和書 508072 (303)
旅は電卓と二人連れ (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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1994年に出た単行本『電卓と二人連れ』の改題・文庫化。
もともとは日本航空の機内誌『アゴラ』と、ダイエーの社内誌『P・S』に連載されたもの。前者に載ったものは国外投資に重点が置かれ、後者のは老人の楽しい過ごし方について語られている。
基本的には著者の自慢話と考えて良い。中国返還前、香港では不動産が値下がりした。しかし、著者はそこで大規模な投資を行って成功した。また、七〇才を過ぎてもバリバリと働き、世界中の美味しいものを食べている。そういうことがずらずらと書かれている。読んでいて余り気持ちのいい内容ではない。
しかし、なによりも文章が上手い。また、発想や視点が人並み外れている。だから、面白く読めてしまう。さすがだ。
食べて 儲けて 考えて (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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私は77歳で死にたい―逆算の人生計画 (知恵の森文庫)
販売元: 光文社
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香港発・娘への手紙 (中公文庫)
販売元: 中央公論社
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何をたよりに生きようか (ワニ文庫)
販売元: ベストセラーズ
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日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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日本人はアジアの蚊帳の外 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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奔放なる発想―時代を読む眼・経済を見抜く眼 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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きょうの、この24時間―各駅停車的人生論 (知的生きかた文庫)
販売元: 三笠書房
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きょうのできごと (河出文庫)
販売元: 河出書房新社
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のっけから何ですが、私は反吐が出るほど角田光代の小説が
嫌いです。
柴崎友香はふと手にとって読んでみたんですが
(映画化のことも知らなかった)、角田光代がこれほど嫌いで
柴崎友香の小説にこれほど心洗われる思いがした、という点に
自分でも意識したことのない自分のこだわりや軸みたいなもの
があるような気がしました。
この人の作品には、人や世界のありようを本当に信頼する力
がある。人や世界のありように、もちろん真っ向から戦おう
とする姿勢も正しいと思う。私が反吐が出ると思う小説は、
そういう信頼や戦意を、〆切のために量産する小説のプロットの
小道具に使って平気でいるような作家が書いたものです。
作品の中の空気が、つくりものでなく、作家本人が生きて
感じた経験から生まれた本物だということが、わかる人には
わかるはず。