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和書 508066 (336)



韓国人の日本偽史―日本人はビックリ! (小学館文庫)
販売元: 小学館

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本書はネットの普及に伴って広がった嫌韓のムードに乗せた単なる朝鮮批判本ではなく、何時、何故、どの様に偽史が何者によって作られたのかを検証、解説したものである。
この中には偽史には朝鮮製だけでは無く、日本製のモノもあり、何処にでも偽史を生み出す土壌がある事を気付かせてくれた。
今現在、報道や教育の中に無責任にも資料や検証に基づかない都市伝説と変らぬ程度の偽史が蔓延っている事を知らせてくれる良書である。
が、解説に四方田犬彦が忍ばせた、テロリスト「安重根」による伊藤博文暗殺を肯定する一文によって読み終わった後、本全体が胡散臭く感じられた。
出来れば解説は読まない方が良いと思う。




パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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パール判決文を中心に東京裁判が何であったのかを問う。
歴史に関する本をめくると、この本が参考文献としてよく出てくるので読んでみました。
司法関係者必読の本だとも言われています。

日本で自虐教育が浸透していて、日本人自身が日本を誇ることができないのはなぜか?
「戦争に負けて」すべての責任を押し付けられてしまったからだ。
西洋人が数百年にわたってしてきた植民地戦争の残虐行為を棚にあげ、日本だけを事後法で裁いたリンチ裁判であったのだ。
靖国神社問題、教科書問題、すべての歴史問題の根っこは「東京裁判」にある。




ヒトラー時代のデザイン (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 著者はフランス外人部隊に所属したのち作家に転向した人物。軍隊や戦争にまつわるコレクターとしても知られており、その収集品の粋を紹介したのが本書。
 タイトルのとおりナチス時代のドイツの戦争関連品261点が収められている。ヒトラーのサインや肖像、勲章、軍旗など、貴重な品がカラーで見られるのは面白い。宣伝ビラや対イギリス謀略に使われた偽札や切手は珍しい。
 ただ、本書は資料集としてつくられており、解説や論考はほとんど載っていない。まあ、色々な事情があったのだと思うが、残念。
 ナチスは国民をあざむき、正しい戦争、美しい戦争と思い込ませることで第二次大戦を始めた。本書に収められた品も、巧みに戦争を美化している。そしてもちろん戦争の美化はナチスに限らない。アメリカや日本の現況を見直すためにも有用な一冊だろう。




明治に名参謀ありて―近代国家「日本」を建国した6人 (小学館文庫―「時代・歴史」傑作シリーズ)
販売元: 小学館

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なんでこの6人なの?
とか思いながら読みました。
この中の1人が実は友人のひいお祖父さんでその縁で読みました。
秋山真之の徹底したデータ収集と分析のやり方については勉強になりました。
秋山は旧帝大で主席クラスの成績でまあ途中で海軍士官学校行くんだけど(この時代では一応出世)なんでこんなに彼は成績がよかったかというと大学の教授の試験の過去問を徹底して集めてそれを分析して勉強に優先順位をつけるのがうまかったらしい。
んでこのころの練習が功を成したのが日露戦争でのバルチック艦隊との対決。
この戦争は戦力が2対1で戦略的には絶対負けると西洋の兵法では言われ続けたので考えた秋山はなんと松山の実家に帰って先祖が海賊だったヤツの家を廻って日本の海賊の兵法のデータを集めてそれまで西洋にはなかったなんかよくわからないけど海上戦術における十数回連続攻撃の陣形を編み出して史上初の有色人種が白人に戦争で勝利するという結果を残している。
データを集めて数字を出してそれを参考にして勝利を得る。
会計を目指すものとしてはなかなかおもしろい秋山への視点だなあと関心。

ちなみに今東京大学物語の作者江川達也が書いている日露戦争物語の主人公は秋山真之なのだが彼はこの日露海戦であまりにもたくさんの死体を見すぎたショックで気が狂って仏教に狂うという実は最後はバッドエンドが待っているわけで落としどころがどうなるかは気になるところ。




