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和書 508066 (335)



迫りくる「全体主義」の跫音―歴史教科書「12の新提案」 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 『新しい歴史教科書』は、私も買って読んだけど、面白かった。他社の中学歴史教科書は市販されていないので見に行くこともかなわず、比較することはできない。けれど、少なくとも30年ほど前に私が中学校で使わされていた教科書よりも、ずっと歴史が生き生きとして書かれていた。戦争を肯定するような記述もなかったし、政治的なプロパガンダもなく、実に良心的な教科書だと思った。
 内外の話題を集めたこともあって、市販本はミリオンセラーに迫る勢いで売れたという。
 ところが・・・
 なんで??? 採択の結果は実質的にゼロだった。なかには、いったん採択された後、非正規の手続きで結果がひっくり返されてしまった採択区もある。

 日本は、民主主義国家ではなかったのか?(最も成功した社会主義国家だとも聞いているけれど)
 ミリオンセラーに迫るほどの人気を博した教科書の採択率が、実質ゼロだなんて、民主主義の本質に照らしてみても、何かおかしいんじゃないか? いったいどうしたんだ? 

 かような疑問を私は長らく抱いていたが、この本を読んでそれが氷解した。なるほど、そんなことがウラで行われていたのか!!
 日本の民主主義の実体を問い直し、私たちの子供に与えられる教育の根幹を見直すうえで、これは是非とも知っておいた方がよい。それに、暴露本としても面白いしね。

 民主主義を大切に思い、日本の行く末を思い、教育に関心がある方には、是非ともオススメしたい一冊!

追伸 発行した小学館さん、エライ! でも、どうせなら単行本にして欲しかったな。




戦国武将の人間学 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
販売元: 小学館

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戦国時代、組織はどうであったかを
現代風に書いてあり、とても読みやすい歴史本でした。
戦国武将の「粋な評価」や「人の使い方」などから
新たな魅力を発見できました。
あまり歴史に詳しくない人にもお勧めします。




創世の守護神 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 御存知ギザ・ネクロポリスの建造物(大スフィンクス、三大ピラミッド、衛星ピラミッド、参道、河岸神殿等)が如何に時の天球運動を地上の建築物に、それも超高精度に再現しようとしていたかをスリリングかつエキサイティングに追究していった探究の書。
 結論としてはスフィンクス下の未発掘の最重要地下室を推定しておりその発掘が今後の調査に決定的な要素となることが明言されているが、本書の原書が出て早十年、調査は進んでいないようだ。本書は同時に、生粋のエジプト人ザヒ・ハワス博士やケーシー財団から支援を受けて身を立てたマーク・レーナー博士という尊敬すべきエジプト学の権威者たちへの開かれた批判の書であり、将来の発掘が国際的に完全に開かれたかたちで進められることを切に願った希望の書でもある。
 管見では、天空の星座は宇宙全体に比して一領域にすぎない銀河内の互いに座標が全く違う恒星関係を地球に注がれるエネルギーがより大きいものを順に神話的に理解したものに過ぎない。だから、よく見える星というのはエネルギーが少々低くても近い星か、遠くてもエネルギーが十分大きい星には違いないものの、天体物理的には恒星間に関係はないと考えねばならない。確かに不滅の生を望み万年単位の天体の観測実績を持っていたとしか考えられない太古のエジプト人は、そんなものを地上の巨石で表現しようとしていたのだろうか?それとも、著者の言うようにもっと深い意味が隠されているのだろうか。著者たちはピラミッドとスフィンクスを実際に建設した太古のエジプト人の命運には言及していない。その高度さを、まず読者と共に確認しようとしているだけなのだ。それが神によって実現したとも、宇宙人によって実現したとも、はたまたアトランティス人によって成されたとも言っていない。しかし、それらを否定してもいない。




