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和書 529056 (105)



貧乏物語 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 河上肇氏に興味を持ったので読んでみました。まあ御本人の事はさておき,この本は名著の部類だと思います。難点は1917年が初版で,文体が読めないほどではないが,やや古い点ですかね(古典的昭和語)。著作権が切れたそうなので,誰か現代文にしてくれないかな。
 内容は貧乏をテーマに経済学者的切り口でイギリスを題材に富んだ国における貧困をどこからが貧困なのかという定義を行い,貧困線を引き3階層に分けてマクロ社会的に考察し日本とリンクさせている。面白かったのは学校給食の話で「パンの後には教育が国民にとって最も大切」や「多数貧民の児童は,食物さえ改善してやればその他の生活状態は元のまま放置しておいても十分な効果をあげる」というイギリスの実験結果の話から社会福祉への適用拡大や生活必需品の生産性が貧困をなくす話,またアダムスミスに対する考察で,「富なるものは人生の目的を達成する一手段なのだから,必要なのは一定限度で無限ではない」「貨幣による富の価値は人生上の価値と等しくない」などの意見や貧乏な者に対しての倹約論は進歩・発展の視点からいっても好ましくなく,富める者への倹約論は,人を助ける事(貧しい者の邪魔をしない事)に繋がり意味がある等等,今時のデコレーションの多い経済本に比べ経済人としての心構えがシンプルに記述されていて好感が持てた。




法窓夜話 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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すでに著作権保護機関を経過していますので、
テキストファイル等で、ネット上で読むことができます。

内容についてレビューします。
著者は現行民法の起草に携わった穂積陳重です。
現在の立憲民主主義的な法解釈学を主とする法学上での

話題を扱ったものと想定して読み始めると、話題のあま
りの多岐多様さに驚かされることでしょう。立法に関す
る逸話あり、法にまつわる諺あり、訳語作出の苦労あり、
著者の博学ぶりを堪能することができる点で、稀に見る
通俗的な法に関する読み物となっています。




地震・憲兵・火事・巡査 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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強国論 (岩波文庫 青 412-3)
販売元: 岩波書店

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東潜夫論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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政治学 (岩波文庫 青 604-5)
販売元: 岩波書店

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 王政、貴族制、そして直接、間接の民主制、また独裁、寡頭制、共和制…
 アリストテレスが考察した時代までに、既に人類の今日までの政治体制は全て出尽くしている。それらを詳密に比較分析している本書は、著者の個々の見解への賛否を含め、自ら思索する上でのよい叩き台になる。

 人間の考えることは、今も昔もそうは変わらない。しかも、アリストテレスが、下手な現代人より余程優れた分析能力を示し得ているのは言うまでもない。




社会契約論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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「民主主義=多数決」。多分、皆さん小学校でそう先生に言われましたよね。「多数決は民主主義の原則です!!」、とか言って。「じゃあ、人を殺してもいい法律とか人をイジメてもいい法律とか作ってもいいのかよ」って、思いませんでした?
 実は歴史上、民主主義がそんな酷い法律の制定におおいに拘わったことがあるんですよね。言わずもがな、ヒットラーのナチ党の話です。

 子供の素朴な疑問から、近代史の謎までをカバーする、古典の名作です。責任を持った大人として一読しておきましょう。

 ちなみに「中公」との違いは、「岩波の方が詩的・文学的で格調高い」、と云うことでしょうか。・・・・・・逆に言うと、論文調じゃないので、文芸書を読み慣れてないと難読、と云うことなのですが。






政治論文集 上 (1) (岩波文庫 青 629-6)
販売元: 岩波書店

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政治論文集 下  岩波文庫 青 629-7
販売元: 岩波書店

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社会学の根本問題―個人と社会 (岩波文庫 青 644-2)
販売元: 岩波書店

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ジンメル社会学の入門書。
薄いながらも、彼の思想のエッセンスが詰まっているといえよう。

彼の社会学は、社会の「つながり」的な部分にスポットを当てたものである。
個人をつなぎ合わせた集団は、それぞれの個人以上のものになる(ホーリズム)。
それを分析する科学が社会学なのだ。

訳もこなれており、読みやすい。



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