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和書 508068 (133)



障害者とスポーツ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 もともとリハビリとして始まった障害者のスポーツは,いまやパラリンピックに代表される競技スポーツから,健康維持・生きがいのための生涯スポーツまで多彩な側面がある。傷害があっても、アスリートとしてとらえ、スポーツ文化として日本に根付き育ってほしいですね。 未だ 日本はスポーツを文化(芸術性や教育性や医療性やコミュニケーション性を含む)としてとらえていないですね。障害者スポーツは文部科学省じゃなく、厚生労働省の管轄です。(日本は、障害者スポーツを・・ノーマライゼーション・・言葉だけでなく・・アスリートとして認識してほしいものです) QOLを高めて、何でも見せかけだけでなく、本気でやらないと自分の納得のいく結果がでないですね




新・サッカーへの招待 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「Jリーグは毎週観戦してます」、「欧州リーグはよく見るね」、「南米もすごいぞ」、「いやいや、日本代表も欠かさず見てるぜ」、「てかサッカーってそんなに面白いか」、「サッカーって名前しかわかんない」、「私は監督やってます」、「自分は選手です」…。本書はどんな人にでも、サッカーの魅力を伝えてくれる本だ。歴史に始まり、名プレーヤー列伝、ルール・戦略の解説、これからのサッカー界などなど、サッカーそのものの魅力がよくもこれだけ凝縮されたと思う。サッカーを超えて、何か大切なこと(人間としての生き方や平和…)も教えられた気がする。




人生案内―自分を育てる悩み方 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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本書は、読売新聞に約20年に渡って掲載された人生相談の中から、
100本の記事を選び収録したものです。
同時に、フェミニズムの歩みについて述べた著者のエッセーも添えられています。

本書に収められた相談の内容の変遷は、
そのまま戦後日本の女性・家族・職場の歩みを象徴しています。
家を継ぐだのといった古色蒼然たる悩みから、
セクハラの「発見」、DVや児童虐待の興りなど、
家族法や社会保障法、社会学などに興味のある学生さんには非常に参考になると思います。 

同時に、著者の職人芸とも言えるカウンセリング術も要注目です。
結局悩みというものは自分で解決しなければならないという、
ごくまっとうなポリシーが貫かれると同時に、
女性に対する優しさ・励ましにあふれていて、
臨床心理などに興味のある方に大いに示唆を与えるのではないでしょうか。






性教育は、いま (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ダイビングの世界 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 『ニュースステーション』の水中レポーターとして活躍した著者による、日本および世界でのダイビング体験記。
 『ニュースステーション』の裏舞台を伝えたり、あるいは初心者向けにダイビングを勧めたりする内容の本ではない。むしろ日本各地で進行する海洋破壊を訴えた真摯な本。たとえば石垣島で進む空港建設計画。これは貴重な珊瑚礁を破壊してしまう。有明海の干拓事業では、水のなくなった干潟に多くの生物の死骸が積み重なった。そうした現状を糾弾してくれている。
 このあたりの問題意識は『ニュースステーション』仕込みなのかも知れないが、現実に海の中を見てきた人物による報告であり、色々と考えさせられた。




伝わる英語表現法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「簡単な英語こそ正しい」とかいう帯の煽りがあったと記憶していますが、ここに書かれていることは、おそらく語学学習上最も困難なことです。なんとなれば、「考える力」とモロに直結してくることだからです。
日本語と英語は全然違う。あまりに違う。英語の「他者性」を見据えよ。他者性の認識は人間同士においてさえ極めて困難だが、それをやらねば日本語を英語に変身させることは出来ない。日→英に取り組む場合は、まず日本語をよく理解する、分析する、日本語のパンチ力に惑わされずにメッセージ全体を汲み取る、意味を徹底して解きほぐす。訳出にあたっては難しい英単語は使わない。適訳となるシンプルな言葉が必ずアナタの中にあるはず…云々。
「なんだありきたりなコトじゃん」と思う方は、試しに本書の練習問題に挑戦してみて下さい。そして長部氏の模範訳と比較してみて下さい。模範訳では簡単な英単語しか使われていませんが、アノ日本語からコノ英語に「旅する」のがいかに「驚異的な旅」か分かる人は…分かる人は分かるというか、きっと身震いするでしょう。
ちなみに私は「通訳」の観点から本書を読んだのですが、もしかしたらこれは時間的に余裕があり最上の訳出を目指すことの出来る「翻訳」向きの模範訳出かな、とも思いました。咄嗟の訳出(通訳)でここまで日本語原文を噛み砕いて完璧に正確で簡潔な英語に流し込むなんてムリ…じゃないですか???
しかし長部氏がお説きになる「国際化時代と英語学習の意義」とか「異文化コミュニケーション」とか「学校英語を教養主義から実用主義にせよ」とかとかの言辞には、若輩者ながら、共感も同意も致しませんでした。正直なところ、私は日本人が多少グロテスクな英語を喋ったからとて、誰がをそれを咎める権利を持つのか、と思います。通じる範囲でのグロテスクならば、それは英米人の方が努力して付き合うべきものです。日本人よ、英語と付き合うことを恐れずに国際的コミュニケーターを目指すべし、と言われても、ならば、英語を喋る英米人は生まれながらにして国際的コミュニケーターだってのぉぉ?、と喧嘩売りたくなってしまうなー。
しかし英語の本としては文句なしに素晴らしい一冊です。当然五つ星を進呈致します。