ダイアナ・メッセージ (小学館文庫)
販売元: 小学館

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天皇―日本の成り立ち (小学館文庫)
販売元: 小学館

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第1章においての歴史とはどういったものかの説明はとても納得がいきましたし、最終章の日本における天皇の位置づけというか、意味に関する説明もとてもわかりやすく、納得もいきました。ただ、「天皇・日本の成り立ち」というタイトルから想像していたものとはかなり違った内容でした。日本とそのほかの文明との違いを説明しているのでしょうが、西洋・中国・韓国における様々な考察は、時折テーマとは関係ないところに逸脱していったような気がします。また、歴史を語るというのはそういうものなのでしょうが、途中から著者の想像による歴史解説が続いていきます。私の読解力と知識のなさも関係しているのでしょうが、そのような理由から星3つにしました。




天皇になろうとした将軍―それからの大平記 足利義満のミステリー (小学館文庫)
販売元: 小学館

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勇敢で慈悲深く無欲な足利尊氏はそのやさしさにゆえに南北朝の混乱を引き起こした。
天下を取った後も、後醍醐天皇を島流しにせず、弟直義にも権力を与えたために兄弟で争うことになってしまった。
足利義満は南朝をペテンにかけて南北朝合一を果たし、太平をもたらした。
政治に必要なのは冷酷さだと痛感した。




天皇の人生儀礼―伝統と新風 皇室のいま (小学館文庫)
販売元: 小学館

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道具が証言する江戸の暮らし (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 1978年にぺりかん社から出た『道具からみた江戸の生活』の改題・文庫化。
 著者は医業のかたわら、江戸時代の民具を収集・紹介した人物。本書には算盤、風呂敷、小田原提灯、扇など100点が紹介されている。いずれも実物の写真に解説を加えたかたちで、わかりやすく面白い。当時の川柳や文章が多く引用され、江戸の暮らしが生き生きと描かれている。
 ただ、いささか読みにくい。道具の使い方や性質について説明不足だし、文章がわかりにくい。もう少し、しっかり書いてくれればと思うのだが、余技としての本では仕方ないか。




日本の戦争 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 本書は、「なぜ、日本は負ける戦争をしたのか。」という著者の素朴な疑問を追求した内容となっている。この疑問は、多くの日本人が共有しているものではないのか?太平洋戦争や日中戦争などについて書かれた本は多いが、この素朴な疑問に真っ直ぐに答えようとしている本は以外と少ないと思う。また、長年日本の政界を観察し、時には日本の政治を動かすほどの影響力をもっている筆者ならではの鋭い視点が感じられる。無味乾燥とした史実のみを列挙する訳でもなければ、英雄を描こうという伝記の類でもない。また、社会学のように社会構造などが機械的に社会を動かすことを描き出すのでもない。国際政治、経済状況、地理的要員、個人の意志や性格、権力闘争、陰謀、判断ミス、無知、コミュニケーションミスなど、様々な要因が複雑に交錯して日本の政治が展開し、あの悲惨な戦争へと突入して行く様を実に見事に描き出している。確かに、政治家の意志とは無関係に政治が動いていくこともあるが、政治家個人が出来ることもまた多くあることも忘れてはいない。こうした多様な視点での包括的、現実的な分析は、細分化した歴史専門家ではなく、戦争の実感を持ちつつ政治の現場を観察していた著者だからこそ可能なのではないだろうか。司馬遼太郎の「坂の上の雲」以来の傑作だと思う。
 憲法改正論議が登場し、日本史の新たな転換点にさしかかっている今だからこそ、もう一度、著者と同じような視点で日本の戦争を再点検してみる必要がある。本書はそうした思いをもつ人に取って重要な一冊となろう。ただ、注意が必要な点は、本書には随所に推測が混じっていることだ。推測の部分は識別可能だが、読みやすい分、注意をしないと実際とは間違った印象を持ってしまう可能性がある。あくまで著者の推測として受け取ることが必要だ。




日本史漫遊 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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本書は、著者が1992年から1997年に渡って行った対談をまとめたものである。平均すると一対談につき20ページしか割かれていないので、どの対談も掘り下げ方は甘い。しかし、ユニークな観点で日本史上のことを論じているので、飽かずに読み通すことが出来る。

私が一番ユニークに感じた視点は「信長の10万の軍隊を持ってすれば当時のヨーロッパを席巻出来ていたかもしれない」である。


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