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和書 508080 (233)



無限のなかの数学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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数学には,ゼロやπ,そして無限といったよく聞く割には不思議な数があります.

三角関数の成り立ちなどが歴史的経緯とともに導かれており,昔勉強したことを改めて勉強し直した感じです.しかしながら,内容的には,巾級数展開やフーリエ級数,集合論など大学の教養課程あたりの数学を勉強していないと,「無限」にロマンを求めてこの本を読むとちょっと苦労するかもしれません.心してかかって下さい.

大学生は教科書と併せて読むとよいのではないでしょうか.





木造建築を見直す (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「木造建築」を多方面から考察した良著。
レベルは一般向けで、専門知識ゼロでも読めます。
内容は、建築史や材料工学、構造力学から地震応答と盛りだくさん。
どの分野に関しても、一般の読者への敷居を高くせず、それでいて建築を学ぶ人、
建築に携わる人の「木造建築」への誤解も解いてしまうという秀逸な構成です。
図解も豊富で読みやすく、ところどころ筆者独特の軽いユーモアも混じっています。




森の紳士録―ぼくの出会った生き物たち (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 クマを想像すると大抵の方は怖い、
そしてキノコだと気味悪いとイメージしがちです。
しかし筆者の描くそれらはどこかかわいらしさがあります。
人間は一方的に自然を解釈する生き物なのだと思いました。
クマやキノコの他にも雉などの鳥類、ウサギ、イノシシ
そしてサワガニなど自然が盛りだくさんです。




薬物依存 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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薬物依存の社会的側面、薬物の科学的知識、
治療や予防、回復に向けての活動についてといった、
薬物依存の基本的な解説が得られる。

私は薬物の種類と、それぞれの性質について知りたくてこの本を読んだ。
アヘン・コカイン・大麻からアルコール・ニコチンまで一通り理解できた。
精神依存性、耐性、身体依存性など。




山が消えた―残土・産廃戦争 (岩波新書 新赤版 (789))
販売元: 岩波書店

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保健社会学を専門とする著者が,山砂採取,残土・産廃処分場によって荒廃している自分の郷里の千葉県を精力的に取材している.生まれ育った山野の変貌に対する,一種の怒りが行間から窺える.
インタビューに登場してくる多くの方々は,大きな流れの中で翻弄されている.ダンプの交通事故で家族を亡くした方,過酷な労働のダンプ運転手,山砂採取場になるならまだマシとゴルフ場の開発用地として土地を売る農家など,哀しき人々がたくましく生きる様を生き生きと追っている.
新聞の千葉地方版には,不法投棄のニュースが出ない日はない.建築用の山砂にしても産廃にしても,その排出元は東京など都心部である.都心に近く,それでいてまだ土地のある千葉県は,都会の発展のしわ寄せを受けている.




山の自然学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 日本の代表的な山の特徴的な地形や植物相等について,山の成り立ちと関連づけて説明してある。山はそれぞれに異なる表情をしており,その表情は長い時間をかけて厳しい気候の中で作られたものであることが分かる。
 自然に興味がある人であれば,面白く読める本だと思う。山好きでそれぞれの山を知っているならば,風景を想像できて,より楽しめるだろう。
 北海道から屋久島までの山が紹介されているが,西日本の山が少ないのが若干もの足りない気がする。





豊かさの精神病理 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ああ、こういう人いるよなぁ〜っ、と
おもしろさ(興味深さ)ゆえ納得し、
自分のことを反省することもできた。
キーワードは「モノ語り」
豊かさゆえのアイデンティティの欠如。
「モノ」を拠り代にした心の安寧。
現在の「格差」意識の流行を背景として
読んでみても非常に興味深い。




リサイクル社会への道 (岩波新書 新赤版 (857))
販売元: 岩波書店

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いろいろな意見、見方はあるだろうが、
リサイクル社会の過去からの流れを紐解く上では読んでおいていい一冊。
ごみ収集は有料化に向かわざる得ないのは事実で、
かなり前からそのことを提言しているわけだから著者の見識は鋭いと言わざる得ない。
全面改訂版か新作の次回作を望む。




量子力学入門―現代科学のミステリー (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1925年生まれの理論物理学者が、市民常識から離れた珍奇な話としてではなく、物理学者がこの非日常的なミクロ世界の法則をどのように見出し、理解し、悩んでいるかをきちんと描き出そうとして、1992年に刊行した、観測問題を中心とした量子力学の入門書。1900年のプランクの作用量子仮説に起源を持つ量子力学は、相対性理論と並んで、20世紀に物理学を大きく革新した。それは第一に、波動と粒子の二重性という理解困難な実験的事実から出発する。第二に、その位置と運動量の同時精密測定は不可能である(不確定性原理)。第三に、その測定はデータに不可避的に影響を及ぼす為、観察者の主観性の問題を提起する(素朴実在論の否定、観測問題)。第四に、ただ一回の測定については一般に何の予言もできず、ただ確率論的な統計法則のみが導かれうる。第五に、量子力学は我々の一般常識と大きく乖離している為、未だ認識論が確立していない、発展途上の理論である(ただし応用面では大きな成功を収めているらしい)。以上のようなことを、なるべく数式にこだわらずに、認識論の問題を踏まえつつ、代表的な物理学者の学説の展開を通して説明したのが本書である。高校物理の知識が全く欠けている私には、数式も事例もイメージがわかず理解困難だが、それでもある程度までは理解できるので、おそらく高校物理の知識がある人には分かりやすいのではないかと思う。
      




臨床の知とは何か (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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“臨床”というと医学・医療という言葉を思い浮かべますが,最近よく“科学”的である態度に対するアンチテーゼとしてこの“臨床”という言葉にお目にかかります.

いったい“臨床”とはどういうものなのか.自分なりに考えたいと思って手に取った一冊.

哲学者である著者が,なぜ<臨床の知>に至ったかまでを綴った前半と,それをより実践的な医療の場面にあてはめた後半とに大きく別れる.

私の読書目的からすると,Ⅰ章・Ⅱ章あたりの<科学>の批判的なとらえ方にいろいろと刺激を得ることが出来た.
とくにⅠ章での科学を制度化したことの弊害として,<普通科学>者の保守性に関する記述には,正直痛いところをつかれた.
大義名分と実際にやっていることのギャップ.自分でもわかってはいたが,びしっといわれると反論する術を持たない・・・.肝に銘じたいところである.

後半の脳死判定,インフォームド・コンセントに関する記述は,読み物として非常に面白い.
私たち日本人が持っている曖昧さと,死のとらえ方,医者と患者という立場のとらえ方など,この時勢だからこそ捉えておきたい考え方がたくさん示されている.

全体としては難解で読みにくいとは思うが,得られる物が多い本であったと思う.


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