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和書 529056 (190)



最後の連合艦隊―レイテ海戦記〈上〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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最後の連合艦隊―レイテ海戦記〈下〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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サブカルチャー反戦論 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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反戦を唱えること。
メディアに向かってそれを表現できる人間は、それを表現するべきだの主張は、正論だと思います。
何かを表現して残すことが作家の仕事であるわけなので、社会が緊張しているときに何かを表現することは、そんなときだからこそ表現者は非常に目立つし、ひょっとしたらいろんな意味で、後世に名が残るかもしれない。そういった意味では、主張が正しくても間違っていても、表現することは重要です。

そのような中で、自分の好きな作家や、思想家、オピニオンリーダーには、戦争について語ってほしいという素直な姿勢や一市民としての感情を吐露している部分は、とても共感がもてます。

ただ、本書は、いろいろなメディアに書き散らしたものの寄せ集めで、今ひとつ構成力に欠ける部分もあります。それも、ひとつの表現方法ではありますが、混乱する人もいるかもしれません。

まんがやアニメに無理やりメタファーを求め、こじつけているようなところも見受けられ、まぁそれも
ひとつの捉え方ではあるとは思うけれど、その部分については、今ひとつ共感が沸きませんでした。

「説得する」という意味では、この本はあまり論理的でない部分もあるので、あまりいい本ではないのですが、「喚起する」という意味では、程よいエッセイではあります。




死刑執行人の苦悩 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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1978年から、1993年までの死刑執行数は、3 1 1 1 1 1 1 3 2 2 2 1 
 0 0 0 7 となっている。一方、日本の殺人件数は一貫して減り続け、平成19年には、
戦後最低の1,199 件だった。日本の殺人発生率はイスラエルを除いて、世界最低だ。本来なら、
威嚇効果としての死刑執行数は減ってよさそうなものだ。
ところが、死刑執行数が司法行政挙げての厳罰化の中、増え続けた。
2007年は、9(年間は10)、 2008年は三ヶ月を余して、既に13だ。さすがに20を超えそうもないが、いまや日本は世界的な死刑大国になった。死刑制度こそが最良の凶悪事件対策という信念があるかのようだ。
平成初年から三年間、死刑が執行されなかったのは、天皇の代替わりを血で汚すまいとしたのではない。
1989年に国連総会で死刑廃止条約が採択されたからである。日本国憲法では世界の協調することを誓い、
世界から孤立することを誡めている。さらに、恃みの米国や中国でさえ、執行数を減らしている。
ところが、日本は死刑政策に関しては孤立を選択したようだ。
大塚公子は決して、この書で凶悪犯に寛容であれ、と説いているのではない。
命の重さをもっと真剣に考えて欲しいと訴えている。著者は「菩薩本生鬘論」を引き、命の重さには 差別のないことを説明している。そして、何より、反省悔悟した死刑囚は、荒れ果てた命から解脱するだけでなく、新しい人格に生まれ変わることもあるとしている。著者は、拘置所が用意する更生プログラムを紹介している。
その結果、死刑囚は贖罪できるだけでなく、命の重みを知る。中には、常人にも及ばないような境地に達することもあるとしている。
私達は悉有仏性というように、 人間の本質は善だと私達は信じきるべきなのだ。加害者は必死で努力して、
被害者の心の痛みを感じるべきなのだ。そして、拘置所の職員達は加害者の命と被害者の命の重みが、ぎりぎりで釣り合うことを願って手助けをする。
それのみが加害者から被害者への供養となると、 筆者は訴えているように思う。
そんな更生した尊い命を奪わなければならないのが刑務官の職務の一つなのだ。
矯正教育と死刑執行の役割を同時に果たさなければならない彼等の無念を、私達はどれくらい知っているだろうか。
著者は退官した元拘置所長にインタビューしている。
拘置所長は「人間として、こんな恥ずかしい制度はない」と言う。
幼女殺人で死刑が確定した小林薫被告が小学校5年生の時、下の弟に対して書いた詩がある。 この男も人の子だったということだ。
裁判官は死刑判決で、「矯正の可能性が皆無」と断罪した。しかし、更生の可能性は本当に皆無だったのだろうか。
「Mよ
僕やHは
お母さんの顔を知っているけど
おまえは知らない。
でもMには
お母さんのかわりの
おばあちゃんがいる。」
「Mよ
おまえが十才になれば
ぼくは
お母さんのことについて
話したいことがある。」
「お母さんは
ぼくがいたずらをしたら
しょっちゅうおこっていたけど
おまえが生まれる前の日は
早く生んで楽になりたいといっていた。
お母さんが家に帰ったら
おいわいをしょうと思っていたけど
おまえが生まれるとき
出血多量で死んだ。」
「おまえは
お母さんの身がわりだから
大切に
育ててやる。
(詩の中のMとHは実名)」




