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老化とは何か (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 老化、中でも筆者の研究分野である脳の老化についての内容が主となっている。特に、近年の高齢化社会を迎えるに当たって、ますます注目が高まっているアルツハイマー型認知症についての研究報告的な色合いが濃い。
 内容は一般向けに書かれており、細胞のアポトーシスを含めた、細胞死の視点から老化を考えてみようという筆者の主張に対して、導入部からわかりやすく説明されている。
 ただし、記述年数が過去のものとなりつつあるため、アルツハイマー症の脳組織学的な解析が、tauのリン酸化にとどまっているのは致し方ない。
 まだまだ脳の老化に関する一般向けの研究内容をまとめたものが少ない中で、本書に特徴的なのは、疫学的な見地から老化研究をどう進めるかについての言及があったのが印象的であった。動物を使った老化の研究がなされるようになってきているとはいえ、最終的にはヒトを被検体とした調査が不可欠となる。そういった上で、統計学的なデータの解析における問題点や、単純な演繹による判断の非正当性を再確認できるという点で、多少の時代は感じても、良著としてお勧めできる一冊である。




ロシアの軍需産業-軍事大国はどこへ行くか- (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 『ソビエト帝国の崩壊』(カッパブックス)の著者である小室直樹氏は、ソ連崩壊を予言したこの本がベストセラーに成った後、或る雑誌の対談で、「ソ連が崩壊すると言ふと、喜ぶ人が多いが、ソ連が崩壊したら、大変な事に成る」と言ふ意味の発言をして居る。
 本書を読んで、私は、小室氏のこの予言を思ひ出した。この本は、1956年生まれのロシア経済の専門家である塩原俊彦氏が、インターネットのサイトを含む豊富な資料を呈示しながら、ソ連崩壊後のロシアの軍需産業の動向を分析した、深い本である。本書に述べられたソ連崩壊後のロシア軍需産業の動きは、核物質の国外流出の可能性をはじめとして、戦慄を覚えずには居られない物で、小室氏の上の予言を裏付ける様な事実が多数語られて居る。本書の冒頭で語られるイラク戦争(2003年)におけるロシア製兵器の役割をはじめとして、北朝鮮の核開発も、中国の軍備拡張も、ロシアの軍産複合体の動きと無関係では有り得ない事を、日本人は銘記するべきである。本書が、特に、日本の政治家に読まれる事を強く願ふ。

(西岡昌紀・内科医)




ワインの常識 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 他のレヴュアーの方とほぼ同じで 読んでいるとだんだん鼻に
ついて来る。当たり前ながら 自分のワイン(や 美食)体験を 
他人に嫌味なく 披露することは 誰にとっても難しいものだと
思う。また 各産地での 細かいワイナリーの話も 「これが
本当に『常識』にしなければならないのか?」という疑問を常に
懐いてしまう。もちろん これが 単行本であるなら分かるが 
岩波新書で「常識」を謳う内容であるかどうか?

 それにしても ワインは本当に定着したことも確かである。昔は 
家の小さい冷蔵庫に白ワインが 後生大事に半年位冷えていたのを
思い出す。ワインは 何かの記念に飲む飲み物だったのだ。冷蔵庫
から何かお菓子をくすねる際にも 子供心にも ワインを恐る恐る
眺めたものだ。昭和40年代の 懐かしい思い出である。

 

 




和菓子の京都 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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~忘れ去られかけられている京都の和菓子文化・歴史を、川端家の宮中との関わりとともに、京都の伝統的職人としての観点から語ってくれる。
著者は故人だが、まるで、ほんとうにそこにいて“語って”くれているような文章で、この文体にも京都の粋を感じる。
現在数ある和菓子の原型も、ところどころに手書きの挿絵で、紹介されている。
最近、京都からの和~~菓子を通販で購入する事があるが、ほとんどが多少ともがっかりするような物が多い。
“京都”なる味はどこへ・・・とおもいながら、久しぶりにこの本を読み返してみて、なるほど、著者には京都の和菓子の先が見えていたんだなということ、現在の和菓子が何を捨て、どうしてこうなってきたのかという事に納得。~




私の脳科学講義 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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脳のことについて興味があり,何冊か読んでみました.本書は分子生物学でノーベル賞をとった利根川進先生の講演と対談をまとめたものです.分子生物学に取り組むことになったきっかけや研究内容について分かりやすく書かれています.

その中でも,学習と記憶のメカニズムなどは非常に興味深いものでした.記憶を再生するにあたって,欠落した条件を補完できるかどうかは,脳の中で記憶そのものとは別の部分が関与しているというのには驚きです.もう少し詳しい話を聞きたくなります.

ところで,著者の先生の先生にあたる人から見ると,師弟関係3代のうちで7人ものノーベル賞学者が出ているとのことです.やはり優れた人のところには優れた人が集まるということでしょうか.あるいは,受賞者選定にあたってある一定の影響力のある人がいるということなのかもしれません.

講演録の部分と対談の部分で若干ダブりが多いのが残念です.出版社の意図でこのようになっているのでしょうが,つぎはぎの印象は否めません.





インターネットを使いこなそう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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3年が一昔のインタネットの世界で、6年前の本は2昔前の本だ。
inter nationalが国際であるのと同様の意味で、inter networkがネットワークとネットワークの相互接続であることを最初に説明している。
ネットワークの相互接続であることを理解していないと、インタネットに対する誤解が生まれる。
コミュニケーション革命、電子化できるものは流通する、自由でオープン、ボランティアと共有精神、インタネットはすべての人のものという積極的な側面の紹介がある。
玉石混淆の情報ジャングル、情報の交通渋滞、プロ化と大衆化の狭間で、情報に溺れやすく人間を忘れる、自由と規制の危ういバランス、はじめとする問題点を指摘している。
次に、歴史を説明している。電子メール、電話、郵便、FAXの比較もしている。








インターネットを使いこなそう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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3年が一昔のインタネットの世界で、改訂版が6年前に出ている。それでも2昔前の本だ。
inter nationalが国際であるのと同様の意味で、inter networkがネットワークとネットワークの相互接続であることを最初に説明している。
ネットワークの相互接続であることを理解していないと、インタネットに対する誤解が生まれる。
コミュニケーション革命、電子化できるものは流通する、自由でオープン、ボランティアと共有精神、インタネットはすべての人のものという積極的な側面の紹介がある。
玉石混淆の情報ジャングル、情報の交通渋滞、プロ化と大衆化の狭間で、情報に溺れやすく人間を忘れる、自由と規制の危ういバランス、はじめとする問題点を指摘している。
次に、歴史を説明している。電子メール、電話、郵便、FAXの比較もしている。




ウイルスってなんだろう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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ウィルス自体の話にとどまらず、ウィルスが貢献した分子生物学の発展の歴史を事例を通して判りやすく書かれている。身近な薬の作用機序の説明もある。高校や大学の学生を対象に書かれているようだが、遺伝子について興味を持っている人におすすめ。ただ生物を少しかじった人でないと難しいかもしれない。




宇宙と生命の起源―ビッグバンから人類誕生まで (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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宇宙のかたちをさぐる―“泡宇宙”の発見 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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