蒙古襲来―転換する社会 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 本書の元本の初版は、1974年だそうです。この時点
で既に、供御人を中心とした非農業民や強盗などの悪
党と海賊、後に網野史学と呼ばれるものの主役、脇役
達が顔を揃え、同時に東国と西国、未開と文明、無縁
や公会などその主要なモチーフも記述されているのに
は、驚きました。
 その頃のわたしは、しきりに色川大吉、安丸良夫、井
上幸治などの諸氏の民衆史と呼ばれる著作を読んでい
ました。それは今思えば、講座派やウエーバーの焼き直
しに過ぎなかったのでしょうが、当時はそれが人々の顔
の見える歴史学に思えたのです。まさしくその時に、そ
れらを丸ごとひっくり返してしまおうという学問が胎動し
ていたとは、夢にも思いませんでした。
 それはともかく、そのような余剰分を除いても、中世世
界の矛盾(この中身が、必ずしもはっきりしないのがもど
かしいのですが)を動因として、幕府、公家、寺社が相
互に浸透しながら、それぞれに転換していくダイナミズ
ムの叙述は、読み応えがあります。それは結局、著者
が(本人は不本意でしょうが、)歴研の流れを汲む「真
当な中世史家」(色川大吉「網野善彦と『網野史学』」)
だったからだと思います。
 最後に、小路田泰道の追悼文(「網野史学に立ち戻
る」)の一節を掲げて結びとします。

 網野史学に戻る価値はあるのだろうか。ある。(中略)
そこに唯一、この国の歴史を西洋史のように描かなかっ
た、深い自己省察をもとに描いた、お手本があるからで
ある。この国の歴史学を初めて科学にする扉が、そこに
開かれているからである。





靖国神社をどう考えるか?―公式参拝の是非をめぐって (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 賛成、反対それぞれ二人ずつの論考を掲載してるが、筆者にもう少し有名どころを揃えて欲しかった。私は加地氏以外は知らない人達でしたので。また賛成論のお二方の論拠はどちらも日本独自の神道形式を認めよという殆ど重なった意見だったので、もう少し違った意見も読みたかった。
 尾畑氏の文章はかなり熱のこもったものだが、小泉首相の靖国参拝とハンセン病訴訟控訴断念を関連づけて論ずるあたりなど、どうも強引の謗りを免れまい。
 巻末の「(付録)靖国神社へ行ってみよう」は靖国神社のコンパクトなガイドブックといった趣きで、意外な拾い物であった。




財政破綻を救う山田方谷「理財論」―上杉鷹山をしのぐ改革者 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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李登輝―新台湾人の誕生 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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歴史の夜咄 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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昭和47年から55年にかけて行われた司馬と林家の歴史談義である。司馬49歳から57歳の頃のもので、いわゆる「司馬史観」の完成期の対談として興味深い。

司馬は「日本の歴史は鎌倉から」とよく、いう。それ以前の記録が少なく、どうしても想像をたくましくしなければならない。どうかすると妄想の世界に入ってしまうから、というのがそのひとつの理由だが、もうひとつの大きな理由は、日本人のモラルの原型が鎌倉期に形成された、と司馬が見ているからである。

たとえば「名を惜しむ」というキーワードがある。日本人は名誉を非常に重んじ、これを守るためには死も辞さない。今はどうだか、という感もあるが、少なくとも、幕末から明治頃までの日本人はそうだった。当時の日本を訪れた多くの外国人が、日本人の驚嘆すべき美点として記録を残している。この日本人特有のモラルは、実は中国伝来の儒教や仏教にはない考え方で、鎌倉期に形成されたものだ、と司馬は考える。

小説のようなダイナミックな面白さはないし、分野の違う専門家との対談でみられる意外な展開もないが、歴史マニア同士の議論がディープで圧倒される。歴史オタクとしての司馬を堪能できるという意味で、他の著作では見られない異色の一冊である。




大系 日本の歴史〈10〉江戸と大坂 (小学館ライブラリー)
販売元: 小学館

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