能力主義と企業社会 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1938年に生まれた労使関係研究者が多くの「補助労働」に支えられ(あとがき)1997年に刊行した本。日本的経営は、「常識」に反して、顕在能力(実績)を重視する欧米と異なる、潜在能力(柔軟な適応能力、生活態度としての能力)重視の能力主義であった。戦後初期の日本企業では、労働組合の強さを背景に生活給に裏打ちされた「年の功」賃金が支配的であったが、1965〜75年頃=第一期、高度成長を背景に、職能資格給(「年と功」賃金)、社員のランク分け、人事考課、小集団活動(QCサークル等)と共に、年功制に内包されつつ能力主義管理が導入された。続く1975〜92年頃=第二期には、低成長・円高・消費社会化を背景に、人員削減、ME化、JIT方式、フレキシブルな働き方への要請の高度化、会社人間化、生活態度としての能力の重視が進み、年功制度は空洞化した。全階層を包括する頻繁な個人ごとの(同一労働同一賃金の欧米と異なる)多面的な(実績、潜在能力、情意)人事考課による、強制された自発性の喚起がこれを可能にした。同時に、男性長時間労働者と女性短時間労働者が手を携えて増加する。1992年以降の第三期には、ホワイトカラーへの目標管理制度の導入、実績主義賃金(フレキシビリティ要請により歯止めがかかるが)と賃金格差の拡大、雇用形態の多様化(69頁)、リストラの日常化・配転の広域化・転籍の頻繁化、労働密度の増大等が見られ、能力主義管理が一層強化された。著者は警戒しつつも、こうしたもう全面否定はできない傾向との望ましい付き合い方を模索し、個人主義は集団主義によって守られるという観点から、ゆとり(ノルマ等の規制、訓練機会の保障、最低保障)、仲間同士の連帯(連帯賃金構造、配置の平等化、ワークシェアリング、条件付き人事考課等)、決定権(発言する場の確保)による働きやすい職場づくりを提唱する。





働きながら書く人の文章教室 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 本書は句読点の打ち方や修飾語と非修飾語の関係を解説しているわけではない。巷(ちまた)にあふれている文章入門書とは、ひと味もふた味も異なる。
             
 筆者は著名な「旋盤工・作家」で多数の作品を著している。それまで長い間、旋盤工として働いていた町工場(まちこうば)が不況で廃業したために、自ら誇りに思っていた「旋盤工・作家」の肩書きが消えたことに深い感慨を持っている。

 汗と油がしみついた作業服に身を包み、働く姿と町工場の実態を知らぬ者には筆者の作家活動は理解できない面もあろう。

 彼は好みの短編を筆写すると、ただ読むよりはずっと理解が深まるし、書くための勉強にもなり、そして形式や内容にこだわらず書きたいものを書いて「同人誌」に寄稿し、仲間と語らうことで文章修業になったと述べている。

 旋盤工としての労働経験を踏まえて「人はなぜ働くのか」というテーマが絞られときから、これなら書けるという確固たる信念が湧き、その信念が、いい本との出会いを生み、そこで学んだ感性が、豊かな表現力の土壌になったと語っている。

 休日出勤や残業も多かったそうだ。そのような悪条件の中で、いかにして書く時間を捻出したのだろうか。
 いくら休日があろうとも一気に書くのは不可能だ。その工夫のひとつには仕事の合間に思いつくままにメモを取り、それを起稿する際に当たっては、ふるいにかけ、取捨選択して作品を書き上げる際に活用したそうだ。

 様々な制約があったのにもかかわらず、日本の産業の下支えをしている町工場の労働者たちの姿を、働く者の目線で書かねばならぬという使命感が筆者にあったから可能であったのだという。恐らく健康管理にも充分に気を遣ったのではなかろうか。

 本書は働きながら文章を書こうと地味に努力を惜しまずに励んでいる人には勇気と希望を与えてくれる好著である。
                                           







白球礼讃―ベースボールよ永遠に (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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いい本です。野球好きならばどこかで琴線に触れるものがあるでしょう。ユニフォームさえない、原っぱ野球の「チョンギース」の話、
「愛の隠喩としてのベースボール」という論文を書いたヴィッキーの話、こだわりのグラヴ、

そしてなんだかんだで顧問に長嶋氏を、助っ人にレロン・リー氏を迎えることになった草野球チーム・・・読んでおもしろく、ほろりともさせてくれます。

詩人の本ですが、抑えた筆致で過度にセンチメンタルなところはありません。それがかえってあふれる愛情を感じさせます。




文章の書き方 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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本書は、1975年から1983年に渡り、朝日新聞の「天声人語」を執筆してきた元記者による、文章の書き方の手引きである。

単なる技術論の本ではない。「福沢諭吉から吉本ばなな」にいたるまで、古今の作家の名文を引用し、著者の考え方を交えながら、わかりやすい文章を書くための心構えを説く。

書いてある内容は、
・ 幅広く、多くの読書を心がける
・ 感性を磨く
・ やさしい文章を書く
・ 毎日書く
など、一見当たり前のことが書かれているように思われる。しかし、当たり前のことを実践することこそ、文章上達の秘訣だと我々に教えてくれる。

ローマは1日にしてならず。文章を書く道のりは、果てしなく続くことを悟らされる一冊であった。


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