沈まぬ太陽ニッポン―豊かさとの闘い (角川文庫)
販売元: 角川書店

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自然があなたを殺してる―汚染時代の健康・美容のサバイバル術 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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死ぬまでになすべきこと―子供や配偶者はあてになりません (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 式田女史は『くらしの研究』の編集長で,主婦の関心事の変遷を捉え続けている方です。かつては舅・姑を見送る立場にあった著者と同時期の主婦が,本書が出版された当時には見送られる立場になりつつありました。高齢化社会の問題が顕在化し始めたときに,著者が取り組んだ「老い」についての考察が本書にまとめられています。老人介護問題や尊厳死,臓器移植問題が市民権を得た現在も本書の価値は色褪せません。「外見は美しくしていても,ほんとうは尿瓶の助けを借りるようなことが老いの現実(P. 12)」であり,各人が孤独に直面する問題ですから,先人の体験集が何よりも参加になり得ると考えられます。

 本書はぜひ,20代の方にも読んでおいて頂きたい。私は20代の中盤ですが,最近ようやく実感を伴ってきた体力や記憶力の衰えの延長上に「老い」があること,「骨を噛むような孤独(P. 10)」,「判こや小銭入れや手袋の片一方や,メガネケースが,まるで神隠しにあったようにひょいとなくなる(P. 11)」ことが,いつかは自分が辿る道であることに愕然とさせられます。仏教の開祖・仏陀が王子時代に王宮の3門で老・病・死の苦しみを見て精神の救いを求めたのも当然と思われます。それほど「老い」は古典的な恐怖で,避けようがないものです。ですから,出来るだけ早く「老い」に対する理解を深め,対策を練り,心構えをつくることが肝要ではないでしょうか。

 また,老人の世界には若者の世界と同様,見栄も外聞もありまし,いじめもあれば確執も恋愛もあります。そうした人間の醜さ,特に老醜が目立つがゆえに,かくしゃくとご自分のことを意思決定し,子孫に墓や遺産のことで煩わせずに世を去られる方の美しさ・手際の良さが際立つのでしょう。良く死ぬことは,良く生きること,それは段取りと心構えに通じるという認識を新たにさせられた一冊です。




続・死ぬまでになすべきこと―やっぱり自分だけが頼りです (角川文庫)
販売元: 角川書店

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少女たちの「かわいい」天皇―サブカルチャー天皇論 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 どういう存在か、ということは僕も含めて若い世代はまったく(ほんとにまったくです)考えていないんじゃないか、と思う。
 中学校の頃に、天皇は日本国の象徴で云々の憲法を暗記させられたが、それはやっぱりまったく意味のないものだった。実感がともなっていないところに、理解や思考はともなわない。
 大塚は、政治家があくまで権力の代行者であり、なんでも好きなことやっていいんじゃいぞ、ということを「物理的」に知らしめることだけでも天皇の価値はあった、と述べる。
 今無意識に天皇が捨てられようとしている今、捨てるなら捨てるで、天皇に代わる役割を何に背負わせればいいのか、逃げずに考えなければいけない、と述べる。大塚が危険視するのは、天皇に関する思考停止だろう。
 どうでもいいと思える文もたくさんあったが、刺激的な一冊だった。




象徴天皇の誕生―昭和天皇と侍従次長・木下道雄の時代 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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