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和書 508082 (348)



不安の心理学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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誰でも「不安」というものはあるだろう。この本は、その不安について分かりやすく書かれたものである。不安といっても、人それぞれ程度は違う。身体的な症状を伴う場合も少なくない。それどころか、不安はある日突然やって来るものでもある。

この本では、不安を持っている人の例を多々挙げる。不安に陥った原因も挙げ、身体的な症状や行動も挙げ、不安に対するその対処法も挙げる。だが、その対処法の詳細については本書の目的とするところではないため、筆者の別な本を参照しなければならない。

私がこの本を通して感じたことは、不安に悩まされている人を、一概に“怠け”とか“逃げ”とか“精神的な弱さ”とかで片付けないことである。なぜなら、それは誰にでも起こりうることだからである。

しつけや教育という目的で、子供への締め付けを強くする、会社での上司のチェックが厳しすぎるなどでも、不安を起こさせてしまうこともあるため、人間関係をもう一度見直してみるのも大切なことなのだと思った。




フランス現代哲学の最前線 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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フロイト以後 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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ラカン派精神分析家スラヴォイ・ジジェクの著作の訳でおなじみの鈴木晶さんが、今からおよ
そ16年前に書いたフロイトの入門書。フロイト自身が「メタ心理」と評した精神分析の手法が
成立する以前の、メスメルの動物磁気説から、フロイト自身の精神分析はもちろん、その後の
構造主義者、ポスト構造主義者のラカン、クリスティバ、ドゥルーズ、デリダなどの思想を精
神分析との関連で解説する。

日本における精神分析のキーパーソンといえば今やフロイト、あるいはジジェクの登場ととも
にラカン(河合隼雄が亡くなってからはユングは流行らなくなった)へと移行しつつあるが、
そもそも諸外国ではフロイト、ユングに加えてアードラーが精神分析の「ビッグスリー」でっ
ったらしく、そこらへんの日本と諸外国とのねじれについての指摘もされている。よく言われ
ることだが、日本は今でも思想というのは欧米からの輸入してくるモノだという考えがあっ
て、誰かが日本に紹介しなければまるで手つかずのままになっている、という思想家もいたの
ではないだろうか。例えば、ドゥルーズは浅田彰が『構造と力』を書いたから広まったわけ
で、アードラーはその浅田彰的な紹介役に恵まれなかったとも解釈できる。

フーコー死後のフーコーブームについて論じていたり、クリスティバやデリダ、あるいはドゥ
ルーズ=ガタリがまだ存命中であった時期であることや、はたまた「メチャンコ」などという
おそらく『ドクタースランプ』からの引用と思われるフレーズを使っていることなど、16年と
いう歳月を感じざるを得ないが、それでも読むに耐えないわけではない。マーケットプレース
で安いのであれば、手に取ってみてもいいのではないだろうか。




フロイト思想のキーワード (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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気になるキーワードごとに読んでもいいし、はじめから順に読んでもいい。
「終章 裏から見たフロイト思想」は、エディプス・コンプレックスと、ミケランジェロのモーゼ像を軸に、フロイト自身について分析している。
著者によると、フロイトが取り上げたエディプス物語は、ギリシャ神話の物語の後半部分であり、子どもの視点である。一方、物語の前半部分には、親の視点でエディプスの父ライウス、母イヨカスタの物語があるが、前半部分をフロイトは取り上げなかった。なぜかと著者は問う。また、ミケランジェロのモーゼ像への敬愛は、自己の出生の由来、母子関係の実像を探ろうとする動機が潜んでいたようだ。なぜか...
上記を裏付けるようなフロイトの行動、秘書との関係、弟子との訣別、母親との関係等々、を解き明かしてくれて非常に興味深い。




不老不死―仙人の誕生と神仙術 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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紛争の心理学―融合の炎のワーク (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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今まで漠然と感じてきた疑問、例えば差別をなくそうと主張することが差別を助長するのではないか、と言った疑問が「深層民主主義」というキーワードと共に、明快に意味付けされる。東洋的思想と通ずるところもあり、直感的にも体に入ってくる。

と同時に、今まで自分が何に抑圧されてきたか、何を抑圧してきたかということにも気付かされる。その活用方法の道筋も記されている。

気が付いてみれば今まで無意識にやってきているようなことも多いのだが、気が付く、というプロセス自体が重要なのだ、ということに気付く。どこまでも自覚を促し、さらに自覚の連鎖を促す。

科学万能主義の世の中に矛盾せず内側からの改革を誘発するような、21世紀のための新しいタイプの宗教書だと思う。





仏教発見! (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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「その者、青き衣をまといて、金色の野におりたつべし。失われし大地との絆を結ばん」
これは「風の谷のナウシカ」のクライマックスでのオババのセリフであるが、本書では2カ所に記載され、仏教の本質の例えとしている。→わかりやすい。
他にもチルチルミチル、キリストの衣、マザーテレサなどを例示として、教えを表現している。→なるほど。
そうやって読み進み、自分が理解したことやためになったという感想が、著者の講演を聞いた高校生の感想とほぼ同じというのが、(40を超えた身には)こっぱずかしかったが。
著者は奈良の博物館の学芸員であり、特定の宗派に偏らずに書かれているのが良い。ただし序章は説教臭かったけれど。




プラス暗示の心理学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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ヘルピングの心理学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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わかりやすいです。
嬉しい・悲しい等の感情の表現、もっと気持ちに沿うためによりクライエントの感情に近い表現を学べる本です。
特に、カウンセリングを学び始めた方には、参考になると思います。




弁証法はどういう科学か (講談社現代新書 (159))
販売元: 講談社

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表題と肯定的論評から、「ヘーゲル式弁証法の現代的入門書」と勘違いしてこの本を買ってしまいました。これはマルクス主義の教本です。本屋の店頭で数ページめくれば気付いたのでしょうが、ネットで買うと稀にこんな失敗があるようです。
だから星一つというのも失礼なので、星三つ(無評価)ということで。


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