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和書 508066 (341)



日本史から見た日本人 古代編―「日本らしさ」の源流 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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私が受けてきた歴史教育は、客観的事実の羅列に終始してしまった感が強い。例えば、鎌倉幕府成立が1192年と言うことを暗記させられても、その頃に起こった日本人の内面の変化と、それがもたらしたものについては触れないのである。しかし、そう言ったことも歴史上の重要な出来事であろう。

また、第二次大戦を境にして歴史の断絶があり、今日の我々は過去の人たちと全く異なった価値観を有しているような印象を持たせてしまう教育だったようにも思う。しかし、聖徳太子の時代から、他国の長所を素直に認めつつ日本独自の文化も育ててきたのであり、また単なる掟ではない憲法も作っていたのである。これらのことからは、日本と言う国の連続性に思いが至る。

本書は、それ以外にも様々な点で新たな視点を提示してくれるので、読めば誰もが日本の歴史を自分の中で再解釈したくなるのではないかと思う。




日本史から見た日本人 昭和編―「立憲君主国」の崩壊と繁栄の謎 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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渡部氏の定義に従えば我々は現在、第五次国体変化後の世に生きていることになる。第五次国体変化とは「敗戦とマッカーサー憲法」のことであり、この本は敗戦に至る過程を解き明かすことに主眼を置いている。

 大局的に見ると第二次世界大戦は人種差別、宗教差別、植民地主義、(共産主義を含む)全体主義がもたらしたカタストロフィーであったが、戦後処理にも多くの問題が見受けられる。これら戦前の諸問題、そして戦後処理がもたらした諸問題は現在、平成の世に生きる我々にも「直接」引き継がれているのであるから、著者が昭和天皇のご病気に際して自分なりに昭和史を総括したように我々もまた昭和という一大転換期に対して真摯に向き合う必要がある。

 日支事変及び日米開戦に於る日本側の問題は一言で言うと、行政が軍部を(上層部から中級将校に至るまで)統率することが出来なくなったことにあり、それは明治憲法の欠陥に由来する。その点はマッカーサー憲法では是正されているのだが、元来、日本弱体化を主眼に起草されている上、急ごしらえである。「不磨の大典」とされた明治憲法の、起草時に誰も気づかなかった欠陥が日本を戦禍に導いたように、将来マッカーサー憲法が日本に破滅をもたらす恐れもある。

 現在の第六期ともいうべき国体の得失について多くは語られていないが、統帥権干犯問題は是正された。世界に目を向けると、人種差別は随分軽減された。自由貿易が主流となった。共産党は信頼を失った。宗教問題は残っているが、戦前日本が苦慮した問題は中国共産党を除いてことごとく改善されている。「戦前の世界が戦後の世界のようであったならば、日本が戦争に突入する必要はなかったであろう」が、これは、日本の敗戦によって日本が支那大陸で果たしていた役割をアメリカが引き継がざるを得なくなったことと、日本軍の奮闘によってアジア諸国の独立が促進されたことが大きく影響している。日本の敗戦は決して無駄ではなかった。

 しかしこの「昭和編」、「古代編」「鎌倉編」とは対照的に、頁をめくるごとに歯がみさせられる。




日本史から見た日本人 鎌倉編―「日本型」行動原理の確立 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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 この本で一番面白かったのは、「この世で一番怖い“モッコ”」の件りだ。

 僕も東北の田舎で生まれ育ったのだが、著者より三十歳ほど年下である。その僕が子供の頃、悪いことをしたり、いうことを聞かなかったりすると「元が来るぞ!」といって脅かされた覚えがある。著者は旧制中学の時、頼山陽の「蒙古来」を読んで感激したそうだが、僕も小学生の頃、北条時宗の伝記を何度も何度も繰り返し読んでいた。

 著者の歴史と考古学の違いに関する主張には全く共鳴するし、五回の国体変化という捉え方も二千年に亘る日本史の流れを掴む上で「○○時代」という括り型よりも本質に直結していると思う。
 この「鎌倉編」も「古代編」同様、ぐんぐん読み進むことが出来、しかも得るところが多いし、とにかくまず面白い。




平安京の怨霊伝説―陰陽師たちが支配した京都 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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「大鏡」やその他の当時の物語を読みたいけれどどうも古典は受け付けない人や、おどろどろぢい幻想的な話が好きな方は、ぜひこの文庫を読んでみるといいでしょう。短いストーリが怪異や人物別に語られるので、眠れない夜に一話ずつ息を潜めながら読めば、平安京という魔方陣の中の闇に少しでも触れることができるでしょう。
 陰陽師は何年か前に大ブームになりましたね。平安時代といえば雅な貴族文化が思い浮かぶかもしれませんが、この文庫で華やかな都の闇の部分を垣間見ることができますよ。古くなった道具たちに魂が宿って真夜中の大路を練り歩くなんて、なんかかわいらしいような気もするんですけど。
訪れる場所の印象も変わりますよ。




名将の陰に名僧あり―戦国時代を生き抜いた知恵と戦略 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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夜つくられた日本の歴史―人気予備校講師の放送禁止講座 (祥伝社黄金文庫)
販売元: 祥伝社

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日本の城恐怖伝説 (祥伝社黄金文庫―日本史の旅)
販売元: 祥伝社

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日本の城の謎―日本史の旅〈下 攻防編〉 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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日本の城の謎〈上 築城編〉―日本史の旅 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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日本の城の謎〈番外 伝説編〉 (ノン・ポシェット―日本史の旅)
販売元: 祥伝社

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