和書 508072 (95)
KUZU(クズ)と呼ばないで (コバルト文庫)
販売元: 集英社
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KYOKO (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎
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村上龍さんの他の作品では勇気付けられたり、深く考え込まされたりすることは多くても、涙が出ることはめったにないのですが、本作はだめでした。脳より涙腺に刺激が先に来ます。特別にセンチメンタルな筆風でもないのですが。
映画の原作として作られたことが良くわかります。読んでいて「画」が浮かびますから。
小説は、現実ではありえないおとぎばなしを、どれだけリアリティをもって表現できるのかが勝負だと日ごろは思っているのですが、本作はこれはありえないと違和感を覚える場面が多くあります。主人公も、そんなまっすぐな少女はいないよとか、そんな短時間でそこまで協力してくれる人に恵まれることなんてないよとか頻繁に思ってしまいます。
それでも、作り事とわかっても涙腺が刺激されるのは龍さんのの筆の強さなのでしょう。そうあってほしいとか、そんな人にいてほしいとか思う希望に対して、ピンポイントで情報が届いて煽られるからなのだと感じます。
「心が洗われる」という表現がありますが、本作はまさに好例だと思います。
映画は後から見た方が良いでしょう。小説として読むにあたって浮かぶ「画」の顔が特定の女優さんに固定されない方がbetterです。
まあ、映画も、「村上龍氏監督の映画では」一番好きな作品ですが...。
KYOKO (集英社文庫)
販売元: 集英社
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ある友人の影響で手にとって見た一冊。
村上龍作品の中では、あまりスポットライトの当たってない、知られていない作品。
でも僕はある友人のおかげで、隠れた名作に出会うことが出来た。
主人公はタイトルの通りKYOKOという一人の女性。
KYOKOは単身ニューヨークに渡って、昔ダンスを教えてくれたキューバ系ホセを探すという話。
とにかくこの小説で描かれるKYOKOは最高に美しく、カッコいい。
KYOKOはどこまでも真っ直ぐで、純真で、迷いが無い。
そんなKYOKOに出会う人で会う人惹かれて行く。
男であろうと女であろうと、KYOKOみたいな人間に憧れる。
村上龍はこんな綺麗な作品も書けるんだよ。
村上龍を読んだことがない人はKYOKOから入門するのもありかもね。いや、ありだよ。
KYOKOは素敵だよ。
KYRIE (G-typeノベルズ)
販売元: コアマガジン
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「K」からの手紙―東京ANGEL (コバルト文庫)
販売元: 集英社
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東京ANGELは好きで、全巻持ってます。
けれどこの話あたりから、主人公視点の文が見苦しかった。
主人公が嫌いな人物の悪口が各所に見られ、正直すごく不快でした。
それも、自分のことを棚にあげての実に身勝手なもの。
それに後半に入ってから主人公・尚也が急に「話をスムーズに進めるためだけの都合のいいキャラ」になっている。
本沢先生が何を書きたいのかが分からない。
主人公視点の雑な文ではなく、きちんと小説を書いてほしい。
大部分が主人公の日記のようでした。
Kの悲劇 (角川文庫)
販売元: 角川書店
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K・Nの悲劇 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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愛する女性の妊娠を知って、中絶の選択をした夏樹修平と岡部和也。現実に良くありそうな二つのパターン。そして、愛する男性の子供を生みたいと願う女性二人。
男のエゴか女性の母性本能か。セックスという行為と妊娠・出産という結果についての認識の欠如。中絶という行為に対する考え方の相違。
中絶ということに対して、二人の女性をシンクロさせて、憑依現象として表現し、間に医者を入れることによって、話の展開としては面白く読めるものだと思う。
現在の日本における性の問題と、少子化の問題に何気なくスポットを当てていると読むこともできるのではないだろうか?若者の性交渉問題然り、結婚後の生活におけるマイホームの夢と住宅ローン問題。収入が増えない状況において、より良い生活を求めて高い住宅ローン(もしくは賃料)を選択するか、育児・子育てにウェイトをおいた人生設計を選ぶのか。
どちらが正解という問題ではないが、考えるきっかけになる可能性は秘めていると思う。
なお、中絶問題に関心をもたれた方は、「神の汚れた手」曽野綾子がおすすめ。
L.A. (文春文庫PLUS)
販売元: 文藝春秋
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L.A.でバッド・ラック (ハヤカワ・ミステリ文庫 95-1)
販売元: 早川書房
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L.O.G (新風舎文庫)
販売元: 新風舎
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