和書 508072 (196)
あやめ横丁の人々 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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主人公があやめ横丁で暮らすようになってからの住人との係わり合い、それにより成長していくさまはいかにも宇江佐真理の小説という感じだが、
そもそも婚約者の密夫を斬ったくだりからのストーリー展開が不自然。
婚約者の自害により相手の家に跡を取るものがいなくなり、絶家となるなどとはありえない話。
武家ならばなおさら養子を取って跡を継がせるはずで、相手の家の家臣も浪人になるわけがない。
むしろ娘を失った相手方の親の私怨というものに絞ったほうが自然だったと思う。
あやめ祭殺人景色 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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あらあらかしこ (集英社文庫)
販売元: 集英社
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あらいぐまラスカル (竹書房文庫―世界名作劇場)
販売元: 竹書房
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テレビアニメのノベライズ作品で、原作の「はるかなるわがラスカル」とは、微妙に趣が異なります。アニメファンにはこちらの方がなじみやすいと思いますが、原作には別の魅力があると思います。
アニメは50話ほどの長い作品なので、エピソードはかなり削られているはずですが、肝心なところはちゃんと押さえられていて、特に不満には感じませんでした。アニメのシーンが目に浮かぶようです。二回泣きました(笑)。
文庫としては少々高いですが、付録CDにちゃんとエンディングテーマも入っていたのは良かったです。シングルCDに文庫が付いていると考えればお買い得でしょうか。
地図、時代背景、放映当時の年表、などのオマケ要素も楽しめました。TARAKOさんの解説も良かった。アニメを全部見るのは大変ですし、「完結版」はちょっと物足りなく感じたので、「あらいぐまラスカル」を手軽に楽しむには最適な商品ではないでしょうか。
今後シリーズ化されるようなので、アニメを見ていない作品も読んでみたいです。
ゲートキーパーズ〈ACT.1〉 (角川スニーカー文庫)
販売元: 角川書店
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「昭和、という時代を描いた、どこか切なく温かいモニュメント――」
私的にキャッチフレーズをつけると、こんな風になるかもしれません。
とにかく、一言では語り尽くせない、楽しさのいっぱいつまった作品です!
時は、「今よりずっと日本人が素朴だった、高度成長時代。昭和四十年代――」
「学園物」的なテイストを基調としながらも、若者たちが秘密の戦隊の一員となり、宇宙人の侵略から地球を守る、という、凄い設定の、サイキックアクション物。
もちろん萌え要素も見どころの一つです。
温かいぬくもりに、切ないロマンが込められている感じで、楽しいだけでなく、ほろりと泣けました。
普段小説を読まない、アニメファンやゲームユーザーの方々にも配慮されたような、とても読みやすい文体だと思いますし、王道的で深いテーマ性は、老若男女、オタク、非オタクを問わず、おすすめできます。
ゲートキーパーズ〈ACT.2〉 (角川スニーカー文庫)
販売元: 角川書店
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「人類の行く末を憂う、どこか懐かしいアクション大作」
とにかく「王道」です!
それに、文体はとても読みやすく、普段小説を読まない方にも安心しておすすめできます。
時は、昭和。舞台は、高度成長時代の日本。
一風変わった状況設定ですが、往時を知る大人の方にはとくに感慨深い物語かもしれません。考証がしっかりしている印象で、不思議な情緒があります。
戦いのドラマは、謎解きの要素も織り込まれ、読み応えがあって、読後感が爽快です。
それに、平和を謳うテーマ性は、どこまでもまっすぐで、心を打たれてしまいました。
キャラも物語も、とても魅力的でハートフルです。
――「信頼」というもう一つのテーマを描いたこの作品は、「心から信じられる人」をあまりもてない、現代という、物質優先のすさんだ時代に適応しきれない人間にとって、ひと時のせつない夢をかいま見せてくれる、一冊だと思えます。
カッコいいだけでなく、とにかく温かい物語です!
ゲートキーパーズ〈ACT.3〉 (角川スニーカー文庫)
販売元: 角川書店
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「昭和45年3月25日。インベーダーの大部隊、ついに日本本土上陸!」
オリジナルでもノベライズでも、ずっと、温かく切ない作品を描きつづけておられる、あらいりゅうじ先生の手がけた「ゲートキーパーズ」シリーズ、最終巻です。
戦いは佳境を迎え、地球を守る異能の戦士、「ゲートキーパーズ」たちは、日本と地球の危機を救うため、文字通り「死力を尽くして」必死の抗戦を繰り広げる。
そして圧倒的な力をもつライバルを相手に、主人公はついに自分の壁を越えて、そしてなにより、大切な仲間たちとの温かい「信頼」に助けられて、最期の反撃を試みる……。
ちょっと古い作品ですが、あくまでも普遍的なテーマが非常に読みやすい文体で描かれていて、老若男女、誰にでもオススメできる名作だと思います!
なお、巻頭に併せて収録されている「外伝〜銀色の童話」も、不思議で神秘的なイメージが深く印象に残る、切ない一編です。
銀河観光旅館 宙の湯へいらっしゃーい! (電撃文庫)
販売元: メディアワークス
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平凡な少年、三助に突然現れた見知らぬ可愛い幼馴じみルカ。親友、鬼姫によってもたらされた意外な真実をもとに、ルカの家〔宙の湯〕へ侵入した三助が見たものとは? 捕虜待遇から番頭、はては婿養子を目指す少年三助の旅館繁盛記。ルカとの種族を超えた愛は成就するのか?面白いから一度は読むべし。
あらくれ (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社
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『あらくれ』です。日本自然主義文学の代表作的位置づけだそうですが。
そういう難しいことは分からなくても、現代における月九のドラマを観るような感覚で楽しめると思います。
年頃のきれいな娘であるお島が主人公。結婚の日に飛び出して、自由だけど険しい道無き道へと走り出します。
あまり人間関係に恵まれない環境、仕事、結婚などを通して、当時の庶民女性の生き様、を活き活きと描いています。親の言いなりで結婚して終わりというのが普通であるはずの当時の女性としては、かなり激動の半生だと思いますが。
お島は頑張りますが、必ずしも全てが上手く行くわけではありません。学も無いですし、なんだかんだいって男に振り回されたりすることもあるし、自己責任もあるし……
でも失敗しても負けずに強く生きていくお島のさまは、現代のドラマで描かれているヒロインと同様で、時代を選ばぬ普遍を秘めているようです。
文章は、昔の文豪らしく、読みやすくありながら語彙も豊富で厚い描写で楽しませてくれます。上記の通り内容も波瀾万丈なので、エンターテインメント的に面白い作品です。
あらし (岩波文庫)
販売元: 岩波書店
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