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和書 508066 (377)



征夷大将軍―もう一つの国家主権 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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 征夷大将軍は、日本史を理解する鍵である。征夷大将軍とは、文字通りに解釈すれば、夷を征服する大将軍、つまり、東国を支配する将軍と言ふ事に成るが、その征夷大将軍が、何故、幕府と言ふ権力の中心として、日本の統治の実権を握るに至ったのか?−−この問いが、日本史の核心に関わる問いである事は、明らかであろう。
 征夷大将軍が、坂上田村麻呂から徳川家康へと進化して行った日本の歴史は、裏を返せば、西国の権力にとって、東国を統治する事が、いかに大きな課題であったかを物語って居る。即ち、征夷大将軍が、日本史の中で、これだけ大きな存在に成ったのは、西日本の権力にとって、東日本を統治する事が、大事業であった事の反映に他成らない。
 ガリア征服の役目を負ったカエサルが、ローマの政治を左右する存在に成ったのと同様、辺境を支配する軍人が、やがて、国家の実質的権力を握るに至った、こうした歴史は、日本は始めから一つの国ではなかった事を物語って居ると言へそうである。
 本書は、この征夷大将軍に関する入門的通史である。少々分かりにくい所も有るが、本を読んで、そう言ふ分かりにくさと格闘する事も、若い人たちには、必要だろう。

(西岡昌紀・内科医)




西欧世界と日本〈上〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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西欧世界と日本〈下〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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西欧世界と日本〈中〉 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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聖王ルイの世紀 (文庫クセジュ)
販売元: 白水社

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中国見聞一五〇年 (生活人新書)
販売元: 日本放送出版協会

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 高杉晋作から大江健三郎まで19人の日本人の中国との関わりを描いた本である。吉田茂、田中角栄など政治家も登場するが、筆者の目は、彼らの行動の政治的意味合いに向かうのではなく、あくまで、個々人の中国あるいは中国人との接点を、対象にしている。登場人物は、作家、俳優、映画人など多岐にわたり、時代もまさに150年間にわたる。 

 エピソード集としては大変面白く、私もこの本ではじめて知ったことがたくさんあった。おそらく、筆者としては、これらを素材に、日本人と中国、中国人との関わりを読者自身が考えることを期待していると思うが、それができる人は自分自身も中国との接点がある人でなければならない。これは一般の読者にはやや高いハードルかもしれない。




病気が変えた日本の歴史 (生活人新書)
販売元: 日本放送出版協会

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徳川家康は鯛の天ぷらを食べて死んだ。どこぞやらで仕入れた知識でそう思っていたが、チト違うらしい。
いろいろな歴史的人物の死因を古文書などから推測する。
少し考証が不足している気もするが、医学的な見地からの推論はそれなりに面白く、説得力があった。
清潔→消毒の概念さえあれば、現代人は皆名医かも。




世紀末中国のかわら版―絵入新聞『点石斎画報』の世界 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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約100年前の中国で、ヨーロッパの画報の影響を受けて創刊された報道・娯楽誌「点石斎画報」。まるで今日の日本の写真週刊誌のように、最新のニュース(当時の)やスキャンダラスでちょっとあやしい記事が取り上げられているのだが、画像が写真ではなく版画(リトグラフ)で描かれていることで、さらにあやしさは増す。真実と誤解、最新技術と迷信、西洋と東洋などがさまざまに入り交じる、摩訶不思議な記事の数々。そこから産まれる、あまりに面白い世紀末中国の画像世界。絵と文章をただ面白がるも、中国の文化史として読むも、東洋と西洋の出会いの記録として読むも、読み方は様々だ。




世紀末と楽園幻想 (白水uブックス)
販売元: 白水社

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正史 三国志〈1〉魏書 1 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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晋代の歴史家・陳寿の手によって編纂された正史「三国志」。完訳で現在国内で出版されているものとしては、このちくま学芸文庫が唯一です。全8巻。内容はこの1巻から4巻までが「魏書」、5巻が「蜀書」、6巻から8巻までが「呉書」となっています。記述形態としては、その年ごとに何があったという書き方(いわゆる編年体)ではなく、人物ごとに伝記形式で紹介していく紀伝体(「史記」と同じスタイル)で構成されているのが大きな特徴です。感情を抑えた叙述のなかに隠されたメッセージ。一見関連性のない人物の伝記を読みつないだ時、初めて現れる真実。物語としての「演義」に触れ、さらなる知識欲を満たすべくこの本を手にされる方へ・・・「三国志」が本当に面白いのはここからです。


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