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和書 508068 (132)



中高年の安全登山入門 (岩波アクティブ新書)
販売元: 岩波書店

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手紙の書き方 (岩波アクティブ新書)
販売元: 岩波書店

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 本書の冒頭に、『さまざまな実例を通して「手紙の効用」といったものを書きたいと思う。それを読んだ結果として、自然に「手紙の書きかた」を身につけてもらえればと思うのである。』とある。
 確かにそういう内容であるし、著者の意図通りに読もうと思えば読めるのかも知れない。
 が、引用されている手紙(手紙でないものも多いが)は、かなり特殊な世界のものであり、私のような一般市民とは、無縁の世界のものであるように思う。
 書いてある内容を理解するには、書いた人、手紙を受け取った人の思想や信条、背景を知らなければならないし、その中から『手紙の書き方』のエッセンスを取り出すのは、かなり難しいと思う。

 この本を、『手紙の書き方』などという、一般的・実用的な書名で出版することは、かなりの誤解を生み、読者に対して親切ではないと思う。
 岩波アクティブ新書は、すいすい読める本が揃っているが、私が初めて、最後まで読むのに、苦労した本であった。




モハメド・アリ―その生と時代〈下〉 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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死のクレバス―アンデス氷壁の遭難 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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「人間と言うのは、ここまで生きることへ執着できるのか」
凄まじい迫力で迫り来るものがあります。
骨折してクレバスへ転落した後の三日間、
著者は飲まず食わずで這いつくばって、仲間のベースキャンプにまで
まさに必死の思いで辿り着きます。
生還するんだと言う、強烈な意思が無ければ絶対に有り得ない話です。
意志の力の素晴らしさには、ただただ感嘆するのみです。
ただ、登山のディテールの描写が、評者の知識不足なのか、
訳文のせいなのかは分かりませんが、分かりずらい部分があります。
ただ、それを割り引いても絶対に読んでみる価値のある本です。




競馬の人類学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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古代オリンピック (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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紀元前の時代から行われいたかと思うととても不思議な感じがします。
古代オリンピックを歴史学の成果を踏まえてじっくり述べていてとても面白かったです。いま、われわれが知っているオリンピックとはかなり異なっていたことがわかりました。また、古代オリンピックが行われていたときにも少しずつ変わっていったことがとても興味深かった。




ゴルフと日本人 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 著者は法政大学の社会学者。自身も熱狂的なゴルフ好きらしい。イギリス留学時も、セント・アンドリュースを訪れるなど、精力的にゴルフをしていたらしい。
 本書は、ゴルフと日本人について社会学しようとするものではない。イギリス、アメリカ、日本での歴史をたどることが主眼となっている。
 内容は、イギリスでのゴルフの発祥、日本での始まり、ボビー・ジョーンズ、戦後日本の有名人とゴルフ、90年代のゴルフ場乱開発と会員権問題など。データが中心となっている。
 ゴルフと環境破壊、会員権問題についても書かれているのだが、穏当で公平な意見の持ち主であり、まあ、きちんとした本という印象を受けた。
 ゴルフの技術について、社会学者ならでは(?)の意見も見られる。時代ごとの変遷と、プロの登場や一般大衆への広まりを結び付けたり。ショットの仕方が変わるらしいのだが、ゴルフをやったことのない私には、いまいち把握できなかった。
 このあたり、分かる人には面白いのだろうと思う。




仕事術 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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99年に刊行された極めて地味な本であり、近年のハウツウ一本やりのヤッツケ物やオカルトスピリチュアル紛いの「腐れ自己啓発」物とは全く異なる筋金入りの生き方の書だ。
仕事とは何か? 本書を読んで強く感じるのは、人間は社会的な存在であって、仕事は口に糊する手段であるが、社会に参画することでもあり、そのことに喜びを感じ、そのことで生かされるということだ。生かされるとは、食えるということだけでなしに、「人はパンのみにて生きるにあらず」、活きるということでもあろう。それは喜びでもあるはずだ(本来、そうでなければならない)。

刊行から10年近く経っているが、著者の現場を知り尽くした経験と、そこで考え抜いた思考が生み出した言葉は、労働環境が「凄い=無残な」ものになったいまこそ参照すべきものとなっている。
言葉のインフレ現象が、「すごい仕事術」とか「ダントツのハウツウ」とか「人間力」とかの珍妙かつ浅はかなビジネス本のタイトルに現われている。殊に「すごい」や「スゴイ」は厳密に言えば誤用であって、本来の意味からすれば誠にどうしようもない酷薄無残な状態である。「こだわる」も同断。こうした事態は、人間思考の劣化そのものを表していると思料する。言うなれば出版という仕事は、むしろ言葉のデフレにこそ意を注がなければならないはずなのに。著者の文章は、およそ今日はやらないものだ。誠に珍しくも真摯な言葉である。




仕事文をみがく (岩波新書 新赤版 (795))
販売元: 岩波書店

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本書のタイトルは「仕事文をみがく」となっていますが、本書で提唱される文章の書き方は、少なくともビジネス文には全く適さないものとなっています。作者は、天声人語の文章を多く紹介しながら、その文章の素晴らしさをほめたたえます。また、文章を書くときは起承転結で書くことを勧めています。もちろん、文学的な文章を書くときはそのとおりですが、論文やビジネスでの報告書で作者のような文章をかいたらまず失格でしょう。論文などを書く場合、徹底的に論理的な記述をするのが常識です。そして、論理的に記述する場合、むしろ天声人語も起承転結も真似ないようにするのが一般的です。しかし、作者の提唱する文章では、論理性は放棄し、とにかく情緒的な表現や言い回しを重視します。
たとえば、本書の中での表現はこんな具合です。作者がある大学教授に会ったことを次のように表現します。「22時すぎ、再会を約して、児玉さんと別れた、春まだ遠く、凍えるような北風が吹き抜ける晩であったが、胸中は春の暖かさであった。」あるいはこんな記述もあります。作者が知的障害者が働く店を見学に行った感想を書いているくだりですが、「店を出ると、まばゆいばかりの早春の太陽が頭上にあった。(途中略)そんなとき、すがすがしい体験をさせてもらった。」作者は仕事文でこんな記述を本気で勧めているのでしょうか。
このような理由から評価は星1つです。仕事で役立つ文章を学びたいと考えている方には本書は全くお勧めできません。ただし、エッセイの書き方を学びたい方には、大いに参考になるでしょう。




仕事文の書き方 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 高橋さんの本を「仕事文をみがく(岩波新書)」「短く書く仕事文の技術(講談社+α新書)」の順で読んだ。丁度、出版順とは逆である。「仕事文」の理論編という位置付けで、なるほどと納得した。

 ただ、3冊ともに内容に共通点も多く(同じ作者が同じテーマで書くのだから当然と言えば当然なのだが)、この3冊を読んだ範囲では、「仕事文をみがく(岩波新書)+仕事文の書き方 第6章 読み手を疲れさせない」が合わさった本があればいいなぁと思った。

 「短く書く仕事文の技術」の書評欄には「みがく」を先に読み、その後で、実践編ということで「技術」を手にした方がよりよいのではないか?と書いたが、「書き方」→「みがく」→「技術」とこの書評の中で変更させていただきたい。

 忙しくてとても全部読んでいる時間がないという人は「仕事文をみがく(岩波書店)」を選ぶのが良いのではと個人的には思う。


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