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和書 508080 (232)



ブナの森を楽しむ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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分子生物学入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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生化学が好きな人にオススメです。この本を大学のときに読んで大学院に行きたいと思いました。遺伝子についての記述は非常に解り易くて、少ないページですがよくまとまっています。これ1冊で分子生物学を理解するにはやや知識がいりますから、入門という位置づけにはならないと思います。




プラハを歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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この本を読んでプラハを歩くと、感動が違います。歴史を知りながらの旅は良いものですね。
チェコビールの肴に最高です。




プルトニウムの未来―2041年からのメッセージ (岩波新書 新赤版 (365))
販売元: 岩波書店

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ある日突然、目がさめると、そこは二〇四一年の日本。プルトニウムに依存しようとする社会であった・・・。プルトニウム誕生から百年目の世界を、フォクションの手法で描く異色作。




放射線と健康 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 ページ数がさほどでもない新書版の本の中に、放射線の正体から人体への影響に至るまで、主に医療の視点から見た放射線の情報が十二分にまとめられています。

 本書の特徴をいくつかまとめます。

1.歴史的背景を踏まえ解説をしていること
 放射線の単位や規制について、現状の説明に留まらず、そこに至るまでの遍歴も解説されており、「なぜ今はこうなっているのか」という疑問に答えてくれます。

2.医療被ばくの問題が簡潔にまとめられていること
 著者が放射線医療の専門家であるため、放射線障害と医療に関する内容が充実しています。特に、X線検診の発ガン性や妊婦への影響について、数値を踏まえた解説には強い説得力があります。

3.著者の立ち位置が中立的であること
 低量の放射線が人体に与える影響については、研究者の間でも「有害」「無害」「有益」という、素人から見れば全く異なる主張が繰り広げられている状態です。本書は特定の立場に傾倒することなく、それぞれの主張の背景をバランス良く説明してくれます。

 本書を読み進む上では、中学理科程度の知識が必要になります。放射線の影響を考える上ではその量が大変重要になりますから、本書でもたくさんの値が出てきます。おそらく入門書としては難しめかもしれません。しかし、放射線を知る上では必要な難しさだと、私には感じられました。

 放射線を正しく恐れて、正しく利用するためには、正しく理解する必要があります。その為の入門書として、本書は大変優れていると思います。




骨の健康学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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平均寿命が男で78歳、女で83歳と伸びるにつれ、健康で長寿を保つことに大きな関心が集まっている。なかでも骨の病気、特に骨粗鬆症が近年最も注目されている。骨粗鬆症を発症するとちょっとしたことで骨が容易に折れ易くなり、不幸にして転倒などによって股関節が骨折したりするとそのまま寝たきりになってしまったり、場合によっては死亡に至る可能性が大であるためである。しかし骨の組織が一生の間細胞レベルで破壊と再生を繰り返す生きた組織であることは、一般には広く認識されていない。本書では最近の医学的な進歩をベースにして、生きた骨の組織がどのようにして破壊と再生を繰り返しているのかを判り易く解説するとともに、健康な骨を一生の間維持して行く方法や不幸にして骨粗鬆症と診断された場合の治療方法を平易に述べている。特に骨粗鬆症は他の生活習慣病と同じように、食事、運動、日光浴などの習慣によっては予防可能であることを強調している部分は、非常に参考になるだけではなく、若い人達にも力強い助言となるであろう。いつまでも健康な生活な生活を望む人達に一読を推薦したい。




ボケの原因を探る (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 本書は、脳や記憶の基礎研究の面からアルツハイマー病の研究を行ってきた著者による解説書である。
 臨床面や介護面からアルツハイマーを記述した本が多いなかで、この本は病気の根本にさかのぼって考えさせるという意味で、参考になる部分が多い。
 しかし、その反面、ニューロンやシナプスなど高校の生物の時間のような解説が長く続くので、脳に関する基礎的な知識のない人にはシンドイ内容かも。また、臨床や介護についてほとんど書かれていないため、介護のポイントを知るために切実な思いをもって読むには、全くふさわしくない。
 「アルツハイマーについて知りたい人」より「脳科学に興味のある人」が読んだ方が良いのではと思ってしまうぐらいであり、良くも悪くも「脳研究の実験室からみたアルツハイマー解説書」である。




