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和書 529056 (34)



だめダムが水害をつくる!? (講談社+α新書)
販売元: 講談社

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水害を実体験された方々の証言で始まり,これまでの日本の治水のありかたの変遷を丁寧にたどっています.中程では,現地調査の報告や河川工学が専門の新潟大学工学部の大熊孝教授との対談や発言が取り上げられています.大熊教授の堤防破壊による水害被災地観察では,一般にはあまり知られていない所見が述べられていたりと,関係者にとっても貴重です.そうした現地観察や水害体験者の証言そして内外の河川行政の変遷などから,これからの治水,水防のありかたが提示されています.その一つは,水害防備林の復興です.高い堤防にも弱点があるので,それを軽減するために,古来からの手法をもっと復活させようというのです.また,減反で放棄された水田などを河畔にもってきて遊水池にしたりするアイデアも示されています.
このように,著者の意見だけでなく,多数の証言が集められており,客観的に記述しようとする意図には好感が持てますし,文章がとても読みやすいので,幅ひろい一般読者にお勧めです.




だれが中国をつくったか 負け惜しみの歴史観 (PHP新書)
販売元: PHP研究所

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あとがきにもあるように、「だれが中国をつくったか」といえば
それは司馬遷以来の歴史家たちなのであって、彼らの手で
「正統」という儒教的観念に基づく歴史叙述法が規定されて以来、
中国人の歴史意識はそこから出られなくなってしまい、
現実を糊塗して理念を先行させる歪んだ傾向を生み出した、
というのが本書の主張である。

上に述べた内容は、著者の他の著作でも繰り返されているし、
5章までは、歴代の正史に現実を捻じ曲げた虚構がいかに多く含まれているか、
という同じパターンの告発ばかりが続くので、やや、単調に感じられた。
また、本書の主張自体には必ずしも直接関係がないような
個々の歴史家についての伝記的事実が、妙に詳しく語られている部分も多く、
単に紙数を埋めるためでは? という気がしないでもなかった。

最後の章に登場する、清の乾隆帝時代の『欽定外藩蒙古回部王公表伝』が、
満洲語に堪能な漢人官僚の手で書かれたものであり、
このたぐいまれな歴史書が、満洲語の文書を基礎としているために、
例外的に筋が通った歴史的記述をなしえた、という事実は興味深いが、
ここでも編纂者である祁韻士の伝記的事実ばかりが淡々と綴られ、
『欽定〜』の中身がこれまでの歴史書とは具体的にどう違うのか、
という点についてはほとんど触れられておらず、物足りなさを感じた。

異民族王朝である清朝のもとで初めて、「中華思想」から相対的に自由な歴史叙述が
可能になったという主張は頷けるが、どうせなら近代以降の変遷にも触れて欲しかった。
著者の論法で行くなら、14世紀に『神皇正統記』が書かれているから、
日本人は現代にいたるまで皇国史観から解き放たれていない、
と主張することもまた、可能になってしまうような気がする。




だれが日本を救うのか (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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本書は構造改革礼賛と拙速な改憲論に染まる今日の日経新聞にあって、
まっとうな記事を配信し続けるジャーナリストの手になる評論です。

一見石原慎太郎的な雰囲気を醸し出すタイトルと装丁ですが、
古典などを引用しながら、政治家の言動の軽さに警鐘を鳴らしてます。

書かれた時期が古いだけに、細川・村山政権などの批判が多いですが、
これがまた驚くほど今日の政治状況に当てはまります。
例えば、リップマンなどを引きながら世論を論ずる第4章は必読です。

これは田勢さんの分析が鋭いことの反面、
日本政治が10年経っても全く進歩していないことの表れと感じます。
巨大与党が君臨する2005年、日本の行く末はどうなるのでしょう?




