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和書 508066 (269)



大和朝廷―古代王権の成立 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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日本古代史はそれこそ戦前以来の皇統万世一系論から騎馬民族征服説まで極端な学説が共存する世界であるから、実際に記紀を参照しながら多くの研究者の、様々な意見立場に耳を傾ける必要があろう。本書はいわゆる「王朝交代論」に基づいて古代の世界に迫ったものである。それはまず中国の史書での卑弥呼の記述から再び倭の五王が出現する約百年の空白期の存在、そして中国の諸史書にみられる五王の系譜の異同矛盾、そして記紀にみられる継体天皇の即位(この時期、直系皇統が絶えて6代も溯って越前から迎えられるのである)から古代日本に最低3回の王朝の交代があったとする説である。王朝交代説自体も研究者によって様々な形態があるし、この説自体を否定する学者もいる。無論古代史学者は他の学説にも触れるのが常なので、とりあえず本書が王朝交代説を取っているということを念頭に置けば、日本古代史に関する簡便な通史、入門書として便利な一冊である。




有職故実〈上〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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有職故実の集大成として評価を得ている好著。
上巻には「官位・位階」「平安京及び大内裏」「儀式典礼」「年中行事」が載っている。
読み出すと、案外サクサク読める。
有職故実に通じていれば、古典を読むにあたって、より充実感が出てくるはず。

日本史や古文などで出てくる言葉が、「なるほど、こう言うことだったのね」と納得がいく。

禅も仏教も良いのですが、私としては絶対に平安貴族を推したい。
そのためには、有職故実でしょう。
儀式にしろ、和歌にしろ、書にしろ、舞にしろ、音楽にしろ、やっぱり平安貴族が大好きです。
生活全体が美しい。
貴族を有難がるなどと言う低劣な感情ではなく、「生きる」ことを問うているのが有職故実なのでしょう。




有職故実〈下〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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下巻には「服飾」「飲食」「殿舎(寝殿造)」「調度・輿車」「甲胄・武具」「武技、遊戯」
「論考」「上下巻分の目次」が載っています。
巻末に道具や服飾などの絵が少しだけ載っています。

平安貴族はやはり凄い。彼等の生活にいくら見習っても、見習い過ぎることはないでしょう。
本居宣長ではないですが、常に古を好み、古を学んでいたい。そのためには有職故実でしょう。

色彩はさすがに出ていないので、吉岡幸雄さんの「日本の色辞典」なども参照したい。
源氏物語を読むにしても、有職故実に通じていれば、さらに楽しめるはずです。
絶対にオススメ!




吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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幕末から明治の日本人が何を考えていたか知りたくて漁っている中で手にとった一冊。吉田松陰の遺書である。

解題、本文と現代語訳、松蔭の史伝、という3部構成になっている。
留魂録と題された遺書自体は5000字というから原稿用紙にして14,5枚。志半ばで死を強いられる29歳の青年が処刑前日に書いたものだから、もちろん強く心打たれるものはある。

ただ、それ以上でもそれ以下でもない。
彼一人が特別、ということがあるとしたら、それはこの遺書そのものではなくて、彼の薫陶を受けた門下生たちが死を賭して明治維新を実現した、というその一点であろう。その意味では日本の歴史には極めて稀な革命思想家、といっていいかもしれない。体制側からすれば、テロ集団の教祖、であった。

松蔭が掲げた尊王攘夷思想は、松下村塾生山形有朋から連綿と帝国陸軍に引き継がれ、昭和の悲惨な戦争の源流を作った。幕末、天皇は人々から忘れられた存在であった。それがあれよあれよという間に絶対君主に祭り上げられた。そのあたりのニュアンスがやはりわからない。攘夷はともかく、松蔭はなぜ、尊王を唱えたのだろうか。

ともあれ本書の後にぜひ、司馬の『世に棲む日々』をお勧めしたい。吉田松陰が生き生きとした躍動感でもって描かれている。




吉原と島原 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ある程度予備知識のある人向けの本だと思いました。教科書的な本で、楽しい豆知識や言葉の由来などの説明はあまりありません。昔の日本語の文章もいちいち現代文には直されずそのまま載っている場合が多いです(そうでないときもあります)。もう少しつっこんでほしいところもあったので星は4つにしましたが、大変勉強になる本です。




ヨーロッパ中世の宇宙観 (講談社学術文庫 (999))
販売元: 講談社

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ヨーロッパ封建都市―中世自由都市の成立と発展 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ライシャワー大使日録 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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本著は、知日派で、学者大使として知られるライシャワー氏の
日本滞在中の日録をまとめたもの。

ケネディ政権下において、駐日大使の眼からみた日本とは
どういったものなのか。

ハーヴァード大学教授からの転身し、日本で育った経歴を持つ
ライシャワー氏の眼を通して、
沖縄返還、ベトナム戦争など、
歴史の事実を整理してみたい。




ライシャワーの日本史 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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作者の"THE JAPANESE"が在庫切れになっているので驚いた。たくさん読まれているから品切れなのか、誰も読まなくなったから刷らないのか、日本人として生まれ育って、英語を勉強し海外へ行く者は増えているはずだが……自国のことも知らずに恥を晒す、ということを一度ならず経験してからでも遅くはない。日本を語る得ることが「国際人」としては不可欠だ、とはよく言われるが、この作者は最良の指南者のひとりである。他国の者たちの言語・思考で日本を読むことが、外国人とのコミュニケーションの場ではどうしても必要になる。「外国語を知らぬ者は母国語も知らぬ」と言ったゲーテの言葉が少しわかるようになるかもしれない。また日本人が外国人に向けて自国を語った古典としては新渡戸稲造の「武士道」があり、これと併用することをお勧めしたい。




蘭学事始 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 新たなことを成すことへの決意、集団を束ねる苦労。
蘭学という新たな学問に集まってくる人への確かな観察眼。
何度読み返しても、新たな発見がある書物です。


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