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和書 508082 (344)



ゾロアスターの神秘思想 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 宗祖ゾロアスター・・・世界最古?の宗教の創始者は「仏教」の創始者である釈尊より170年ほど前にこの世に生を受けたらしい。(紀元前630年)
 別にこのゾロアスター教と仏教を比較する訳ではないが、一つの共通点として両宗教ともこの現実世界を「仮の世界」と定義している事が挙げられる。(ゾロアスター教ではメーノーグという霊的世界が人が目指すべき真世界で、この世界はゲーティーグと呼ばれそれはメーノーグ界の写し絵に過ぎないという。・・・仏教はご存知この世は娑婆世界と呼び、世の中の無常を認め忍耐強く生きねばならない・・・と説く)
 ・・・しかし決定的な「違い」がある。宗祖ゾロアスターはこの教えを国の内外に広める為に、神殿の復興・新設、教団組織の整備拡大に努めた。(この一連の動きは釈尊の教団にも見られた事である。)・・・違うのは「自らが帰依させた権力者(ウィーシュタースパ王)の軍隊を掌握し、他国に対し「宗教戦争」をけしかけた事である。(釈尊も布教の過程においてマガダ国のビンビサラー王という強大な軍事力を持つ為政者の帰依を勝ち取るが、彼の軍隊を使って自分の教えを拡大して行こう・・・なんて事はしていない。)
 ・・・さてこの宗祖ゾロアスター、初めてウィーシュタースパ王に謁見した時に宮殿の屋根をぶち壊し天から降下して現れたそうです。・・・が、ウィーシュタースパ王の軍隊とトルコの軍隊が交戦中に、配下の神官たちと共に拝火神殿で祈りを捧げている最中に、侵入した敵兵士によって呆気なく「殺された」そうです。・・・・(神力を使い脱出する事は出来なかったのでしょうか?笑)
・・・とまぁ、最期は(自らの犯した過ちによって)命を終える訳ですが、ゾロアスター教が東西の宗教に影響を与えた点について、自分なりに感心した部分を一つ 俗にチベット仏教=ラマ教はその成立過程において「ボン教」という土着の宗教をその土台としているが、このボン教の起源にイランの宗教(ゾロアスター教)が深く関係していると言うのだ。・・・・・そう言えばラマ教には悪魔を調伏する為の様々な「マントラ」=「呪文」があるが、このゾロアスター教にも「マンスラ」という「呪文」があり、効力を発揮していたとか・・・(だとすればこれは面白い話だが・・・)




退却神経症―無気力・無関心・無快楽の克服 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 今でこそ「ひきこもり」は社会現象にまでなったけど、
この本が出た88年はどうだったろうか?

 当時「登校拒否」といわれていたものが
「不登校」という言い方になり、
同じ行きたくないにしても、
学校に「行かない(拒否)」でなく「いけない(不登校)」と、
当人の意思が言葉に反映される時代になっていた気はする。

 この本では無気力、行きたいのに行けないというものがメイン。
自分がそうだったから、?当時悩んでいたので同じ人が他にもいるのかと安心した記憶がある。
 現在はひきこもりの書物が多くあるが、当時は「ひきこもり」なんて言葉、なかった。
 しかし笠原 嘉 (かさはら よみし)先生は当時から「アパシー・シンドローム」という言葉を唱えていた。

そう、「無気力の時代」を80年代からわかっていたのかもしれない。

 これは学校だけでなく会社にもあてはめている。
考えてみたら出社拒否という言葉はあるけど不出勤ってないよな~と。
学校だけでなく産業カウンセラーが設置される現在、
成人しきれない成人が増えてきている現在、
「成人すぎたからできてあたりまえ」っという考えはこの際破棄して

もっと全体の見直しを考えなければ、
きっと、世の中は精神の病がもっと急増していくんじゃないかと思うけど、

どうかな?




対人恐怖 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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以前、友人で「自分の視線のせいで一緒に電車に乗ってる人達が降りてしまう」という人がいて「そんなわけないじゃない」っていくら励ましても全く駄目だった。その後この本を知り、こういう症状が実際存在することを知った。発生するメカニズムもよく分かる。この本に直接関係ないが、内沼氏は連続幼女殺人事件の犯人の精神鑑定もしている。




対話・心の哲学―京都より愛をこめて (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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その中で問題になるのが「基礎づけ主義」と呼ばれるものである。それは「私達の考えは絶対に確かな知識に基づいていなければならないとか、私達の思考が健全であることの絶対的保証が与えられていなければならないとする考え方」である。

筆者はこの基礎づけ主義を、近代哲学の祖をされるデカルトから始まって、ロック、カントの順に考察し、それらが現代の哲学にどのような影響を与えたのかを紹介しながら、最終的に否定する。
とにかく、絶対的に正しいものはあるのかどうか、が問題。内容的には、養老孟司の『バカの壁』に通じるところがあるかも。