摩擦の世界 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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摩擦に関する四方山話から現代の先端科学「トライボロジー(tribology)」に至るまで解説されています。日常生活の陰には必ず「摩擦現象」が起きていて、その摩擦をコントロールすることで新しい製品が生まれていったのだ、ということを再認識できました。そして、古くから知られている筈の摩擦現象の理解が実はそれ程進んでいないことに驚きました。(静摩擦力>動摩擦力となる理由って、実はまだ解明されてないとは!) また、科学(science)と工学(engineering)の違いに関する「寄り道話」は参考になりました。(例:電車のパンタグラフの集電板の摩耗を減らす話。確かに集電板の材質に注目しがちですからね。実は他の観点からアプローチがあります。「人から言われた現象だけではなく、物事の本当の目的まで立ち戻って自ら解決法を考えだすのがengineeringだ」という言葉に現れているように【物事の目的を、一歩下がって、大局的で多面的に捉える考え方】は確かに重要ですね。研究開発の現場に居ると痛感します)
なお、文字が多い本を読むのが苦手な人は同著者の「トコトンやさしい摩擦の本」をご覧になると良いかと思います。
【余談】開けにくいビン・缶のフタは、摩擦を利用すれば簡単に開きます。ゴム手袋があると簡単。もしゴム手袋が手元になければ輪ゴム2、3本をビンの蓋にまきつけるだけで結構簡単に開きます。これも摩擦の知識の応用ですね。(^_^)v




未熟児 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 序章の未熟児の定義や特徴、未熟児の生まれる原因などの解説の後に、著者の昭和22年の小児科医としてのスタートから1991年までの未熟児保育の取り組みが「未熟児物語」として語られていきます。内容は手作りの保育器の時代の話や半脱脂乳に関するもの(著者の反省を隠すことなく紹介)など、未熟児保育のパイオニアといわれる著者ならではの興味深いものが続きます。そして「未熟児保育の今後」で書かれた被虐待時症候群や「未熟児に特有の疾患」もわかりやすく解説されています。
 本書が発行された当時より不妊治療技術が格段に進歩した今日、多胎出産の比率が高まり、未熟児として生まれる可能性も高くなっています。多くの人に読んで欲しい本です。なお、本書で中心的に語られる国立岡山病院は、現在、独立行政法人国立病院機構岡山医療センターとなっています。





水の環境戦略 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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『環境リスク学』の著者、中西準子氏の岩波新書。河川水の利用と汚染について、現状の体系的な記載と整合性のある提案を行った良書である。『環境リスク学』に比べると、データが詳しく提示してある分多少煩雑であるが、テーマに沿った著作であるので、仕方のない所であろう。むしろ、内容の確かさを保証するものとなっている。その分は多少飛ばして読んでも、著者の主張は明白で説得力がある。

著者は、まず、環境対策を、便益と環境保全の2軸の平面で考えて、それぞれが正と負の4つの象限のどれに当たるかを総合的に考える所から始めようと提案している。環境問題と言うと善悪の2値がクローズアップされる現状から考えると、これだけでも大変な進歩だ。河川管理、上水道の水質管理、下水道の設計などで行われている様々な環境対策を、この平面で分類することで、解説しているのは分かりやすい。そうすることで、リスクコントロールに議論をスムーズに持って行っている。

最終的な結論は、どのような水質管理もリスクがあるのだから、一つのリスクにばかりヒステリックにならずにリスクの総和が最小になるように対策を立てましょうと言う、基本的には『環境リスク学』で述べられていた内容を「水」を例にとって述べたものである。ただ、リスクを完全に把握することは出来ないのだから、とりあえずの最良見積もりで行動すべきだと主張しているのが、もう一歩踏み込んでいるように見える。

BSE 問題でも、強度偽装マンション問題でも、この視点さえあればあれほど紛糾する話でもないのにと思うと、このような冷静な思考が広がる事を期待するのは百年河清を待つようなものだと、暗澹たる気持ちである。


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