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和書 508066 (262)



日本近代化の思想 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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貧困を克服するために働き方を変えざるを得
ず、そのために働けば働くだけ貧困に落ち込
むという構造が、なにも「グローバル化」と
言われる昨今の事象ではなく、日本の近代化
とともにあり、そして結局近代社会はそれに
対する回答を見出せていないという、現在そ
のものにつながる状況を描出するしんどい仕
事である。




日本古代国家の成立 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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日本古代史と朝鮮 (講談社学術文庫 (702))
販売元: 講談社

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金達寿氏の姿勢は、戦前に唱えられた「日鮮同祖論」とか、逆に『万葉集』が「韓国語」で読めるといったものとは一線を画する。氏は今日的意味での日本民族と朝鮮民族の成立は白村江の敗戦で倭が半島での影響力を失い、新羅が半島を統一してからだという。それ以前の半島は百済、新羅、高句麗の三国が対立した状態であり、列島でも南に隼人、熊襲、北に蝦夷といった「異民族」が存在し、両者とも単一民族が存在したなどとは言えないからである。さらにアイヌや琉球人は明治以前は「日本人」ではなかった。そう考えれば「渡来人」は朝鮮人でもないし、日本人でもない。日本人は縄文人を主体に、大陸や半島からの渡来人と混交したり、隼人、熊襲、蝦夷と記紀に記される異民族なども徐々に組み込んで成立したとみなすのが妥当であろう。氏はこのような古代民族のダイナミズムを前提に玄界灘を挟んだふたつの地域の交流、そして日本民族と朝鮮民族の成立を追う客観的な視点に終始している。




日本書紀〈上〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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愛読書の一つ。原書で読んでも、本書は手放せない。ハンディで読みやすい現代語。ただ時々端より過ぎていることがある。肝心なことで結構汚いことや、奇態なことが、纏められて原文の語句をそのまま現代語に直していないところがある。次回改訳のときはぜひ、そういうところにも気を配って下さい。「日本書紀」は「古事記」に比べて人工的で、過去の雰囲気が伝わっていないことは宣長の時代からの有力な感想だが、僕はそうは思わなかった。為政者の脚色は或る程度仕方が無くそれは「古事記」も同じだ。むしろ、「あれ?なんでこんなことわざわざ書くのかな」と不思議に思うことが多く、著作者たちが、故意に後世に疑問を持たせ、隠蔽したことを気付かせるような「努力」とさえ言いたくなるような部分が随所にあって、わくわくする。そんな箇所は枚挙に暇が無いが、スサノオが異説によるとソオルに行って泥の船で帰ってくる所とか、いろいろある。それと崇神天皇以前は作り物とよく言われるが、案外に事実が詳細でにわかに作り物とは信じがたい物が多い。それとしばしば古代日本の支配層と朝鮮との同一性を主張する向きもあるが、初期の頃から明らかにグループが異なることがそれとなく分かり、後半になると「韓語で話した」と断っているように完全に異人種扱いである。深い関わりが隠蔽されているとしても、意外と思っているよりは距離があるのかもしれない。兎に角随所に興味尽きない箇所が多い。




日本書紀〈下〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 『日本書紀』を難しいと感じているすべての人にオススメの1冊。

 本書は『日本書紀』の欽明天皇以降を現代語訳したものである。この時代は、蘇我氏の台頭と物部氏の没落、崇仏と古来の信仰との関係、聖徳太子、推古天皇と馬子、蝦夷暗殺、壬申の乱などなど、今なお古代史研究の源泉となっている問題が目白押し。にもかかわらず、実際に『日本書紀』を読むと、すっごくめんどくさい、…もとい、難解である(ああっ、本音がっ)。しかし本書の場合、そんな煩わしさとは無縁で、すいすい読めてしまう。こんな簡単に読めてしまっていいのだろうか…、と何やら妙な罪悪感を覚える始末…。とほほほほ…。

 無論、このまま読んでもいいと思うけれど、やはり岩波文庫版などと一緒に読み進めるのがベストだろう。現代語訳でどんどん読んでしまうと、本文では「要注意だ」と感じ取れる部分も、一気に読んでしまいかねない。古代史への興味からさらに一歩進んで、自分でもちょっと研究してみようかな、とか考えてる人は、やはり併読でしょう。