対話形式になっていて、生島圭という哲学の先生と、椎名ゆかりという学生と、ドイツの哲学の先生ラルフ・シュプリンガーが登場人物。

椎名ゆかりが、二人に哲学を教えてもらう設定だが、椎名ゆかりが物分り良すぎてムカつく。のは物語がメインじゃないからほっといて、本来なら難しい話であろうに、とてもわかりやすい。
というか、わかりやすくしよう!!というのが伝わってくる。東大と京大で場所は違えど、スタンスは野矢茂樹に似てる、気がする。





多重人格 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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戦うハプスブルク家―近代の序章としての三十年戦争 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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30年戦争に関する日本語による一般歴史ファン向けの本を私は寡聞にして他に知らないから、本書の価値は依然として高いと思う。作者は近代の序章としての戦争であったという観点に立つ。意味するところは、宗教対立とハプスブルク家などの自分が帝国になって単一の秩序・正義を打ち立てんとする普遍主義とが結びついた正戦がいつ果てるともしれない消耗戦しかもたらさないという本戦争の結末から、多数の秩序・正義の並存を認めるシステムを認め、これ以降欧州では戦争は限定戦に合理化され、「宗教のドグマから逃れ」、領主が集合離散を繰り返す非常備軍中心の戦争から、常備軍を維持する徴税制度を備えた国家間の戦争に移行したということ。佐藤賢一氏著「英仏百年戦争」を読んだ者としては、英仏に遅れて他の欧州でやっと国民意識が芽生える契機が訪れたのだなという感想を持った。(もっとも、独・伊を統一する国民国家の成立はもっと後。本戦争はそのドイツからオーストリアが外れる遠因になった。)それにしても、日本の応仁の乱の如く何と錯綜した人物・領邦間の関係であることか。本書をよく理解するためには同じ新書の江村洋氏著「ハプスブルク家」と本書と同じ著者の「神聖ローマ帝国」を事前に読み、同帝国のかたちとハプスブルク家の関わり、長い両者の歴史での三十年戦争の位置づけ及び前後を含めた概略に親しんでおくことを薦める。いきなり本書を読んでも、普遍主義・帝国理念等で始まる第1章でつまずく人が多いのでは?第2章で実際の戦争の展開の記述に入ってからは、傭兵隊長ヴァレンシュタインやスウェーデン王グスタフ・アドルフ等歴史を飾る一級の人物たちの活躍やエピソードに魅了される。しかし、これだけ複雑な経過を辿り登場人物の多い戦争なのだから、もっと地図が欲しいし、系図・年表・索引を付けて欲しかった。最後に、いつもながら戦争の惨禍には粛然とする。




他人を見下す若者たち (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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しばらく前に読みましたが、ここのレビューがあまりにも図星ホイホイになっているので「あえて」投稿してみます。
説得力や詰めの甘さはありますが、共感できる点も多々ありました。「仮想的有能感」は私がモヤモヤ考えていた事を言葉でズバリ表現してもらい、感心しました。
そもそも、洗脳教育の戦時中や高度経済成長期と比べて、洗脳も経済成長も無い(わかりやすく強制的な国家的目的の無い)現代の若者が、当時と同じ意欲や努力意識を持てるわけがない。
この程度の冷静なリテラシーを吹き飛ばすほどに、本書を読んだ一部の読者は感情を爆発させ、このようなレビューが並んだわけです。
(ベクトルはともかく)読者の感情を動かさずにはおけない、刺激的(もしくは挑発的)な著作物だとわかります。
著者の説明に落ち度があるからと、その忠告を完全に無視する姿勢。自分に甘く、著者に厳しい反応。
まさに著者の指摘通りではありませんか。
自省の前に本書の批判、著者の批判に躍起になる、このレビュー群こそ、本書の本質的警鐘を証明していると言えるでしょう。
自分にも相手にも省みる点はある。その時に、まず相手を叩くのか?自省するのか?
「昔の人もそうじゃん」と「いいわけ」する前に、まず自省できる人間になりたいと思いました。





知能指数 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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IQを差別と偏見を助長するための道具として用いるのは良くない、それは著者の書いた通りである。しかし、政治主張が強過ぎると、十分な論証もなしで、論敵に対し一方的に勝利宣言をするだけのダメな本になってしまう。この本は悪い見本。
同様のIQ批判の本であれば、グールドの『人間の測りまちがい』を読んだ方が良い。はるかに内容が深く、かつ論理的。




超人の哲学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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超能力のトリック (講談社現代新書 (799))
販売元: 講談社

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 古典的な心霊トリックからユリ・ゲラーまで主に西洋の社会でおきた心霊・超能力事件のトリックをわかりやすい図版と平易な文章で解明する。世の中には超能力や心霊現象を頑なに信じる人もいれば信じない人もいる。すくなくともここでは過去に起きたそれらの事件を解明してある。勿論一部の否定は全部の否定とは成らないがオカルトの世界に突入する前にこういった本を読んで冷静に考えてもらいたい。そうすれば、超能力や心霊現象が本物であるか偽物であるかを見ぬく目を養えるだろうから。


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