。」

しかし、彼をそういった側面からのみ見ることも公平ではないように思える。彼は一人の人間であり、そして偉大な人間だった。彼の抱えた矛盾は、彼の支えているものが大きすぎる故のものであったといったら、今度は弁護に傾きすぎるというものであろうか?彼の指導者としての最良の部分が、以下の言葉に示されているように思える。

「余の遺灰は、セーヌ河畔に眠らされんことを望む。余がこよなく愛したフランス人民の活動の中心である、セーヌの河畔に」

ルートヴィヒ自身の目次立てからは、ナポレオンの人生に対する彼の解釈が窺える。
「孤島、奔流、大河、海洋、岩礁」

一人の風雲児が革命の波間に投げ出され、茫漠とした大海で自らを見失った挙句、岩礁にすがりつく経緯がまざまざと浮かび上がる。有名なナポレオンの最後、わずかな廷臣に看取られながら、発する有名な言葉。
「フランス・・先頭・・軍隊・・」

最後のなぞの発作と死は、ナポレオンのそれまでの栄光の人生に比して、あまりにつつましいものであったが、それゆえに感動的でさえあった。




名前の禁忌(タブー)習俗 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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西アジアとインドの文明 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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二千五百年史〈上〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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二千五百年史〈下〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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日米戦争と戦後日本 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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小泉元首相が読んで、ブッシュ大統領に早い段階からのアフガニスタン戦後復興の計画策定を説いたという。

 第二次世界大戦後の世界を見通した政策を、開戦時から検討していた当時のアメリカも偉大だが、戦後日本のために外交戦に努力した吉田茂はじめ戦後日本の指導者たちにも敬意を表したい。





日中戦争見聞記―1939年のアジア (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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著者はオーストリア育ちのジャーナリスト(発行当時はナチス支配下のドイツ人)。
西洋人ながら、日本や中国に対して民族的な心情までを理解しようとつとめている
姿勢に好感が持てる。

この本の論調は全体的に「日本人のアジア大陸に対する影響力を過小評価するな」
であるが、これは当時の一般的ドイツ人の歪んだ世界観に対する警告であろう。
例えば総統ヒトラーの『我が闘争』は日本に関してほとんど言及しておらず、
中国、近代に入ってからは西洋の文明を猿真似するだけの存在として捉えていた。
著者の文章の端々に、あぁここは我が闘争のあの部分に反論しているのだな、と
思える記述がある。

もっとも日本や中国の弱点にも冷静に言及しており、鋭い指摘もある。
戦争の様相にしても淡々と記述していて、当時の紀行文の一つとして非常に
興味深い作品だが、当然、間違いもあれば、時代背景の予備知識なしでは
著者の意図を誤解するおそれも大きい。一次資料を読み込む段階の人向け。




日本開化小史 (講談社学術文庫 (324))
販売元: 講談社

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日本近代美術史論 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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