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和書 508072 (201)



ある朝の戦雲 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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ある殺意 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

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ある漂流者のはなし (ちくまプリマー新書(014))
販売元: 筑摩書房

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37日ものあいだたった一人で海を漂流した、武智さんのはなし。
著者が察するとおり、読者である私は彼の存在を忘れていました。
毎日流れてくるニュースに揉まれて、記憶のかなたへと行っていました。
ああ、そういうこともあったなと。

37日間も生き延びた!!というセンセーショナルな事実は
漂流した結果。
初め積んでいた食料や水を飲み食いして過ごしていたが、
なくなると、魚を釣ったり、海水を沸かして蓋についた水を舐め、
最後には自分の尿を飲んだ。
という一文の行間にあるものを埋めています。
吉岡氏の飾らない豊かな表現力で武智さんの人格や、漂流中の
様子が伝わってきます。

水があると思うと、食料があると思うと色々考えてしまうから、
思い切って飲み干した、思い切って釣った魚を捨てた。
という件は、何かわかるような気がした。

この本を読んで、自分が知っているつもりになっていることが
何と多いのだろうかと改めて思う。




ある異常体験者の偏見 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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戦後民主主義で語られる「戦争体験」は、大抵が「敗戦体験」に過ぎません。特にテレビ・新聞で語られる「戦争を風化させない」「戦争を語りつぐ」などはそうだと思います。そんな中で例外的に「戦争体験」を語る数少ない人物の一人が山本氏です。
「戦場の状況」「兵士の心理」「捕虜体験」、そして人間が持つ「偏見」、どれも興味深いものです。

「敗戦体験」を語る人は、おそらく「反戦運動」だと思っているのでしょうが、実際は「反戦運動」になっていません。なぜならば「敗戦」で「酷い目」に遭った、という話を突き詰めると「勝て」ば良いという話になり、それに加えて「戦争」をしなければ「酷い目」に遭う時はどうするつもりでしょうか(だからこそ「戦争」という選択肢がある)、粛々と「酷い目」に遭うつもりでしょうか。

あらゆる人間に「偏見」があり、自分の「偏見」を「絶対視」せずに、「偏見」を語り合うことが「真実」に近づく道である、という山本氏の「主張」は考えさせられるものがあると思います。他にも日本人の「国民性」や「精神論」などの「考察」が載っています。
「真」の意味で「平和」を考えるならば、山本氏の「戦争体験」に耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。




ある秘書官の死 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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ある警視総監日記 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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正直なところ、警察学的にも価値は高くない。また、我々が警察関係の書籍を手に取る動機に含まれるある種の探究心や下世話な好奇心を満たすこともない。日経新聞の『私の履歴書』程度の内容だ。
だが、警視総監の日常が仄見え、情景までが想起できる筆致は厭味さがない。

警察関係者に私が聞いたところ、著者の総監就任もその手腕を期待されてのことではなく、極めて隠微な派閥事情によるものらしい。
総監辞任後にオウム事件等が発生した。
嵐の前の静けさの中、穏やかな官僚としての日々を淡々と綴っている。
著者には、しがらみが取れた後、当時の警察官僚社会に迫真する内容の随筆なり小説を書いて頂きたいと思った。




ある貴婦人の肖像 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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ある運命について (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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ある運命について (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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作者のデビュー作。本作は元々、「犯人はどうして(例えば)雪の中の閉ざされた空間という密閉性の中で殺人を犯すのだろう? 犯人が限定されて不利な筈なのに」という疑問に答えるために書かれた由。上述の理由は勿論、ミステリ作家の都合なのだが、敢えてそれに合理的解答を与えようとした心意気は買える。

しかし、登場人物が劇団員(候補)達という辺りでチョット眉をひそめる。彼らが殺人劇の稽古をしているという設定も期待が持てそうにない。そして、最後に明かされる真相は......。

結末は予想通り。登場人物が劇団員の集まりで真相がコレではミエミエの仕掛けと言う他はない。作者自身はともかく、読者の一人として上述の疑問に明快に応えているとはとても思えなかった。デビュー作という事もあって、気合いが空回りした作品。


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