戻る

前ページ   次ページ

和書 508066 (340)



正倉院の至宝―宝物殿に眠る歴史の謎 (プレイブックス・インテリジェンス)
販売元: 青春出版社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

宝物にロマンを感じるなら、ここにはロマンの断片が埋まっていると思う。約半分は正倉院の宝物30点についての解説(これが初心者向けで嬉しい)、残りはやってきた宝物のルーツを探るとして、大陸文化を駆け足で説明する。あまり駆け足過ぎておいていかれがちだが、興味を持てばここを足がかりにもっとディープに知っていけるという喜びにつながる。




正倉院薬物の世界 日本の薬の源流を探る (平凡社新書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

正倉院に納められた宝物の中には60種類の漢方薬が納められている。当時は中国からの輸入品で、たいそう貴重なものであった。
正倉院に宝物が納められるまでの歴史的な経緯、納められた漢方薬の由来や薬効、当時の薬物に関する思想、国内での生薬採取などを述べている。
私は生薬学を学んだので面白く読めたが、漢方薬に対する基礎的な知識がないと途中からは辛いかもしれない。




象徴天皇の発見 (文春新書)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者は中世日本政治史の権威。本書では、古代から現代に至る天皇位の正統性の源泉について、豊富な事例を引き合いに出して論証、不執政の天皇(=象徴天皇)こそ、長い歴史が生み出した歴史の所産であると結論づけている。

面白いのは、一般に三種の神器が天皇の正統性の源泉と思われているが、それが誤りであることが明らかにされている点。王位の源泉は、時代により、鈴印であったり、「伝国詔宣」であったり、どれもなくても正統性に疑義が起こらなかったりと、さまざまな故実が語られ、偏狭な歴史観が覆されてゆくのである。また“君主押し込め”ともいうべき事例が院政期に起きていたことなども紹介され、興味は尽きない。




象徴天皇制の起源―アメリカの心理戦「日本計画」 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)


 太平洋を挟んだ日米戦争(1941~45)を簡潔に総括するならば、まさに日本側は「不知彼不知己(彼れを知らず己れを知らざれば)」(『孫子』金谷治訳、岩波文庫)という状態で敗北し、米側は「知彼知己(彼れを知りて己れを知れば)」(同)という体制によって勝利したと極言できるだろう。
 確かに、日本は「情報(心理)戦」では完璧に米国に後れを取っていたわけで、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー元帥も戦後、「世界の戦史で、戦闘前に敵のことをこれほど熟知していた例はない」と述懐していたそうである(春名幹男『秘密のファイル(上)』新潮文庫)。

 こうした文脈で本書を玩読すると、今さらながら先の戦争において、全米から左翼系も含めた最優秀の歴史学者、文化人類学者、心理学者等を動員、組織して「敵国」を徹底的かつ多角的に分析し、丸裸にしていくという米国のスタイルには、ほとほと感心してしまう(この手法は当然、「年次改革要望書」などにも貫徹している)。
 著者の加藤哲郎・一橋大学教授は、多分、リベラル系の学者に色分けされるであろうが、日本側もリベラルとか保守、あるいは反米・親米といったイデオロギー的立場に関わりなく研究者を総動員して、戦後の日本=「設計された共同体」(本文)の由来等について徹底した史資料の調査研究が求められよう。





人物探訪 地図から消えた東京遺産 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






醍醐寺の謎―京都の旅 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

毎年春には醍醐寺の枝垂桜をめでることを恒例行事にしている。

醍醐寺の由来は聖宝という賢者が10世紀に山でであった横尾明神という神様が湧き出る水を味わい、「醍醐味なるかな」といったことに由来しているそうだ。醍醐とは今で言うチーズのようなものと理解している。

この本はしかし、その後醍醐寺を引き継いだ義演と、醍醐の桜を愛し、一大イベントの花見を企画した秀吉のを軸とし、それにかかわった女たちの話に焦点がおかれている。

醍醐寺の霊宝館にある醍醐の花見の絵を見ると、秀吉が正室おねと、側室淀殿、そして多数の侍女をまわりに従えてこの世の春を謳歌している様子が伺えるが、この本を読むと、それがいかにすさまじかったのかがわかる。現在の価値にして数十億のお金がかけられたらしいので、映画大奥を越えた豪華絢爛さがあったのだろう。

そして、天下は秀吉から徳川へ移り、醍醐の花見に参加した女たちの運命はみな、簡単なものではなかった。

秀吉が花見の後にやりたかった醍醐の紅葉狩り。その無念さがひしひしとつたわってくる読後感である。このように女に焦点をあてた時代絵巻を描いた本は数少ないと思う。良い意味でいうとトピックが豊富、しかし話題がいろいろ飛んでしまうところが読みずらい面もあるが、春を彩る桜を通じて違う時代がつながる不思議な感覚を味わえる本である。

今の大阪城って家康が建てたって知ってました?




誰が歴史を糺すのか―追究・日本史の真実 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






誰が歴史を歪めたか―日本史の嘘と真実 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






堂々たる日本人―知られざる岩倉使節団 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は明治4年に明治政府の中枢をなす大物たちが2年近くに渡って欧米諸国を視察する「岩倉使節団」の様子を描いたものである。
興味深いのは、欧米社会&政治体制&価値観を当時の日本人がどのように分析したかである。
共和制、民主主義、君主制、個人主義などをどう捉えたのか?
それらを鋭く分析しているのには驚かされる。
戦後日本では民主主義が絶対的に優れたものと勘違いしているように思えるが、当時の日本人は当たり前のようにそれのデメリットを見抜いている。

また、「岩倉使節団」の様子だけでなく、まだまだ不安定だった明治黎明期の日本の政局も描かれていて、個人的に、この辺の知識が疎かったため非常に参考になった。





日本の歴史を騒がせたこんなに困った人たち (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

4章 こういう部下はもちたくないの章立てが面白い。
高師直の自信過剰
梶原景時の讒言―ライバルを罠に
5章 友達にはなってほしくない人たちの章立て
石田三成―超エリートの孤独

などなど具体的に現代においても有用なこまった人たちの事例が満載です




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