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和書 508082 (182)



エロス論集 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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本書は、性とエロスについてのフロイトの論文が纏められたものである。
フロイトが著した各論文の所々に散りばめられた、エロスに関する言及が、きゅ−−っと濃縮されたような感じ。
フロイトの入門書としてはどうかと思うが、そんなに敷居の高い本でもなく、人間にとって切っても切り離せないような身近なテーマである「性」や「エロス」について、
誰が読んでもそれなりに実感を伴つつ読み進めて行くことができる本であると思う。

ところで皆さんは、性やエロスと聞くと一体どんな印象を受けるだろう。
性とは、何か?
エロスとは、何か?
これに関するテーマは、約100年前でも現代でも、最も慎重に扱われるべき重要なテーマであることに何ら変わりはない。
フロイトは、今から約1世紀前にこのテーマに真剣に取り組んだ。
ちょっと考えてみて欲しい。
性については、比較的オープンになってきた現代でも重要なテーマではあるが、当時のウィーンでは口にするのも憚(はば)かれるような戒慎すべき事柄であった。
それにも拘わらず、フロイトはここまで深い考察を試みていたという事に、現代のわたし達がこの本を読んでも驚かされるのではないだろうか。
当時、他にもこんな風に考えていた人は居ただろうとは思うが、「天才とは、言ったもん勝ちである。」
と思ってしまった。
しかし、そのような時代だったからこそ神経症と性が容易く結びついたのかも知れない。
非凡な着眼であることには変わりは無いと思うが。
女性の「性」についての分析も、何故ここまで的確な表現で言語化出来るのだろうか?と思う。
彼の特殊な生育暦が、ここまで深い考察ができた事に関与しているのだろうか。

わたしは特に、子どもがどのように性的な発達を遂げるのか?という疑問があったのだが、本書を読み、
それがどんなに子どもにとってもどれ程重大なテーマなのか改めて認識せざるを得なかった。
子どもが正常な発達を遂げるためにも、周りの大人たちは注意深く、適切な対応をし、正しい知識を身に付けさせるべきである。




エロス的人間論―フロイトを超えるもの (講談社現代新書 239)
販売元: 講談社

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エロティシズム (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 予備知識がそれほどなくても、ほぼ理解できる本だと思う。現代思想の中でも分かりやすい方だ。たとえばハイデッガーとかは、先立つアリストテレスやデカルトやフッサールが頭に入ってないとどうしようもなかったりする。バタイユは自分からすすんでポルノ小説を著していたことからも分かるように、人間一般に共通の、ありふれたことを探求していったのであるわけで、だからといって楽な道だったのではないだろうが、「象牙の塔」で消滅したりしにくい成果を挙げられたのだろう。
 実際、読むと身につまされたり思い当たるところがあったりするところがたくさんある。こういう読書はとても有意義だ。
 
 「私たちは、内面の暴力がなかったならはたして、私たちを可能なこといっさいの限界へ導く否定を引き受けることができるだろうか。」(42頁)

 「人間は労働によって動物と異なるようになったのだ。」(48頁)

 「とはいえ私たちが把握可能な概念を形成しようと欲しているその神も、自らのなかにある過剰によって、絶えず、この概念を超え出ながら、理性の限界を超え出ているのだが。」(65頁)

 136頁の「だが彼らは、自分たち人間のことはきわめて稀にしか描かなかった。」など、子供が人間より動物に愛着を示すことを説明しているようにも思える。

 書ききれないほど、含蓄のある文句だらけだ。こういう本を書けたバタイユ本人の感性に、一種の天分があったということなんだろう。実際科学精神だけでは書けない本だから。特に第三論文は読んでいると怖くなってくる、とてもスリリングな文学だ。




エロティシズム (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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 ノートを取りながら読んだ。ポルノを素材として男女のエロティシズムの違いを分析している導入部や、精神分析学風の壮大な理論展開がなく淡々とした叙述に終始していることに物足りなさを感じたが、相当大量のインタビュー調査に裏打ちされているらしく、読み進めていくうちにその説得力に魅せられていった。




エロティシズム (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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 1967年に桃源社から出た単行本の文庫化。もともと週刊誌『潮流ジャーナル』に連載されたもの。
 エロティシズムに関して、さまざまな角度から切り込もうとした作品。当時最先端の性科学、同性愛、スウェーデン、童話。いずれの項もそこそこまとまってはいるのだが、どこか物足りない。あとがきで著者自身が認めるように、若書きというか、充分に成熟しないまま産み出されてしまった一冊という感じがする。
 なにより不満なのは、全体が一般論で終わってしまっていて、ディテールに欠けること。著者の魅力は迫力あるディテールと、そこから導き出される壮大な論理にあるはずなのに、本書はまるで概説書のようだった。
 読みやすく、まとまってはいるが、おすすめではない。




続・A型人間―血液型と生年月日による性格診断 (サンマーク文庫)
販売元: サンマーク出版

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続・AB型人間―血液型と生年月日による性格診断 (サンマーク文庫)
販売元: サンマーク出版

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哲学ってなんだろう―もう一度自分を見つめ直してみませんか (Yell books)
販売元: エール出版社

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老いを生きる―高齢化社会をむかえて (現代心理学ブックス)
販売元: 大日本図書

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老いをたのしんで生きる方法―私の老いの旅支度 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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