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和書 508066 (280)



歴史を学ぶということ
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 長年アメリカの大学で教鞭をとってきた歴史学者の回想と思想の書物です。
 前半部分は著者の半生が事細かにつづられており非常に興味深いです。
 911にはほとんど触れられていませんが、現代社会についてのさまざまな考察が見られます。
 別にEHカーのようなスタイルを目指さしてはいませんがそれで構わないのではないでしょうか。
 歴史学を学び始めた人にもおすすめです!




ローマ五賢帝―「輝ける世紀」の虚像と実像 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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他の書籍を買うついでに目に付いたので読んだが、当たりだった。昔、高校時代に「ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス・・」と暗記したのを覚えている。96年から180年までの五賢帝時代というのは漠然と平和の続く平坦で退屈な印象をもっていたが、この書物は見事にそれを打ち破ってくれた。ローマ初代皇帝アウグストゥス治世の終わりから説き起こし、ドミティアヌス帝暗殺から五賢帝時代の幕開けネルウァ帝で1章、トラヤヌス帝とハドリアヌス帝に各1章、あとの2人をまとめて1章(主としてマルクス・アウレリウス帝だが)。各帝、各時代の概説のみに留まらず、解決されていない問題点や最新の歴史学の到達点をも平易に述べており、また論拠がきっちりと押さえられているのが素晴しい。特に「養子皇帝制」が事実上机上の空論にすぎないことには衝撃があった。この時代のみならず、西洋史全般の理解のためにも是非お勧めする。
ひとつだけ希望をいえば、初めがアウグストゥスなのに、最後がマルクス帝の死去までと、やや尻切れ蜻蛉の印象が拭えない。マルクス帝の実子「悪帝」コンモドゥスの暗殺前後までくらいは、マルクス帝の後継政策の結果として、五賢帝時代の名残と考えるべきではなかろうか。
ともあれ名著である。




ローマはなぜ滅んだか (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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だいぶ前の本ですね。これを買ったのは。それで書棚の中で埋もれていたのを整理した拍子に読んでみたところおもしろかったのでつい、ハマってしまいました。ローマ帝国の空前絶後の繁栄は、本書の出版当時のバブル期の日本とだぶります。ローマ帝国の最盛期には貧富の差が激しくなっており、これも日本に迫りつつある超階級社会の到来を予感させます。それに、裕福なものは競って、宴を催し、次の宴に出席するためにわざわざ、吐いてまで、空腹にして出かけた、というではないですか。唖然とします。しかも吐き捨てられた食物は路傍に捨てられ、貧しい民衆の眼前にさらされていたのです。ドンチャン騒ぎの果てに崩壊していくモラル。これもバブル期の日本と重なるように思えます。一般に五賢帝時代をローマの平和というそうですが、どっこい、その平和の裏には、大規模農園でコキ使われる奴隷の存在が支えていたのです。私はギリシャ時代にあこがれを持っていましたが、奴隷制を容認していた当時の哲人たちもローマ人とは変わりません。古典もそういう視点で読み返してみると、考え方が変わるかも。こんどはセネカあたりの著作を読んでみたいなぁ。




ローマ人の愛と性 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 ローマ時代の愛や性といったものについて語りつつ、現代の家族・結婚の根源に迫った意欲作。
 本書には二つの側面がある。ひとつはローマ人の性的堕落について、センセーショナルに描いてみせること。彼らがいかに乱れた生活を送っていたか、のぞき込むことが出来る。興味本位の読者にも充分に楽しめる内容となっているだろう。
 そしてもうひとつが、家族や結婚の起源についての話。著者の本来の専門である奴隷の研究を手掛かりに、結婚や愛といった概念がどこから生まれたか、垣間見せてくれる。キリスト教の発生とも関わり、非常に興味深い内容だった。ただ、あくまでも示唆にとどまり、はっきりとしたことは述べられていない。まだ研究が途上だったのか、やる気の問題なのか。
 それにしても、もうちょっとしっかり書けなかったものか。




倭の五王の謎―五世紀を解明する (講談社現代新書 (637))
販売元: 講談社

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都市の文明イスラーム (講談社現代新書―新書イスラームの世界史)
販売元: 講談社

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 現代社会のみならず、正しい世界史認識と理解のためにイスラームの知識は必要である。
 本書はすでに一昔前にかかれものであるが、そのための手助けとなる一冊である。新書という形式であるが、充実した読み応えのある一冊で、われわれを啓蒙してくれるに十分だ。
 特に第一巻では、イスラームのおこりからみていく。古代からの中東世界から書き起こし、ムハンマドの生涯やシーア派、スンナ派の成立までを見ていく。
 イスラームに対する無知や偏見を一つ一つ正してくれることは間違いない。





パクス・イスラミカの世紀 (講談社現代新書―新書イスラームの世界史)
販売元: 講談社

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 中東に興った一宗教であるイスラームは大帝国を築きあげ、中世には世界的な繁栄圏を形成する。科学、文化、芸術はまちがいなく世界一であり、ヨーロッパやインド、中国とネットワークを形成し、近代世界を準備する環境を用意していった。それはひとえにイスラームの普遍性と合理性に求められる。
 どうしても日本人には疎い一連の歴史的経緯を新書という形式でわかりやすく説いてくれる。これまで知らなかった世界が開けてくる。




鎖国 ゆるやかな情報革命 (講談社現代新書―新書・江戸時代)
販売元: 講談社

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学校教えてもらうのとは少し違う歴史解釈です。
かなりワクワクして読ませて頂きました。
確かにこの本の解釈の方が、妥当だと思います。
歴史には色んな解釈があっていいのだと分かった本でもありますし、
以後の歴史に対する考え方を変えてもらった本だと思います。歴史をより楽しみたい方にはお勧めです。




将軍と側用人の政治―新書・江戸時代〈1〉 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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学校の教科書ですと、側用人についてはあまりよくないイメージがあります。特に側用人をへて老中になった田沼意次がそうです。それを覆してくれるのがこの書です。
これだけでも私にとっては大きな収穫です。
また側用人だけでなく、この側用人制度がとられていた17世紀末〜18世紀末の経済状況を概略的に知る上でも参考になります。




貧農史観を見直す―新書・江戸時代〈3〉 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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各地のいろいろなお祭りの記録を見たり民俗の本を読むと、江戸時代の日本の農村って本当に貧しかったの??という疑問をずっともっていました。この本では数値や資料を使ってやはり同じ疑問を投げかけていると思います。でも、できればもっと具体的な事例が欲しかったです。この本では「農書」の説明のところにちょこっとあるだけ、私としては衣食住や生活に関しての具体的なお話を期待していたのですが‥‥。残念です。
もしかして、そういう具体的な例は民俗学の分野なんでしょうか?歴史学の分野だと農書の研究をしている人が本を書くと具体例があがるんでしょうか?
そういう本があるとおもしろいかも。



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