だれも書かなかった「部落」 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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学生時代、京都でしたので地名などのイメージは出来ましたが、
それ以外は初めて聞くことが多くてただただ衝撃でした。

読後と前後して薬物で逮捕者が続出した等の事件が起こり、
非常に説得力を持って読むことが出来た。

私のような本書で詳しく知った人間がこの情報を100%鵜呑みに
出来ないまでも、大阪などで起こっていることを考えれば非常に複雑で
様々な利権等が絡んでて難しい問題だなとしか思えない。

しっかり学ぶことも大事かも知れませんが、個人的にはこのような概念自体
が風化するまで無くならない問題だと感じました。

非常に重たい内容でしたが大人としてしっかりと考えなければいけない問題
であると再認識させられました。




地球と子どもたちへの環境(グリーン)パスポート―今すぐできる30の方法で地球を救おう (ちきゅうにやさしいみどりのほん)
販売元: 柴田敬三

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ちびっこオルガは盲導犬 (〓@53B2@文庫)
販売元: 〓@53B2@出版社

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ちょっとおかしいぞ、日本人 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 うまい。著者の千葉敦子氏は、日本人の、そして日本社会の「気になるクセ・行動」を実に見事に指摘する。「カラオケ・コミュニケーション」「なぜ、トシを聞くの」「喫煙と立小便」「外国人にはわからない?」「集団的サディスト」……、とつい引き込まれてしまうようなうまいタイトルの目次。この本が書かれたのは20年前であるが、こうした「クセ・行動」は、現在も多くの日本人によってしっかりと「守られて」いる。

 日本社会にどっぷりと浸かっているとついつい見過ごしてしまうような、こうした日本人「独特」の「クセ・行動」が、多くの外国人には異様に映るようだ。実は、私もアメリカから数年ぶりに帰国して友人との会話を楽しみにしていたら、いきなりカラオケに誘われ閉口した経験がある。

 日本では、男も女も「あの人はいくつ」とやたらと人の年齢を尋ねるし、これだけ「国際化」が進んだ日本でも、いまだに「立小便」はなくならない。「外国人に分かるはずがない」と最初から決め込んでしまい、流暢に日本語を操る外国人をなかなか受け入れない人が結構いる。週刊誌、テレビは絶えず、血祭りにあげるべく「獲物」を探し求めている。

 著者に賛成できない箇所もいくつかある。例えば、食事のマナーに関して、「私の知る限り、日本人よりマナーの汚ないのは韓国人と中国人だけですね」は、ちょっと独善的すぎる。しかし、全体としては、「まったく、その通り」とうなずく箇所の方がはるかに多い。数多くある「日本人論」の中でも辛口の部類に入る力作といえるだろう。




ちょっとしたことでかわいがられる人、敬遠される人―もっと快適に生きる100の人間関係術 (王様文庫)
販売元: 三笠書房

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「私はきちんと仕事をしているのに、周りから嫌がられるのはなぜ?」という疑問を持っている人に適した本だと思います。
私のように、仕事の内容は追いかけても「周りの人間がどう感じるか」にまで頭が回っていなかった者にとっては、大変ためになる本でした。

人に媚びる方法ではなく、「こう言われたら、気に入る/嫌になるのが人情だよなぁ」といった人間の自然な感情を書いた感覚の本です。
頭ではわかっていても、忙しくなると相手の気持ちを想像することは忘れてしまいがちです。これを読むことで、「自分がこう言ったら、相手はどう感じるかな?」と想像することを思い出すのも良いかもしれません。

ときには「そんなのビジネスの常識だよ!いちいち書くな!」と思う部分のある人もいるかもしれません。しかし私にとっては、常識をきちんと文字にしてくれることが非常にためになりました。

足りない点をあげるとするなら、
「人なら誰でもそう思うよねー」と一般化されすぎているので、まったく違うルールの場所を行き来しなければならない女性にとっては不親切かもしれません。
また、「自分の失敗談をユーモラスに話す」など、有能な男性が少しやれば親しみがわく行動でも、普通の女性がやりすぎると馬鹿にされるだけになる危険のあるものもあったように思います。

仕事の場所には感情を持ち込むべきでないと思っている人が見落としがちなこと、でも人によってはあたりまえのことを、きちんと文字にしてくれた本だと思います。




ちょっとまじめなカラダ講座―悩み多き年ごろのキミたちへ (生活市場)
販売元: 主婦の友社

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ちょっと大人のおしゃれブック (角川文庫)
販売元: 角川書店

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