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和書 508076 (140)



短歌を楽しむ (岩波ジュニア新書 (342))
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「夏のうしろ」という歌集を読んで以来、栗木京子さんのファンだ。「短歌を楽しむ」は栗木さんが中・高生を対象に書いた、現代短歌の解説書だ。わかりやすいが「夏のうしろ」と同様の斬新さがある。「夏のうしろ」の実作に対して、この本は理論編と言ってもいいだろう。

 斬新さの一は、解説の対象をほぼ“現代短歌”に絞ったこと。初めに和歌と短歌の違いを明確にして和歌を外し、戦前の短歌、例えば正岡子規も虚子も草田男も斉藤茂吉もほとんどない。教科書で習ったことのない短歌ばかりだ。

 なじみの薄い現代短歌の世界へ読者を導入するのに、俵万智をトップに持ってくるなど、著者は実に周到な構成をしている。更に各作品の解説のわかりやすいこと! どの解説も歌人の心が伝わってくるような生き生きとした内容で、無理がない。

 斬新さのその二は、著者の短歌観である。目次から既成概念を裏切っている。第一章の「普段着の思いを」はいいとして、第二章は「非日常へ飛ぶ」とは何だ? 短歌は子規以来「写実」を重んじ「虚構」を排してきたのではなかったか? 第五章「社会への目」も、社会性を歌った短歌なんてあるの? 第四章「他者への架橋」の「他者」という言葉遣いも短歌では珍しい。
 まあ、これらの既成概念は、現代短歌への無知に基づく古臭い思い込みにすぎないと思い知らされた。現代短歌も小説や現代詩、演劇と同様の問題意識を共有できることを、著者は丁寧に明かしていく。中高生向けを越えて大人にも読み応えがある内容で、「現代人のための」短歌入門として最適と思う。




短編小説を読もう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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作家阿刀田高が自らの読書体験を語りながらジャンルを越えた様々な短編小説の魅力を紹介。
 岩波ジュニア新書ということで若者向けに書かれた本書であるが、紹介されている短編小説は大人の鑑賞に十分耐えうるものばかり。逆に経験を積まなければその良さが理解しにくい作品がほとんどのように思える。松本清張作品の登場人物造形の巧みさは人生経験をそれなりに積んでこそ感嘆の声をあげることができるだろうし、また、北村薫が紹介したことで結構読まれるようになったリドル・ストーリー「女か虎か」「その木戸を通って」は、読んだ年齢によって読後感が分かれると思う。読み返してみたら若い日の印象と異なるような気がして、その他の作品も是非探し求めたくなる。大人のための良質のブックガイドである。




ダイエットに強くなる (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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大学活用法 (岩波ジュニア新書 (357))
販売元: 岩波書店

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良書。
第一線で活躍する14人もの先人達が、
それぞれの価値観や自らの人生からの視点で
「大学」について述べることで、一点への固執がなく、
読者に自由な答えを抱かせる柔軟な内容になっている。

「言われなくても分かっている」的なことも多いかもしれないが、
人生の辛酸を舐めてきた先輩たちの言葉だけに重みがある。

主に人生体験談を語られている方が多いが、
中には自慢話にしか聞こえないものも多少見受けられるものの、
多くは勇気付けられたり、背中を押してくれる力強い文章ばかりだ。

一応本書のコンセプトとしては、
これから大学受験する高校生向けのようではあるが、
現役大学生で自分の将来について迷子になっている人にも
ぜひ読んでもらいたい。




大学でなにを学ぶか (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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大学生になるきみへ―知的空間入門 (岩波ジュニア新書 (452))
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 第1章の勉強と学問は違うんだよという話は聞き飽きた感のある話だったが、それ以降の学問の東西比較や学問と芸の対比など「学問とは何か」を説明した章は今まで気づきそうで気づかなかった内容で目から鱗だった。ジュニア新書ということだが内容のレベルは普通の新書以上だろう。大学生になる人よりむしろ大学生になってしまった人が読むべきだと思った。




大地の躍動を見る―新しい地震・火山像 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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この手の一般向け地震・火山本の中では、かなり新しい研究の成果があまり誤魔化さずに述べられていると言う点でお勧めである。が、一生懸命説明しようという努力がなされているにも関わらず、内容は決して簡単ではなく、かなり真面目に読まないといけないので、万人向けではないだろう、と言うことで星一つ減らしました。




ダンスでコミュニケーション! (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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男性vs.女性―歴史にのこる名言集 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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地球をこわさない生き方の本 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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先日、塾の国語のテキストで「割り箸と環境問題」に関する文章を娘と読んだ。受験勉強が環境問題を考えるきっかけを与えてくれた。調子に乗って本書を買って読んでみた。食卓のおかずから日本の食料事情を分かり易く解説。更には「自分たちに何が出来るか」を考えさせる内容。小学校高学年から大人までおすすめ。


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