日本の中の朝鮮文化―山城・摂津・和泉・河内 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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金達寿氏の日韓古代史関係の本はどれも大変興味深い内容ではありますが、どれも信憑性に欠けます。どうしても”こじつけ”感が否めません。引用する文献にしても金達寿氏の主張に沿うものを選択されているだけで、主張の正しさを証明する根拠には足り無すぎます。愛宕神社や護国神社というものは日本各地にありますが、新羅神社にしても高麗神社にしても、一部には朝鮮半島の人間が関係しているものもあるとは思いますが、名前だけで判断したり都合のよう作家の引用だけで根拠付けるには無理がありすぎます。金達寿氏など朝鮮人一連の古代史に限りませんが、鵜呑みにしてはいけません。日本・朝鮮で学説にもなりえないこじ付けの話が世間にはあふれています。社会学はこじ付けで成り立つという反論も承知していますが。




日本の中の朝鮮文化―相模・武蔵・上野・房総ほか (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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発想は悪くない
専門家でもない人物が憶測で歴史を語り
検証も無いが結論に達する

歴史観が朝鮮的であり、日本的でない
朝鮮人の視点であって、日本人の視点でない

この本は日本文化を知識無き朝鮮人が朝鮮の思考で憶測により「日本文化」を解説した物であり、「朝鮮が文化をくれてやった、故には優秀である」としてある種の優越感に浸る為の自慰行為的な書だ。

この本の中で筆者自身語っているが筆者は皇国史観の否定論者であり、根拠無き推測で歴史を語っており歴史書としてとても評価出来る代物ではない、「反日紀行書」として読むべきだろう。
天皇陛下は歴史学者ではない、天皇家の人間の言葉を都合よく引用する行為こそが国賊行為である。





日本の中の朝鮮文化―筑前・筑後・豊前・豊後 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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金達寿の本みな「日本は朝鮮人がつくったのに、それが隠蔽されている」という基調になっている。
しかし古代の半島列島大陸が文化的に連続していることと、「朝鮮文化」を起源におくことは、まったく違う話だ。

しかもその根拠の主要な部分が現代朝鮮語からの類推であるのはいただけない。また中国系と思われる事跡もすべて朝鮮差別のために隠蔽されているだけで本当は朝鮮だ、と決めつける。古代日本の構成はそんなに単純なものではないだろう。

執筆当時は日本の孤立発展史観を相対化する意義はあったのかもしれないが、いまになって読むと、民族主義高揚の時代的な制約を感じざるを得ない。
皇国史観でも朝鮮宗主国史観でもない、より冷静な同様の研究書が望まれる。




日本俘虜実記 (上) (講談社学術文庫 (634))
販売元: 講談社

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近世の対ロシア外交の資料としても、外国人の目に映った当時の日本の社会を知る上でも、とても貴重であり、かつ内容的にも優れた本です。

著者のゴロウニンはロシア帝国の軍艦「ディアナ号」の艦長であり、1811年に年日本の実質的統治下にあった南千島を測量する目的でクナシリ島を訪れますが、その数年前ロシアの商船が千島近海を襲撃したため この事件は物語の中でしだいに明らかになっていきます)日本側の「奸計」に遭って囚われの身となります。

彼はその後日露間の交渉によって釈放されるまでの2年3ヶ月を日本(北海道)で過ごしますが、絶望的な状態の中で同僚との対立もあり、なかなか深刻です。本書はその間の見聞録ですが、彼の平静な観点から描き出される日本の社会や日本人の性質は、これが二百年前に書かれたものとは思えないほど正確で現代でも色あせません。

当時の歴史に興味がなくても単に読み物としても面白く、知性は人間の核だと実感させられる本です。






日本俘虜実記 (下) (講談社学術文庫 (635))
販売元: 講談社

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江戸時代、日本人に捕えられたロシア人による見聞記という学術的価値だけでなく、描写される日本人の滑稽かつ深慮に富んだ姿を愉しめる奥行きのある内容の一書である。再刊を切に望む。圧巻なのは著者取調べの一章で、日本人役人の底知れない好奇心に苦しめられる著者のうめきはそれが真面目なものであるだけに余計おかしい。

日本人が他の民族に比べて好奇心の強い民族であることは、著者だけでなくモースもバードもアーネストサトウも異口同音に述べている。十五世紀西洋の鉄砲を目にしたのはインド人中国人その他大勢いたのに、これを分解し、ためつすがめつ研究し、ついには自分達の手で新しく作り上げてしまったのは日本人だけであった。武器を何よりも必要とする戦国時代であったことは無視できない!が、それにしても大きな違いである。並外れた好奇心のなせるわざではないか。


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